2018年2月の話題〜平成生まれの結婚観、“おいしい”の定義、モルゲッソヨ


やっはろー! 「あれ? 今年は閏年だっけ?」と軽く頭をよぎることでおなじみ、2月最終日でございます。

……え? そんなことない? 「もう1日なかったっけ?」ってなりません? そうか……ならないのか……(次の閏年は2020年。2100年までは「夏季オリンピックの年」で覚えればOKっぽい)

さて、それはさておき、毎月末恒例「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナーです。過去4年間の「2月」の話題をまとめた記事は末尾にまとめてありますので、暇な方はよかったらそちらもあわせてどぞー。

 

社会・時事

格安席が欲しい

夜行バスを使っていてそれなりに満足してはいるけれど、「新幹線が安ければ、もっと気軽に遠出できるのになー」とは思う。移動コストの問題で参加を諦めざるを得ないイベントが本当に多くて……。

“問われているのは、世界で戦える総合的な制作力だ”

ネットでもしばしば話題に挙がる、アニメーターの薄給問題や製作委員会のごたごたを見ていると、内部で改善できない以上、こうして外部から仕組みを変えていくしかないのかなと。業界が良い方向に向かってほしい。

モルゲッソヨは時事

「お前それピョンチャンでもモルゲッソヨ?」で耐えきれず吹いた。

街中や喫茶店で高齢者に話しかけられやすい系男子です

たまにこういうことがあると「当たり前すぎて逆に説明できない」ことに愕然とするので、それはそれで見直す良い機会なのかなーと思ってる。ご老人が相手だと、その流れで別のおもしろい話を聞けたりするし。

生活

「勉強する」理由のひとつ

こういう話、好き。ふとした時、過去に習った知識や読んだ本の内容が目の前の出来事や人とつながる瞬間があって、その「偶然性」と出会う頻度を高めるための「教養」なのかな、と。

「おいしさの定義」がおもしろい!

この記事は科学的なアプローチがメインだけど、食レポ的に味を表現する場合は、どうしても文章よりイラスト・映像優位になるよね……。

鳥貴族はいいぞ

「おかしい……サイゼリヤがないぞ……」と一瞬よぎったけど、そういえばサイゼは居酒屋じゃなかった(錯乱)。このラインナップだとやっぱり鳥貴族、個人的には「わん」も結構好きです。

白の世界が美しい

トンネル内の写真って謎のわくわく感があるよね……と思って読み進めてみたら、雪中の写真も最高だった。

“旅人という立場は常にアマチュア”

“旅をすると思うのは、旅人という立場は常にアマチュアだということだ。自分よりその場所に詳しい人、その場所のリアリティの中に生きている人、そういう人たちと会話を交わし、素人ながらに意見を述べる”

考え方

“遠くをみすえて、目の前のことをしつこく”

“偶然リンゴが落ちてくることがあるようなら、それが当たりやすい場所にたっているようにすること、これが大事”

“現状いくらダメに見えても肯定する部分はいくらでもある”

誰かによって示される「輝き方」でなく、自分なりの「小さな肯定」を積み重ねていくことが大切だと思ってる。/“仕事自体を無理に楽しもうとする、より「仕事で自分が何を得ているか」を考えた方がいい”

“誰に何をされても、私の体も心も私だけのものだ。傷ついたとしても必ず立ち直れる”

「好きなものを語る人の横顔は基本的に美しい」の一文がいいなーと思っていたら、最後の段落に軽く救われた。恋愛系メディア・ライターの書いた記事は苦手だけど、この文章はすごくしっくりくる感じで好き。

インターネット

“人間としての「悩みや共通点」までも可視化されて、心の距離が近くなっている”

「若い世代がユーザー体験をインスタの価値として認識しつつある」こと、実は結構大きなポイントなのかもしれない。

目障りなだけになりがちな広告は、こちらの方向に進めばいいのに

広告の何がウザいって、やたらと画面を占拠する割には役立つ情報もおもしろさもなく、ただ損した気分になるのよね。少しでも「おっ?」と思う要素があれば、クリック後の印象も変わるのにと思う。

「○○ブロガー」を名乗るアフィリエイター増えすぎ問題

“書きたいことを書いた上でアフィリエイトが後からついてくるのがブロガーで、売りたい商品があってそのことについて書くのがアフィリエイター”

よくあるやつ

「使用できない文字が含まれています」とエラーが出て混乱していたら、システム的には無効になる種類のハイフンを入力していたこともしばしば。どれが正解かわからないから、入力例の記号をコピペしてる。

161人の習慣から“継続は力なり”を実感する『天才たちの日課』

文字どおり、古今東西の「天才」の習慣をまとめた1冊。小説家、詩人、芸術家、哲学者、研究者、作曲家、映画監督など、161人の日課をまとめています。

興味深かったのが、生きた国・時代・環境などが異なっても、習慣にはそれとなく共通点があるということ。特に「午前中の3時間は集中して仕事する」「毎日の散歩は欠かさない」といった点は共感できたので、自分も意識的に実践したいところ。

主に作品を通してしか見ることがなかった「天才」たちの素顔を、窓からこっそりと覗き見るような読後感もあり、最後まで楽しく読むことができました。

正解のない“言葉”の世界を校正者の目線で考える『校正のこころ』

長年にわたって校正に携わってきた筆者による「校正論」と、校正者の視点から「言葉」の在り方を考える本。

前半では「校正」の歴史・方法・考え方を説明しつつ、後半では幅広い意味での「言葉」について徹底的に掘り下げて考えていく。大切なのは、客観的に文章を読み、言葉を再検討する目線。また、言葉を産み出す「推敲」と、言葉を育てる「校正」の比較が印象的だった。

校正者や編集者を志望する人のみならず、日頃から「言葉」を紡ぎ発信している人など幅広い層に勧められる1冊です。

アニメ放送中!原作を一気読みしてマジ泣きした

アニメを観てビビっときた。あっという間に既刊をすべて読み終わり、少なくとも3回は涙を流すレベルでリアルに泣いた。

描かれるのは、スポ根さながらの棋士たちのアツい戦いと、才能なき20代の物語と、老兵目線の諦観と倦怠、そして奮起。将棋をテーマにしたラノベであると同時に、複数のキャラクターの思惑が絡み合う人間ドラマを描きながら、現代の将棋界のアツさを伝える作品となっています。

いったい何段構えなんだと思わせるほどに波のある展開と、その過程で清算されていく身近なキャラクターとの関係性。それが、苦しくもアツく、それ以上に愛おしい。思わず将棋の勉強を始めてしまうくらいにはハマった作品であり、今後も追いかけていこうと思います。

“伝統には無限サイクルがある”

“伝統って、変わってきて今の形があるのに、変えちゃいかんという人たちがいるから、それはおかしいだろうと”

たまにパラ読みするだけでも勉強になる1冊

感覚的に作っていたブログのレイアウトなんかも、こうして言語化してもらうことで理解が深まっておもしろいのよね。

エンタメ

「音楽」への憧れと盲信

「音楽とは何ぞや」を突き詰めて考えることで、それだけでなく「自分は何にお金を使っているか」をもファンに自覚させている。これをアーティスト側が率先してやっているのが本当にすごいと思う。

『FGO』の海外人気はどこまで広がるのか気になる

ポケモンGO、他の国産アプリと比べると海外での売上率は圧倒的なのに、一人当たりの課金額では日本がずば抜けているのが面白い。また、ほぼ国内の課金のみで世界上位にランクインしているモンストとFGOもパねえ。

いろいろな意味で「ヤバい」と噂の海外発ギャルゲー

前々からちょいちょい名前を見かけて気になっていたので、日本語化待ち。/“ビジュアルノベルで一番好きなゲームは『月姫』ですね” オッ

リアルピピPだ……

“「人生に一回くらいカードを切ってもいいだろう。その一回をこの作品に使っていいのか?」と聞かれましたが「あ、はい。これに使います」と。まぁダメならもう一回使えばいいかなって思ったので(笑)”

「食」へのこだわりは万国共通

なにこれこわい。/“パスタを綺麗に半分に折るのって物理的に不可能じゃない?もうこれは犯罪だよ、物理法則にも反してる”

 

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