2018年6月の話題〜飲み会の遠足化、勉強する意味、嫌儲の起源


 おいっすー。
 あっという間に6月最終日。2018年も半分が終わりますねー。

 あまりにいろいろとありすぎて、後半はぼーっと過ごしがちだった今月。それでも原稿の〆切はあるし、梅雨は明けるし、冷房のない自室は例年通り暑さがパねぇしで、何があろうとやっていくしかないんだよなーと。ともあれ、平成最後の夏。死なないようにほどほどにがんばるぞい。

 そんなわけで、毎月末恒例「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナーです。記事末尾に2014〜2017年の「6月」のまとめ記事へのリンクも貼っているので、よかったら一緒にどぞー。

 

社会・時事

“『自分が今熱量のあることを突き詰めていくと、自然とキャリアが形成されている』”

かっこいい。日本とエストニアがすべてじゃないけれど、「別の選択肢の存在を知る」ことで救われる就活生もいると思う。

「好きを仕事に〜」じゃないけど、大切な事が書いてある

“水族館の人たちは魚が好き過ぎるのです。魚をうまく飼育して増やして、給料がもらえればそれで満足。お客さんに楽しんでもらうという意識がありません”

素敵な文章。それだけにやるせない

理想の編集者の姿を垣間見た。/“「アクセス数なんてどうでもいいんです。PVよりも内容です」「なるべく好きなものを好きなように書いてください、僕がそれを読みたいんです」”

生活

都内の夜散歩企画とかやってみたい

この時期の夜散歩はマジで「ちょうどいい気候」で楽しい。真夏は真夏で良いけれど、熱帯夜は水分を奪われるので、飲み歩くには微妙なのよね……(でも夏祭りは最高)。

“その街を集中的に理解して「制圧した!」という気分になりたい”

わかる。ゲームのマッピングとか、NPC全員に話しかけないと気が済まない感じ。

地酒ガチャ……回しに行きたい……!

魚がうまくて日本酒も豊富でコスパ良しとくりゃあ、そりゃ混みますよね……。

最オブ高になって優勝できるタイプのお店だ……

むちゃくちゃ惹かれるやつだ……。飲みたい……。

すっごいわくわくに満ち溢れた内容だ……!

そんな価格帯のコース料理を食べたことなんて2度も3度もないけれど、たしかに「ライブ」感あったかもしれない。帰宅してからもセトリに思いを馳せる感じ。

考え方

無駄だと思いながら学んだことが「教養」になる

「ゲームをクリアするまでの最短距離を走るのではなく、一見有効ではなさそうなことをいっぱい試してみる」という気づきが、最後の「大嫌いだった勉強」の話に結びつくのがいいなー。

 “「無駄な知識は無い。新しいアイデアは複数の知識から生まれる」”

「ストイック」という言葉を全活動で体現しているようだ……。なんかもういろいろとすごい。

「わかりやすい答え」に向かうコミュニティでは多様性が生まれにくい

“「ファン」や「信者」と呼ばれるような人々を束ねていきたいのであれば、どんどん答えらしきものを提示していったほうが効率は良い”

むちゃくちゃおもしろい「デザイン」の話

“ロゴやパッケージ、ポスター、WEBなどのデザイン成果物は、何かしらの目的を果たすための手段の一つにすぎません”

インターネット

重要なキーワード “「価値(がないと思っているもの)の現金化」”

「価値(がないと思っているもの)の現金化」、ここ数年に当てはまるキーワードっぽい。/“自分には価値のないものを、デザインや情報、インターネットを組み合わせて(欲しい人へ)最適化したい”

貴重な体験談

ここまで直接的だったかは覚えていないけど、捜査協力をしたときに似た文言を読んだ記憶があるぞよ……。/”このような犯行を行う犯人を私は許せませんので、警察で捕まえて厳しく処罰してください”

「女よりパンを選んだおじさん」でありたい

学びがある。/“「いじる」がコミュニケーション手段の上位に来る人には「自分はかわいい・かっこいい・モテるから不快に思われないだろう」という前提がある”

愛があれば燃えにくい

“5ちゃんまとめ記事も、攻略サイトも、二次創作の同人活動も、ついでに言うと他業種から参入してきたオタク相手の商売なんかでも、愛が足りない行動は叩かれやすい”

そんなー(´・ω・`)

次はこれが流行る(*´ω`*)

1人の棋士の“学び”の視点と、師匠のあたたかな視線

 「師匠」の目線から「弟子」の学び方を紐解いた本。

 「藤井聡太」という1人の棋士を通して見る「将棋の魅力」と「学び方」を中心に、多彩なトピックが盛りこまれた1冊となっています。

 師弟関係のエピソードのみならず、棋士目線の物事の考え方、将棋にとどまらない教育法、勝負の世界に身を置く者が語る人生訓など。それでいて、数多くの学びを得られる内容であると同時に、純粋な読み物としても極上。

 将棋と向き合う藤井少年の姿を事細かに述懐する本文からは、弟子を見守る師匠の優しい視線が感じられました。将棋ファン以外にもおすすめですよ!

なぜ博士キャラは「〜じゃ」と話すの?リアルでは聞かない言葉遣いを紐解く

 「〜じゃ」と話す老人や「ですわよ」と話すお嬢様(女性)など、特定のキャラクターと結びついた特徴的な言葉づかい──「役割語」の機能と成り立ちを概説した1冊。

 〈老人語〉にせよ〈お嬢様ことば〉にせよ、日本人であれば誰もがわかる表現なのに、現実には使っている人がほぼ見受けられない不思議。それら役割後の起源は、なんと江戸時代にまで遡るのだとか。

 歴史学・民俗学・社会心理学の視点から「ことば」について紐解いた内容で、知的好奇心が満たされること間違いなし。趣味や仕事を問わず、創作に携わっている人にもおすすめの本なのじゃ。

エンタメ

“この度、野原家から離れることに致しました”

マジか……。残念だけど、矢島さんのコメントを読んで納得。長年にわたりお疲れさまでした。

“「みんなで同じポケモンを見る」のか「それぞれの視点で違うものを見るのか」”

アツい。/“『ポケモン GO』が──ものすごくオリジンに近いものだった”

 

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