おっすおっす。2017年上半期最終日だよー。みんなー、げんきー?
6月も今日で終わり。なんか今月はあまり梅雨っぽくなかった気がするけれど、お天気お兄さん&お姉さん的にはどうなんじゃろか……。まあ梅雨が明ければ夏も間近ということで、クソ暑くなる前に運動の習慣も付けておきたいところ。筋肉がすべてを救うのだ。
さて、そんなわけで、毎月末恒例「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナーです。末尾に2014〜2016年の「6月」のまとめ記事へのリンクも貼っているので、よかったら一緒にどうぞ。
社会・時事
“2020年には女性の過半数が50歳以上になる”の衝撃
“大事なのは、勉強した後に地元に帰る場所があるかどうかじゃないでしょうか。やりがいのあるものが地元になければ、単に東京から大学を締め出しても、若者は地元に定着しません”
「自分」を曖昧にしたまま働き、日々を過ごすのはちょっと怖い
“他人の目を気にしすぎて、「自分の時間」を生きていない人が多い。限りある人生、「自分の時間」を無条件で譲り渡すようなことをしてはいけない”
生活
いつの世もJKはかわいい(そこじゃない)
男子校マンなので制服事情はわからないけれど、2007年のピンク字はわかる……よくわかるぞ……ってか、今のゲーセンってハサミ置いてないの!?
フィルムの巻き忘れ、あるある
「ほとんどカメラに触れないおじいちゃん」との組み合わせがすてき。この夏は写ルンです片手に出かけようかな……。
アーモンドを導入したい
いまだに小学校入学と一緒に買ってもらった学習机を使っている身としては、謎の対抗心がわいてくるな……(スピーカーいいよね)
文体が“ケータイ”っぽいのも味わい深い
ウキウキひゃっほぅなかわいいお父さんの報告メールかと思ったら、ちょっぴり切ないラブレターだった。楽しんできてください!
考え方
「大嫌い」とまではいかなくとも共感できる
「ひとり」の在り方と精神性について。/“私が嫌いだったのは、「みんな」という言葉を免罪符に、「ひとり」の犠牲を強いる学校のシステムだ”
「好き」から広がる好奇心と関係性
“「好きなもの」は、自分の輪郭を固めるためにあるんじゃない。自分のコミュニティを限定するものでも、ない。 他の専門分野を持った誰かと、自信を持って知識を交換したり、手を取り合うための手段でもあるんだよ”
“どんな人でも“公平に扱う”というコンセプトは日本には全く通用しない”
ブコメとあわせて読みたい。/“日本人ははっきり言って物事を深く考えるのが得意ではない。欧米の学生がするような冗談交じりのディベートや批評などをする機会が、子どものころから日本にはないからだ”
一番嫌いなのは「休日にかかってくる上司からの電話」です
営業時代は電話のやり取りが当たり前だったけど、自分の場合「携帯での顧客とのやり取り」はできても「営業所で取る見知らぬ人からの電話」は苦手だった。
インターネット
最高にアツい
“私達が今本当に考えるべきは、私達にとって良いネットメディアにがんばってもらい、害のあるネットメディアに退場してもらうにはどうすれば良いか、という議論なのではないか”
「知識を得るための知識」が必要不可欠である現在
“現状のGoogle検索の正体は、「知識の無い人に知識を授ける」ツールではなく、「知識の豊かな人だけが知識を引き出せて」「知識の乏しい人には質の良くない知識しか与えない」ツールと言っても過言ではありません”
誰もが被害者にも加害者にもなりうるインターネット
あれだけ話題になったのにいまだ中傷がやまないって、本当に異常だと思う。ただ、こうして誰もが加害者になりうるからこそ、情報の扱い方には常に慎重でありたい。
“金の切れ目が円の切れ目ってな。ってどっちもゼニやないかい。ガハハハハハ!”
「にじよめちゃんへのインタビュー」というだけでぶっ飛び企画なのに、公式アカウントに限らないSNSとの向き合い方や、艦これ全盛期のソシャゲ業界分析など、盛りだくさんの内容。すっごいおもしろかった。
“結局書くことに執着する人しか続かないのでは、と思ったり”
へーきへーき!フレンズによってとくいなことちがうから!/手斧飛び交うはてなパーク……どったんばったんおおさわぎ……。
本
3人の医者が、3人の患者の「死」と向き合う物語
いわゆる「医療小説」に区分される作品でありながら、描かれている「死」があまりに鮮烈すぎて驚いた。誰にも等しく訪れる、決して逃れることはできないもの。小説自体は作られた“物語”的でありながら、「死」だけが嫌に生々しく感じられる。
2人の医者と、死に至る3人の患者――それぞれの視点によって本作が掘り下げていたのは、「死生観」であると読めた。良くも悪くも“物語”として単純化されてしまった、死にゆく人との向き合い方。それを“物語”の力でもって再検討した“物語”こそが、本作なのではないかしら。【感想記事】
『外の世界』と、徹底された「自分語り」によって伝わるもの
『あの花』『ここさけ』などのアニメでおなじみ、脚本家・岡田麿里さんの自伝。興味本位で手に取ったところ、最後の4行でなぜか泣けてしまった。周囲を山に囲まれた秩父の街の、家の中の狭い部屋で思春期を過ごした少女が、“外の世界”へ飛び出して現在に至るまでのノンフィクション。
ただ淡々と自分語りをしているだけなのに、それでも読ませる、強く共感させられてしまうのは、筆写の筆力ゆえか、はたまた誰にも普遍的な経験であるためか。岡田さんの作品のファンはもちろんのこと、広い意味で「生きづらさ」を感じている人に勧めたい1冊。【感想記事】
筆者の教養を培ってきた「本・人・旅」の存在
出口さんの本を読むのは2冊目。筆者が長年にわたって培ってきた、「教養」を身につけるための方法・考え方をまとめた1冊。
全体的に筆者の経験談を軸に話が進んでいく印象を受けるものの、その内容は想像以上に実践的。人生における「ワクワク」をもたらしてくれるものであり、「自分の頭で考える」ことが本質である「教養」の培い方のみならず、多彩な視点から日常面白くするヒントを与えてくれる。
ビジネスパーソンはもちろん、社会に出る前の学生さんなども含めた、「教養」とは何たるかを改めて考えたい人に広く勧められる1冊となっています。【感想記事】
多種多彩な「文章術」を学ぶ前に、基本の「作文技術」を見につける
一口に言えば、「正確・簡潔・明瞭な文章を書くための技法をまとめたハウツー本」。
タイトルのとおり〈理科系〉の人をターゲットにしてはいるものの、書かれているのは〈文科系〉の人にとっても不可欠な「作文」の基礎。「なんとなく」で文章を書き散らしてきた人にこそ熟読してほしい1冊だと言える。
さらには、文章を読んだ人全員に等しく同じ情報が「伝わる」ような作文技術は、ネット炎上を回避するための心得としても参考になりそうだ。学校の授業では習わなかった「作文」の基礎を網羅した本としても、万人に勧められる指南書だと思う。【感想記事】
ハチャメチャ楽しく、ちょっと切ない、フィリピン留学体験記
イラストレーター/漫画家の筆者さんによる、ハチャメチャ楽しく、ちょっと切ない、フィリピン留学体験記。「半年間の留学記」というレポートの体裁をとってはいるものの、ある意味ではひとつの「物語」として読めてしまうほどに作りこまれていて、純粋な読み物としてもおもしろい。
クラスメイトはもちろん、学校の先生たちも含めて筆者さんが出会った一人ひとりの人柄が細かに記されており、ものすごく親近感を感じられました。機会があったら、筆者さんの過去作品にもぜひとも手を出してみようと思います。
エンタメ
うんこれはわかる
“漫画には感動的なシーンがあったり、戦うシーンなどがあったりしますが、うんこ・ちんちんを描くことで子どもたちは前向きになれると思うんですよね”
すべての作風は「ダヨみ」に収束する
点描のダヨーさんやべえ……と思いながら見てたら、「ダヨみ」ですべて吹き飛んだ。ダヨみ、とは。
言われてみれば、なるほどだった
“「未来日記」と「ひぐらしのなく頃に」は、いずれも情念の方向性が恋愛よりも家庭不和や自我寄りなので、ヤンデレといっても違う向きだと思います”
他の年の「6月」を振り返る
- 2024年:きぬた歯科と広告、ハトを飛ばす会社、理想の老い方
- 2023年:Apple Vison Pro、日本の住所のヤバさ、AIで生成される“写真”
- 2022年:空前のお嬢様ブーム、言葉を知ることの大切さ、自分を愛するための考え方
- 2021年:30代にとっての“友達”、わからん科目攻略法、“オタク”になりたい若者
- 2020年:90年代東京の動画、ニコ動と青春、ホットサンドメーカー
- 2019年:おもしろがり力、不可解で不確かなもの、ネタとしてのタピオカ
- 2018年:飲み会の遠足化、勉強する意味、嫌儲の起源
- 2016年:電子書籍の行方、✝女子座談会✝、炎上を防ぐ為には
- 2015年:きんもーっ☆から10年、拡散する「炎上」と言葉の意味
- 2014年:日記を書く意味、パロディとパクリの境界