どもども。最近はヘルシェイク矢野*1とUndertale*2のことばかり考えて過ごしている僕です。寝ても覚めてもヘルシェイク。夜遅くまでUndertale。……いやー我ながら、まっこと健康的な生活ですね。あとたまに将棋。
とはいえ、どれだけヘルをシェイクし、キーボードをぶっ壊しす勢いでイケメン骨兄貴と戦い、精神的に満たされ 絶望し たとしても、肉体的には不健康極まりないわけで。
さすがに引きこもりっぱなしなのもよろしくないかと思い、週末くらいは出かけようと考えたのです。はなが さいてる。ことりたちも さえずってる。――とくれば、外に出ないわけにはいかないでしょう。それがたとえ、誇大妄想に狂っていたとしても。
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なんとなく、あるきだす
ということで、まずは渋谷をスタート地点に据えて、どこに行こうかと考える。渋谷から代々木公園のほう――原宿近辺は最近よく歩いているし、青山・六本木・四ツ谷方面もちょっと前に散策したような覚えがあるし……(参考:お出かけ-街歩き カテゴリーの記事一覧)。
そうなると、逆の西側、下北沢・三軒茶屋・中目黒方面がいいかなー……と考えてGoogle Mapsを眺めていたところ、あるスポットが目に留まった。
そこは、千葉で勤めていた新入社員時代に存在を知り、週末にはわざわざ足を運んでいた、お気に入りの場所。そういえば最近は行ってなかったと思い至り、即決。……よっしゃ、今日はそこを目指して歩くことにしよう。ちょうど道中に代官山があるし、寄り道しつつ向かいましょ。
まずは、渋谷から代官山へ。前にもnoteかどこかで書いたけれど、渋谷近辺って、異なるカルチャーを持つ街が接していておもしろいんですよね。
たとえば「渋谷」と「原宿」はどちらも若者の街というイメージが強いけれど、その “若者” のレイヤーが違うというか。なんとなく原宿のほうがファッショナブルで、渋谷はライブハウスや居酒屋・バーが多め。ショッピング目的で足を運ぶにしても、お店のカラーは明らかに異なる。
さっきまで表参道と地続きの「閑静な住宅街」的なエリアを歩いてたと思ったら、次の瞬間、「ここが若者の街!原宿ゥ!」と言わんばかりに極彩色の情報量モリモリ空間に飛び込んでた。何これ怖い。いつの間に異世界への門をくぐったのかと。
— けいろー (@Y_Yoshimune) 2018年1月21日
こんな感じで。東京都内でも特に山手線の内側を歩いていると、こういう変化があからさまに感じられておもしろい。それは、渋谷〜代官山のあいだでも同様です。
渋谷駅の南側だと、まず首都高速3号渋谷線の北と南で景色が違う。
首都高が通る北側はまだ「渋谷駅前」な雰囲気だけれど、道路を挟んで反対側、セルリアンタワーよりも南側にちょっとでも歩くと、そこはもう閑静な住宅街。とても渋谷駅から徒歩10分圏内にあるとは思えない。それでも、遠目には駅ビルやヒルズっぽいのが見えるので、明らかに “都会” の雰囲気ですが。
で、そんな住宅街を数分ほど歩いて脇道に入ると、今度は個人経営らしき美容院やアパレルショップがちらほらと目に入るように。この辺に来ると途端に「あ、代官山っぽい」と感じられるようになり、道行く人の顔ぶれも変わる気がする。わんこ連れのご婦人が多かったような……。
代官山ゾーンに入れば、代官山Tサイト(蔦屋書店)は目と鼻の先。
週末のお昼すぎということもあって、どこのお店も人でいっぱいいっぱい。だからと言って、平日は静かかと言えばそんなこともない気はするけれど……あ、もう梅の花が咲いてる。
せっかくなので書店に入って物色しつつ、気になった本をメモ。蔦屋書店は陳列がズルいというか、「その分野に詳しくはないけれど、ちょっと興味がある人」向けの本を目立つところに置いているんじゃなかろうか……。特に雑誌とかムック本とか。 “日本酒特集” にホイホイされた。


書店を後にして、いざ目黒川方面へ――と歩き出そうとしたところ、お隣のヒルサイドテラス前でベーカリーの看板を発見。そういえば、入ったことなかった。
時計の針はもう15:00をまわろうかというタイミングだったので、昼メシを食べていない自分のお腹はペコペコ。悩む間もなく、こちらの『ヒルサイドパントリー』*3さんでランチをいただくことに。厚切りで大きなフランスパンのフレンチトーストが、むちゃくちゃおいしかった……!
代官山Tサイト前の旧山手通りを渡ると、そこはもう目黒区。
東急東横線を横目に駒沢通りを歩き、中目黒駅前で目黒川に到達。ここからは川沿いを南へ向かって歩いていきます。
なんだか妙にスマホをいじっている人が多い目黒川。
「ポケモンGOかな?」というか、ポケモンGOだろうな……と思って自分もアプリを開いてみたところ、この日はイベントを開催していたらしい。おいおいマジかよワシもミニリュウ捕まえるぅー!
……この後、むちゃくちゃ捕獲した。
今月のコミュニティ・デイではミニリュウが大量発生!開催時間の午後12時から3時の間にカイリューへ進化させると、特別なわざ「りゅうせいぐん」を覚えます。 pic.twitter.com/vqxKvl8WWA
— Pokémon GO Japan (@PokemonGOAppJP) 2018年2月16日
ふらっと訪れた目黒川。妙に人……もといポケモントレーナーが多いと思ったら、みんなミニリュウ目的っぽい。案の定、中目黒から不動前まで歩いただけで色違いが2匹も……! pic.twitter.com/ptCL8WlDh2
— けいろー (@Y_Yoshimune) 2018年2月24日
ちょこちょこ立ち止まってミニリュウを捕まえつつ、気づくと、あっという間に不動前駅付近に。目黒川沿いだけでも3kmくらいは歩いたんじゃないかと思うけれど、思いのほかすぐでござった。いやー、やっぱりポケGOはお散歩に最適っすね(歩きスマホはダメよ)。
あと余談ですが、目黒川といえば桜の名所としてもおなじみ。あと1ヶ月もすればライトアップされた夜桜を堪能できるので、よかったらぜひぜひ。露店も出るから、飲み歩けるよ!(※例年だと、ライトアップされるのは中目黒〜池尻大橋の区間になるのでご注意ください)




さてさて、ここまで来たら、目的地まではあと少し。
不動前から東急目黒線に沿うようにして歩き、17:00前には『武蔵小山温泉 清水湯』に到着。――そう、冒頭にも書いたとおり、ここが千葉の奥地で勤めていた頃からそれなりの頻度で足を運んでいた、お気に入りの銭湯・温泉なのだ! 都内のマイベスト銭湯です。
清水湯さんの魅力は何と言っても、銭湯料金(460円)で2種類の温泉を楽しめること! ヨード成分が豊富な「黄金の湯」と、美人の湯でおなじみの「黒湯温泉」。1ヶ所で両方に浸かることができるという、まっこと贅沢な銭湯なのです。けしからん! ありがとう!
また、今回はせっかくなので、サウナもあわせて利用することに。と言うのも僕自身、昨今のブームに触発されるかたちでサウナに入るようになったので、清水湯さんのサウナは未体験だったんですよね。プラス400円を払って、いざいざサウナへ。
公式サイトによれば、こちらの施設は90℃ほどのロキシーサウナ。極端に暑すぎず、檜の香りでリラックスできるため、初心者でも入りやすそう。サウナ内は天井近くの冗談に座ることもできるものの、スペースは限られているため、混雑時は結構な密度になりそうですが。
そして何より、水風呂も黒湯というのが最高。サウナによって暖められ、全身から吹き出た汗を流したら、水温19℃の美肌の湯がお出迎え。
黒湯独特の肌ざわりは、一口に言えば「やわらか〜い」感覚。若干のヌメりを感じるきめ細やかな泉質が、肌を撫でるように身体を冷やし、徐々に浸透していく感覚がたまらない。このまま沈んでもいいや……と思えてくる。最高か……(親指を立てつつ)。
風呂上がりには、ロビーにある黒酢ジュースをごくごくといただき、大満足。時計を見ると、なんだかんだで2時間も温泉とサウナを堪能していたらしい。道理で外が真っ暗なわけだ……。
そんなこんなで、「渋谷から目黒川を通って、武蔵小山まで歩いてきたよ!」という日記でした。
これからの桜の時期、目黒川でお花見をするついでに、このあたりを散策してみるのも楽しいかもしれませんねー。それこそ武蔵小山まで足を伸ばして風呂ってもいいし、五反田周辺で飲み歩くのもいいかも。はたまたさらに下流まで歩いて、品川埠頭を目指そうか……。
どこを起点にするかによってもいろいろな楽しみ方がありそうだし、春になったらまた再訪しようかな。