毎月恒例、「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナー、今回は2024年2月編です。2014〜2023年の2月の振り返りも末尾に掲載しているので、お暇な方はどーぞ!
社会・時事
日立グループ講演レポート|映画監督 押井守氏「人間に残されたフロンティアを語る:AIは「魂」を宿すのか」
- 「(人間は)とっくにサイボーグになっている」という話はその通りかもしれないにゃー。
- スマホやPCが生活と密接な存在になって久しいし、常にSNSと接続して情報の海を漂わずにはいられない人も(自分含め)少なくないし。
ミン・ヒジン、NewJeansを成功に導いた異端の発想「トレンドを無視した方がむしろ創意に富む」
- SNSの拡散性とネットを使ったプロモーションが行くところまで行き着いて、一部では機能不全を起こしつつある2024年現在にこそ必要な、「プロデュース」の在り方が語られている。そんな読後感のある読み物でござった……。
カバー・谷郷氏が語る、ホロライブが伸びた背景とVTuber市場が拡大する余地
- プレス向け勉強会のレポート記事。
- 「VTuberとはなんぞや」みたいな話が最近また話題になってたけど、ビジネス的な観点からの「VTuber」の特徴のスライドがおもしろい!
「中身は全く同じ」なのに……売り上げは“歴然の差” アサヒ「白湯」が“8年前の失敗”から大逆転した理由
- 消費者意識の変化が要因としては大きそうではあるけれど、こうして並べてみると、デザインの力も感じる……!
- ビジュアルもそうだけど、「ホットのミネラルウォーター」をあまり買おうとは思わないのと、シンプルな「白湯」のわかりやすさが強い。
生活
15年間いた奨励会を退会しました。僕の将棋人生の感想戦です。
- 一心不乱に好きなことに打ち込んできたことが伝わってくる、実直で素敵な文章だった……。お疲れさまでした! これからの人生が彩り豊かなものとなりますよう。
名建築ホテルの実測スケッチがエモいとSNSで話題!朝食やアメニティも実測する遠藤慧さんの制作現場に密着「all day place shibuya」東京都渋谷区
- この手のスケッチ、見てるだけで楽しくてワクワクしてきちゃうよね……!
- 実測スケッチの際の視点として、「コップではなくコップが置かれた空間」に着目する、という話がおもしろかった。
「No, thank you.」の消滅......アメリカは日本化しているのか?
- 英語の「No, thank you.」から「I'm fine.」「I'm good.」への変化が、日本語の「結構です」から「大丈夫です」への変化と似通っている、との指摘が興味深い。
- 広い世代が当たり前にSNSを使うようになったことで、短文コミュニケーションへの最適化が進んだ結果、ということなのかしら。
考え方
「これができたら辞める」と決め、お金を貯める。おかずクラブ・オカリナ流「仕事の辞め方」
- まさに今、働き方に悩んでいる人の指針になるかもしれないインタビュー。入社2年目の自分に読ませてあげたい。
時間記録はいいぞ 〜Focus To-Doで充足感あふれる毎日を〜
- ポモドーロツールであるFocus To-Doを「記録」に使う……なるほどな〜〜〜!!
- しばらくTogglを使って日常の行動を事細かに記録していた時期があったけど、Focus To-Doでまとめて記録する発想はなかった。これいいかも!
インターネット
【ahamoが3周年】やった〜!やった〜!やった〜!やった〜!
- オモコロのこの手のフォーマットの記事からしか得られない栄養素があるので、定期的にやってほしいやった〜〜〜〜〜!!!!!
AI生成で30万枚作ってわかったこと
- 「AIの生成画像にはナラティブがない」という指摘。それ自体は漠然と感じていた感覚の言語化ではあるのだけれど、それ以上に、後半の「創作とは」の話が印象に残った。
- 創作とは、世界を手に入れること。自分だけの世界を創造する営みであり、そこで発生するナラティブは、どれだけ他人やAIが模倣しようと、決して奪うことはできないものなんだろうなと。
フリーレン、呪術廻戦、大谷翔平、Snow Man、韓国ドラマ、ちいかわ…性別・年齢層で推されているコンテンツの分析記事が話題に
- 「初音ミク」だと34歳の男性寄りなのに、「ボーカロイド」だと20代前半、「プロジェクトセカイ」になると10代の女性寄りにマッピングされているの、すっごく興味深いな……!
コスメ・メイクをカードゲームに例えた超わかりやすい解説がXで大流行、男女双方ともに理解が加速した関連バズツイートまとめ
- 昨日、タイムラインに流れてくるのを見て「異文化コミュニケーションだ……!」と感動していたら、共通言語のすり合わせと翻訳がガンガン進んでいてすごい。楽しい。基礎を学べるコスメデュエルマンガ、読みたい。
エンタメ
『アイマス』如月千早はミンゴスの人生をいかに変えたのか? 声優・今井麻美が人生の分岐点を振り返る。「29歳のとき、一度引退を考えました」
- 数々の出来事の中で思い悩むこともありながら、それでも考えることはやめずに向き合い続けてきたことの窺える、そんな含蓄深い言葉が刺さるインタビューだった。
- 紆余曲折を経ているようでいて、でも気づいたら落ち着くべき場所に落ち着いているような。やっぱり「好き」はすべての原動力になり得るものだし、別の物事に気を取られて萎縮しちゃうのはもったいないよね……。
ヒトナー - 屋宜知宏
- 朝起きたら、みんなが“ヒトナー”の話をしていた……。だから読んだんです……“ヒトナー”を……。これは……とても良いものですね……いや、自分は決してケモナーではないのですが……いいですね……うん……😇
People - いぬいしょう
- あ〜〜〜!! 好き〜〜〜!!! らぶ〜〜〜〜〜!!!
- なんていうかこう、いろんな「人生」が交差する瞬間が描かれている感じとか、ちょっとした善意が他人と自分を救う感じとか、なんかもうすっげー好き!!!
女友達 - 椎彩人
- わーーー!!! 好き!!! とても!!! らぶ!!!!
- 冒頭3ページで「いったいどのジャンルのマンガだ!?」と混乱するところから始まり、最終的には登場キャラと関係性がぜーんぶ大好きになるほっこり物語。伏線の張り巡らせ方とギミックの構造、最後の回収が巧みすぎる……!
アニメの色と撮影 - 荒木哲郎ロングインタビュー
- 富野由悠季監督と北野武監督の名前を挙げつつ、「隣り合わせにある愛と狂気」について言及されている箇所がおもしろかった。素人目線では作画やアニメーションに意識が向かいがちだけど、「撮影」の視点で見るとまたいろいろなおもしろさがあるんだろうなー。
他の年の「2月」を振り返る
- 2023年:拡散するChatGPT、国語の文章題と編集者、戦わない戦争ゲーム
- 2022年:日記駆動仕事術、映画泥棒のモデルデビュー、宗教離れと自己啓発
- 2021年:孤独なオタクの“創造”力、録画飲み会、SQ4R読書術
- 2020年:ふなっしーインタビュー、日韓の映画ポスター比較、音声合成技術の展望
- 2019年:バイトテロ問題、SNSとの付き合い方、30代後半からの処世術
- 2018年:平成生まれの結婚観、“おいしい”の定義、モルゲッソヨ
- 2017年:マリカー問題、読モ化するライター、10億円もらえたら
- 2016年:ネットコンテンツの在り方、閉鎖的な関係性の脅威
- 2015年:ブルーボトルコーヒー流行、リアル車将棋
- 2014年:議論の精度、ネタバレの是非、ふなっしーメンテ