2014年2月の話題〜議論の精度、ネタバレの是非、ふなっしーメンテ


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先月から始めました、「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナーでございます。カテゴリ分類はざっくりと。

新海誠×Z会のコラボレーション動画「クロスロード」、これがもう最高で最高で。

8年くらい前から新海さんの作品が大好きで追っかけてきたけれど、今もなお進化を続けているのが分かってたまらんです。田中将賀さんのキャラデザに、歌がやなぎなぎさんというのも俺得。舞台が尾道(向島?)っぽいのも。

これでさらに、新海作品ではおなじみの天門さんが作曲を担当していたら、もう悶絶していたに違いない。ええ、間違いありませんとも。

新海さんの作品について語ると長くなりそうなので、この辺で。

2月は、オリンピックがあったり、ゴーストライター問題が盛り上がったり、関東が2週連続の大雪に見舞われたり、話題には事欠かない月でした。来月は年度末ということで、企業や行政面で動きがありそうな予感。消費税アップも近いし。

僕としては、花粉とPM2.5がどうにかなってくれれば、とりあえずは幸せです、はい。

 

社会

自転車を免許制にしろ、とまでは言わないけれど、何らかの講習は必要だと思う。車の免許を取りに行った段階で、初めてそれが「軽車両」であることを知るんじゃ、遅すぎる。

考え方

「入門書を複数冊読む」という手法は、間違いなく効果的だと思う一方で、時間をかけないと難しくもあるイメージ。何が「大事」で、何が「どうでもいい」かは、時間をかけて学ぶ中で気づいていくものでもある。

「物語」作品において、どの部分に価値を見出しているのか、という差なのかも。結末なのか、過程なのか。未視聴、ただ、未読の人にとっては、どの部分が面白いかがまだ未知数なので、なんとも。

インターネット

10円単位の、少額課金制度とかあったらいいなー。動画でも音楽でもブログでも、ネットコンテンツとは親和性が高いと思うのだけれど。

これはTwitter。Facebookはほぼ使わなくなってるし、LINEがなくなってもメーリスに戻るだけ。

記事タイトルで「ん?」となったけど、読んでみたら、結構まともな内容だったでござる。具体的な案として挙げられている、「都内の青少年のネット依存について実態調査の実施」とか。

ネタ

おもしろい調査。楽譜を読んだり、小難しそうな専門書を読んでいる人って、意外と目にする。

ついにfigmaに手を出すときがきたか……。

あるわー、大学のサブカル系サークルにこういう人達いたわー。僕は知らないものは「知らんがな」と素直に言うキャラだったので、格下に見られていた模様。/「限りなく透明に近いブルマ」に笑った。

応援する力

松岡修造さんのライフワークでもある、「応援」について記した内容。4章構成。

著者が「応援ってすげえ!」と思えるようになった経緯、これまでに接し、応援してきたプロのアスリートたちとのエピソード、家族や友人、部下など、身近な人を応援するにあたっての考え方、日常生活という、よりミクロな視点で、「応援」を生活に取り入れる方法。

誰もが常に、彼のように燃え上がり続けるのは無理だとしても、「ちょっとだけ頑張ってみよう」と考えるきっかけにはなり得る。「応援」には、人を前に歩かせるための力が、強さが、間違いなく、ある。

カゲロウデイズ -in a daze-

発売してすぐに購入、ずーっと積ん読していたのを、ようやっと読み終えた。

「ラノベっぽい」という評価が多いようだけれど、どちらかと言えば、携帯小説に近い。文章力やノリ的な意味で。ストーリーは王道で、何も考えずに読めば非常に楽しめる。キャラクターもなかなかに魅力的。だけど、たまに誰が喋っているのか分からなくなる。続刊に期待。

進化するアカデミア

こんなにおもしろそうなことをやっていたのかー!なぜずっとスルーしてたのだ僕よー!という読後感。本当に楽しそうに取り組んでいることが分かって、「学会」や「研究者」といった存在が身近に感じられた。期間限定の試みということで、終わる前に自分も何らかの形で参加してみたい、心から、そう思えた。

深愛

書店でふと目に留まり、「あれ?本出してたの!?」とびっくり。衝動買いし、一気に読んでしまった。すんばらしい読後感。「水樹奈々」という一人の人間の生き方を目の当たりにして、圧倒されてしまった。

「戦友」こと三嶋プロデューサーも含めて、物事を成し遂げようと戦い続ける人達の根っこには、すさまじい情熱が滾っているのだと感じた。昔から、「CDが出たら買う」程度のファンだったけれど、心から応援したいと思いました。ライブ、行きたい。

「あいつらは自分たちとは違う」という病

近現代史や現代思想、社会運動などにさほど興味のなかった僕にとって、非常に学びの多いものだった。特に、第3~6章。60年代以降の若者論を追いかけつつ、当時の若者と関係の深い出来事が、簡潔ながら分かりやすく説明されていて、彼らが何を考え、社会に要請し、行動に移すこととなったのか、把握することができた。

また、若者論を論ずるに当たって、引用されている書籍もかなりの数になっており、巻末には、10ページに及ぶブックガイドも収録されているので、知見を広げる参考になりそう。

 

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