毎月恒例、「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナー、今回は2023年6月編です。2014〜2022年の6月の振り返りも末尾に掲載しているので、お暇な方はどーぞ!
社会・時事
AIで写真を“生成”するカメラが登場。果たしてそれは「写真」といえるのか製作者に聞いてみた
- オワーーーッ!!! アイデアもビジュアルもおもしろい!!
- 目の前の風景を切り取るのではなく、「場所・時間・天候などの情報をもとにして、生成AIが『その条件で撮れそうな写真』を作り出す」カメラ。
- よく知られる「AR(Augmented Reality)」とは別物だけれど、ある意味では、概念としての「拡張現実」っぽさもある……?
とにかく日本の住所のヤバさをもっと知るべきだと思います
- 「あるとは限らない字(あざ)」の存在はなんとなく知っていたけれど、それ以外の構造も想像以上に複雑怪奇すぎる……!
- これを正確に把握して荷物を運び続けている配達業者さんにはマジで頭が上がらない。
- そもそもこの記事を読むまで「字(あざ)」の概念を忘れかけていたし、そういえば「住所入力の際に全角ハイフンを入力するの面倒だよなー」と思っていたけれど、「ハイフンっぽい記号」のバリエーションが多すぎる問題もわかるっちゃわかるし……もうなんもわからん……。
基本4情報での名寄せは難しい
- こんな複雑怪奇な戸籍情報をうまく運用してきたこと自体がとんでもないのでは……? そしてマイナンバーすっげー!
Apple Vison Pro「やばい」。掛け値なしに驚きの体験、実機レポート
- Vision Proの実機を体験した詳報。
- 「HMDを含む数々の先端デバイスを適切な言葉で長年にわたり紹介してきたライターさんが語彙を失うレベル」と捉えると、「体験」としては本当にものすごいものなんだろうな……。
独立国だけど領土がない!?「マルタ騎士団」ってなんですか?
- 「マルタ騎士団に興味ありますか?」と声をかけられてランチに赴き、おしゃべりをした気の良いおじさん(騎士)の名刺を見たら、相手はお城に住む公爵。
- そのままランチを重ねた結果、騎士団に推薦されて――って、なんかもうあらゆるお話が異世界じみていてすごい。
生活
一本の食パンを丸ごとフルーツサンドにしてみたい
- ウワーーーッ!!!! 建築途中のビジュアルとワクワク感もたまらんけど、完成形の断面図が期待以上に魅力的!! 良い!! 大勢でワイワイしながら喰らいたい!!!
ドライブ中に聴く音楽は何がベストなの? 脳の専門家に聞いてみた
- 繰り返し出てくる単語「脳番地」に影響されたのか、「そういえばRADWIMPSの『夢番地』も営業車でよく聞いてたっけな……」と思い出すなど。
- 急にコンピアルバムの「image」が出てきてひっくり返りそうになった。懐かし〜〜〜!! 中学時代に何度かCDをレンタルした記憶があるけど、今の今まで忘れてた!!
ヤマト糊ってなんですか?
- アラビックヤマト、あえて色をつけてたんだ!?
- 子供の頃からお世話になってきたのに、知らないことがいっぱいで楽しい〜〜〜!!
考え方
頭を使って働く人に、読書が絶対に必要な理由。
- 日常会話なら「伝わればおk」のスタンスだけれど、国語の勉強においては、言葉の意味は明確に区別して覚える必要がありそう。
- 理由は記事のとおり、“「知らない言葉」を「勝手に自分の知っている言葉に変換してしまう」という、悪い癖”になってしまいかねないから。
- でも一方で、「文脈や状況を考慮しつつ、その言葉が指し示す意味を類推して変換する」ことがコミュニケーションにおいて役立つ場面もあるのかな、とも。
- もちろん、適切な類推をするためには語彙が不可欠だから、結局のところは「本は読んだほうがいいよね」という話にはなりそう。
今井むつみ 言語習得に見る知性の本質
- 「オノマトペが母語の『音』の体系を自然に学ぶ役割を果たしている」という指摘、おもしろ〜〜〜!!
- 「AI技術の発展によって外国語を学習する必要はなくなるのか」という問いに対しても、記事中で取り上げている「記号接地」と紐づけて答えられていて腹落ちした。
先輩から聞いた中庸が深かった
- あれこれ考えさせられる、自然と考えたくなる、素敵なお話だった。
- 直立不動でバランスを取っていられるほど、足場が安定している時代・社会・環境はそうそうないんだろうなと思う。
インターネット
ウェブをますます暗い森にし、人間の能力を増強する新しい仲間としての生成AI
- インターネットはおしまい!
- ウェブ上での「交流」が、オープンなSNSからクローズドなコミュニケーションアプリに移行している感覚は実際にあるし、記事中の指摘の多くがありえなくはなさそう。
- オンラインが信用できず、人間同士のやり取りが完全にオフラインへと回帰するようなところまではいかなくても、揺り戻しはありそうな。
- あるいは、「オンラインでもまだ信用できそうな(AIではない)“人間”が集まる場所」としてのVR SNSの可能性が……?
【推しの子】:ヒットの裏側 異例の第1話90分は必然だった 神曲「アイドル」誕生秘話も
- 最初こそ「第1話が90分ってなにごと〜〜〜!?」ってなったけど、「この作品ならではの第1巻の衝撃」を表現しようと考えたら、たしかにあれが最適解としか思えないよね……。それを形にしてしまうクリエイターさんたちもすごい。
ChatGPTに共通テスト(旧センター試験)を解かせてみた
- 日本語との相性の問題を抜きにしても、「読み取る」系の問題はまだまだ難しいのかな。
- そもそも人間のあいだでも解釈が分かれそうな部分ではあるので、AI時代においては「読む」力がますます重要になる可能性が……?
エンタメ
俺はゼルダに向いてないかもしれない
- “僕は「国語で理解できないものが、実行不可能」なのではないだろうか?”という自己分析がめちゃくちゃおもしろい。
- と同時に、「ゲームにおける失敗体験」というトピックでもあれこれ考えられそうで楽しくなってきた。
「ゲームのモーションブラーや被写界深度、色収差、レンズフレアって本当に必要なの?」という問いかけに対して知見集まる。それぞれの演出がもたらす効果とは
- 「世界観を伝えるための映像表現」と考えれば、よっぽどの違和感でもないかぎりは気にならないかなー。
- 各表現が効果的に使われている場面の解説と、「人によって何を是非とするかが違う」という指摘もおもしろい。
他の年の「6月」を振り返る
- 2022年:空前のお嬢様ブーム、言葉を知ることの大切さ、自分を愛するための考え方
- 2021年:30代にとっての“友達”、わからん科目攻略法、“オタク”になりたい若者
- 2020年:90年代東京の動画、ニコ動と青春、ホットサンドメーカー
- 2019年:おもしろがり力、不可解で不確かなもの、ネタとしてのタピオカ
- 2018年:飲み会の遠足化、勉強する意味、嫌儲の起源
- 2017年:ネイティブ広告の是非、合理的配慮、写ルンです講座
- 2016年:電子書籍の行方、✝女子座談会✝、炎上を防ぐ為には
- 2015年:きんもーっ☆から10年、拡散する「炎上」と言葉の意味
- 2014年:日記を書く意味、パロディとパクリの境界