毎月恒例、「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナー、今回は2021年6月編です。2014〜2020年の6月の振り返りも末尾に掲載しているので、お暇な方はどーぞ!
社会・時事
大規模接種センターに行ったら"コミケのときのベローチェ"みたいだったレポ漫画「洗練されてきてるんだね」
単純なオタクなので「まるでコミケのベローチェのようなオペレーションが目の当たりにできるって!? 見たい!!」っていう気持ちにすでになってるし、ついでにコミケも恋しくなってきた。行かねば。
暴力と恐怖の本質を考察 宮城の賀井さん、読書体験記で最高賞に
惹き込まれる体験記だった……!/“H・P・ラヴクラフトのホラー小説に魅了される理由を、自身の過酷な家庭環境と対比して考察した異色の内容。負の連鎖を断ちきり、未来を切り開く意志を明快につづった”
「オタク」になりたい若者たち。倍速でも映画やドラマの「本数をこなす」理由
自分の学生時代にはすでに「キョロ充」なんて言われて揶揄されてたし、「オタクは“拠りどころ”」という指摘も腑に落ちる。最近になってこういう若者が増えたんじゃなくて、割と前からこういう傾向はあった印象。
生活
エンジニアだけど米国で足湯を開湯した話
何これすっげー!「該当する法がないからダメ」じゃなくて「ないからやってみれば?」とGOサインが出る米国。いい。/「オーマイガ!!なにこれAwesome cool!」「水深12インチ以下は法律上、ただの水たまり(Puddle)よ!」」
しゃっくり専門の病院「しゃっくり外来」に行ってきた
しゃっくり外来、そういうのもあるのか……! そしてまさか「しゃっくり」の話で「GABA」が出てくるとは思わず、仕組みもわかっておもしろかった。/「炭酸×アルコール=しゃっくり最大の敵」おぼえた!!
ねこが21歳になった
すてき……。/“ねこの呼吸と体温と鼓動を直接感じていること、そんなわたしたちだけの穏やかな空間がここにあることに深い満足を覚えながら、身体中にひっついた無数のねこ毛をコロコロと掃除するのです”
考え方
ジオシティーズの閉鎖で消えた「わからん科目攻略法」が、埋もれるのがもったいないので、ここで紹介する。
”わからん科目攻略法”に始まり、「意識下でモノを考え続けることの大切さ」「大人は反射行動で生きている」「無意識を活性化させる『個人研究』のススメ」という方向に展開。むちゃくちゃおもしろかった……!
コンサルタントやってた時、重要な対人技術として『「ちがう」と言うな』と習った。
「事実に、人の意見を変える力はない」「事実を認めるよりも『間違いを指摘されたくない』とか『否定されたくない』などの欲求が勝る」「『ちがう』と言わないだけで、人間関係はが驚くほど円滑に回るようになる」
作画速度が全盛期の半分くらいになっていたが画面の解像度を落としたら作画スピードが上がった話
「見えすぎるから時間がかかる」、少し見方を変えると「いろいろできすぎるからこだわってしまう」問題、他のジャンルでもありそう。良くも悪くもどこまでも「質」を追求できちゃうから、予め妥協点を決める必要性。
インターネット
雑談サービスで200人と話した桜林直子さんに聞く。自分を大事にするための「雑談」のススメ
わかる〜〜〜! 内省するのは難しいから、「雑談」によってモヤモヤを形にする。僕自身も雑談には苦手意識があるほうだけど、人の話を聴くのは好きだし、話し相手になることでお手伝いができたらいいな、と思う。
初音ミク、誰も予想できなかった文化の誕生〜奇跡の3カ月(序)
3ヶ月……あの最初期の盛り上がりが、たったの3ヶ月……! ミクさんに代表されるボカロカルチャーの広がりと、その後の音楽シーンへの影響も、こうして改めて整理されるとすさまじすぎる……!
フランスで4万円支給の文化パスを18歳に無料配布→日本の漫画が急速に売上伸ばす 書店や版元に実際のところを聞いてみた
めちゃくちゃ良い効果出てる……!/「いずれにせよ(漫画は)大変な人気がある。本屋は別の本も漫画の隣に置くようにしています。そして37%の若者は漫画と一緒に小説など別の本も購入しているというのです」
エンタメ
言葉の獣
ウワアアアアアアア好き!! めっちゃ良!!! 最近はこうやって言葉のひとつひとつに向き合うことができていないから、なんとなく襟を正す気持ちで読んでしまった。『頑張れ』をモフりたい……モフられたい……。
【ゲーミングお嬢様 VS 対ありでした。】2人の作者に聞く“格ゲーお嬢様漫画”が生まれた理由
めちゃくちゃにアツいし共感できる話が多い対談だった……! のだけれど、もはやこのお二人が普通の口調で話していることに違和感がありますわ……。どうしてお嬢様言葉じゃないんですの……!?
スマブラに鉄拳のカズヤが参戦する意味をおまえは理解する
圧倒的パワーでねじ伏せるタイプの文章と見せかけて、「崖から転落させてころすゲーム」「飛び道具とかいっさい持たない」と伏線を撒き、それをひっくり返して鮮やかに回収する構成が美しすぎる。
モルカー、映画化決定 まさかの3D・MX4Dで全話一挙上映 7月22日から
声を出しての応援上映ができない昨今、観客みんなで盛り上がれるナイスアイデアなのでは……!?/“(モルカーボールを)観客の皆様にもPUI PUI鳴らして頂くことで、更に一体感を味わって頂けるのではないか”
「はじめてゲームプログラミング」の衝撃
約束された「完成」と「達成感」……もうそれだけで遊んでみたくなるし、あちらこちらで聞こえる「子供が夢中になって遊んでる!」という声に対する納得感が高まるな……!
他の年の「6月」を振り返る
- 2024年:きぬた歯科と広告、ハトを飛ばす会社、理想の老い方
- 2023年:Apple Vison Pro、日本の住所のヤバさ、AIで生成される“写真”
- 2022年:空前のお嬢様ブーム、言葉を知ることの大切さ、自分を愛するための考え方
- 2020年:90年代東京の動画、ニコ動と青春、ホットサンドメーカー
- 2019年:おもしろがり力、不可解で不確かなもの、ネタとしてのタピオカ
- 2018年:飲み会の遠足化、勉強する意味、嫌儲の起源
- 2017年:ネイティブ広告の是非、合理的配慮、写ルンです講座
- 2016年:電子書籍の行方、✝女子座談会✝、炎上を防ぐ為には
- 2015年:きんもーっ☆から10年、拡散する「炎上」と言葉の意味
- 2014年:日記を書く意味、パロディとパクリの境界