毎月恒例、「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナー、今回は2021年2月編です。2014〜2020年の2月の振り返りも末尾に掲載しているので、お暇な方はどーぞ!
社会・時事
36歳で印刷会社の社長になった僕が、減り続ける売上をなんとか立て直した話
観察、理念、戦略、実践。積み上げていくことの大切さ。本文の最後の一文が響いた。/“小さくてもいいから「具体的なこと」「目の前のこと」に集中することで、何かヒントが見えてくることがあるかもしれません”
「向いてる仕事」が自分で分からなくてもいい。校正者・牟田都子さんの他者に委ねてみる“仕事の出会い方”
「自分は自分のことを一番知らないんじゃないか」「自分の適正を見抜いたのは仕事を振ってくれる人」という話に共感。営業職時代もそんなことがあったし、今も周囲の人が投げてくれる仕事のおかげで生きていられる。
かっこいいお年寄りから学ぶ、インターネット世代が「いい感じに老いる」ために必要な3つのこと
記事中に登場する、町内会をITで回す御年80オーバーのおばあちゃんがかっこよすぎる……!いくつになっても「学ぶ側」であることを忘れずにいたい。/“すみっこぐらしのとかげはかわいい” わかる(わかる)
YouTubeの「変貌」が、出版業界に大きなインパクトを与えるかもしれない
小学生向けのホラー小説化、ニコ動からYouTubeに軸足を移したクリエイターなど、「YouTube発のオリジナルストーリー」のメディア展開が広がりつつある、という話。未チェックのジャンルの話でおもしろかった……!
生活
1時間前の自分を見ながら飲む「録画飲み会」がおもしろい
「“ひとり酒の濃さとたたかう日西さん”を1時間後にみんなで確認して爆笑する」構図が楽しすぎるw そして「大過去・過去・現在」の画面の並びを見て、『ドロステのはてで僕ら』を思い出した。
金沢駅のトイレで、e-maのど飴を握りしめたあの日のこと
すてきなエッセイだった……!/“あの日、e-maのど飴を握りしめていた自分以上に苦しんでいる受験生が全国中に山ほどいて、今も誰かがトイレの中で泣いているのかもしれない”
『男の子っぽくなっちゃうから』美容室で髪を短く切ってもらえなかった悩みとその後の素敵な話
すてきなエピソード……!③以降からワクワク感がダイレクトに伝わってきて、楽しく読めた。/髪型のイメージを伝えづらい問題、そろそろ何らかの技術で解決できてもいい気がする……ARとかはまだ難しいのかな?
考え方
引きこもりは社会復帰できない、なんてない。
“「『逃げていい』っていう人もいないと、気持ち悪い世の中になると思うんです、僕は。みんなが人生の主人公でキラキラしてる、これは嘘なんですよ。ほとんどがエキストラなわけですから」”
光宗薫、活動休止からボールペン画家に「万年床で1日15時間描いた」
すさまじいインタビューだった……。1日15時間、2ヶ月かけてボールペンで描いたという「海」の作品がすごい。間近で見たい。
勉強用の読書に最適! 本の内容が記憶にどんどん定着する「SQ4R読書術」を試してみた
「能動的に学ぶ」ための読書法。目次を読むことの重要性はあちこちで指摘されているけれど、それをさらに掘り下げているようなイメージ。「問い」を設定し、読み進めながら知識の定着を図る。
絵画レッスン受けたらバチボコに怖い先生が出てきて人生観丸ごと変えられた話
むちゃくちゃぶっ刺さるポイントが多かった……!「流行」や「感想」についての指摘、過去にふれた漫画家か編集者のインタビュー記事でも似たような話を読んだ記憶があるので、創作者に不可欠なポイントなのかなと。
インターネット
YouTubeを観すぎて陰謀論を信じかけるも回避「楽に賢そうな気分になれた」
「YouTubeもTwitterも、使えば使うほど偏った情報ばかり目に入る」ことは常に念頭に置いたおきたいところ。年齢に関係なく、誰もが視野狭窄に陥ってもおかしくないのだから、身近で指摘してくれる人の存在は本当に大切。
子どもが直面する危険を映すドキュメンタリー「SNS 少女たちの10日間」予告編
SNSをテーマにした映画……というだけで観に行きたくなった一方で、予告編だけでもダイレクトに伝わってくる悪意がこわい……きつい……。
バーチャルコミュニティの利点と依存性~VRC学園を通して見えたVRコミュニティの特性~
VR空間においても「学校空間」がしっかりと機能しているの、楽しそうでいいなー! 一方で、コミュニティに所属することで集団アイデンティティまでもが強く強化されてしまう可能性がある、という指摘も興味深い。
エンタメ
星野源×マフィア梶田――孤独なオタクが「創造」に至るまでをひもとく,非常識な対談
あまりにも最高すぎる読み物だった……!星野さんの過去語りもだけど、梶田さんの切り込み方と言語化がさすが。“純粋培養”の前後のくだりとか、星野さんの過去を掘り下げつつ現在の作品分析につなげていてすごい。
『パワポケ』という野球ゲーム界の異端児はどのように作られてきたのか?
もともと野球に関心が薄く、子供の頃はパワプロを遊べるハードもなかった自分にとって、パワポケは「野球ゲーム」を楽しめる貴重なソフトだった。野球……うん! 野球! やきゅうができてたのしいな!(目ぐるぐる)
話題のパペットアニメ「PUI PUI モルカー」Amazonプライム・ビデオで全話配信開始!
ありがとう……ありがとう……これで無限にぷいぷいできる……。しかも「神回だったプイプイレーシング配信、かつ来週はゾンビ回」という、最高すぎるタイミングなのでは……?
他の年の「2月」を振り返る
- 2024年:ヒトナー、AIは「魂」を宿すのか、仕事の辞め方
- 2023年:拡散するChatGPT、国語の文章題と編集者、戦わない戦争ゲーム
- 2022年:日記駆動仕事術、映画泥棒のモデルデビュー、宗教離れと自己啓発
- 2020年:ふなっしーインタビュー、日韓の映画ポスター比較、音声合成技術の展望
- 2019年:バイトテロ問題、SNSとの付き合い方、30代後半からの処世術
- 2018年:平成生まれの結婚観、“おいしい”の定義、モルゲッソヨ
- 2017年:マリカー問題、読モ化するライター、10億円もらえたら
- 2016年:ネットコンテンツの在り方、閉鎖的な関係性の脅威
- 2015年:ブルーボトルコーヒー流行、リアル車将棋
- 2014年:議論の精度、ネタバレの是非、ふなっしーメンテ