誰も傷つけない笑い、バーチャル蠱毒、2018年の鮫島事件〜今月気になった話題(2018/11)


 おっすおっす! 11月が終わるのに気づかず、いつものまとめ記事の準備を忘れていた僕です。……いや、ぶっちゃけた話、例のバーチャルオーディションを追いかけるのに忙しいだけではあるのですが。やべえよ……推しがかわいいよ……しゅき……。

 ──とまあ限界オタクと化した自分の話はさておき、恒例の「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナーです。すでに12月に入っていますが、今回は11月分ですね。末尾に2014〜2017年の「11月」の記事へのリンクも貼っているので、よかったら一緒にどうぞ。

 

社会・時事

“右・左ではなく、前・後ろで考えたい”

“自分が指摘されて、初めて差別する側は息を吐くように差別するんだなと気づきまして”

“長く愛されているのはそれぞれの楽しみ方ができるから”

「それ一本に熱中するゲーム」でなく「自然と生活に溶け込んで日常がちょっぴり楽しくなるゲーム」なのがいいよね。住宅地でも、レイドが始まると20〜60代位の人達が連絡を取り合って集まっているのを見かける。

多々買わなければ生き残れない……

昨日からちょいちょい眺めてたけど、このTogetterの反応を読むだけでも切り口が種々様々すぎてすごい。ヤバい。

モチモチの木の画風で読みたい

峠道で華麗にコーナリングをキメるカボチャの馬車で吹いた。

生活

旅は道連れ

3日目くらいから徐々にサラミと仲良くなっていくのに笑っていたら、思いもよらないエンディングが待っていた。すばらしい読後感でござった……。

イクラの茶碗蒸しにすっごいそそられる……

20代のうちに回らない寿司屋デビューしなきゃ……。

これはふかふかしてみたい……!

掲載期間が限られる広告だからこそできることでもあるよね。

お金を使っているからお金がない

ここ数年で映画を観に行く機会が増えたけど、考えてみれば、逆に居酒屋にはあまり行かなくなったなあ……。月に3回観ても、下手すりゃ飲み会1回分より安いのよね。

(あっ脱いだ……)

ちょいちょい筋肉を挟んでくるから、すごい自然な流れで脱いでいるように読める不思議。つよい。

考え方

常識とは、18歳までに身に付けた偏見のコレクション

「常識」「世間」「普通」という言葉で反論を封じようとする人の話は聞き流すようにしたら楽になった。でも一方で、そこで「この会社ではこういう考え方があるから……」と丁寧に“常識”を教えてくれる人は良い人。

世界は地続きである

“「女はすぐ辞めさせられる」社会と「男は死ぬまで辞められない」社会は裏表だ。女が家庭に縛られることを強いるシステムは、男を仕事に閉じ込めることを前提にしている”

バーチャルだから、話せること

“あなたの悩みや闇は人と比べるものではなく、あなたが辛いならそれは「辛くて大変な事」って認めてあげていいんだよ”

インターネット

KMNZはいいぞ

企業の「中の人」がVTuberのガワを被るメリットって、かなり多いように見える。放送を介してユーザーと交流できるし、ユーザー目線でも熱量高く取り組んでいることがわかるので応援したくなる感じ。

「発信したい人」しかいない世界がつくる世論

「極端な意見の人が大量に発信している」という実感はあったけれど、まさか中庸的な意見を持つ人の8倍もの書き込みをしているとは……。

情報源が確認されないままデマが広がる恐怖

「ちょっと考えれば(調べれば)わかる」ことを鵜呑みにしてしまうのは、思考のショートカットが癖になっちゃってるからなんだろうなと。「ソースを確認する」だけで少なからず回避はできるものの、気をつけたい。

嫌な事件だったね……

平成最後になっても失われない一体感が、ネットにあった。

『武器になる哲学』山口周

 「無教養なビジネスパーソンは『危険な存在』である」という見出しから始まる、哲学の入門書。

 ただしその内容は他の類書と一線を画しており、哲学の力を借りて日常の問題と向き合おうという「哲学の使い方」を紐解いたものになっています。

 素人目には小難しく、何の役に立つのかもわからない哲学を、「こういう問題を考えるときに使える」という実例を交えて説明。哲学を身近なものとして感じられるだけでなく、純粋な読み物としてもおもしろく読めました。

 複数分野に跨る解説も刺激的で、知的好奇心を満たしてくれる1冊です。

『VRは脳をどう変えるか?』ジェレミー・ベイレンソン

 VR研究の第一人者による解説書。

 主に認知心理学の観点から「仮想現実」の功罪を紐解いていく本書は、どちらかと言えば技術面で語られることの多かった既存のVR本とは一線を画している。

 曰く、VR経験は「メディア経験」ではなく「経験」そのもの。現実のように実在性を伴うVR経験はスポーツ・医療・教育などあらゆる分野で有効活用できるが、リアルゆえに不適切な方法でも使われる懸念がある。

 良きにせよ悪しきにせよ世界を変えうる力を持つ「VR」の魅力と危険性を、20年に及ぶ研究成果と共に説明する。メディア関係者必読の1冊です。

『魔法の世紀』落合陽一 

 「映像の世紀」の次にやってくる「魔法の世紀」とはどのようなものなのか。テクノロジー・メディア・デザイン・アートといった多彩な切り口から紐解いていく1冊。

 コンテンツとプラットフォーム、芸術と技術、デザイナーとエンジニア、空間と時間、静と動、自然と人間──。さまざまな対比を経て語られる「魔法の世紀」にワクワクさせられつつ、同時に自分はそこでどのように立ち回るべきかを考えさせられる。

 それなりに専門的でありながら難しすぎない内容で、読んでいて知的好奇心が満たされる感覚がありました。大学生にもおすすめ。

『働き方 完全無双』ひろゆき

 ひろゆきさんが語る、「働き方」についての提言をまとめた1冊。

 現在進行系で停滞しつつある日本において、個人はどのように立ち回ればいいのか。その「攻め方」と「守り方」を紐解いていく。

 お金がなくても幸せに生きるための考え方をまとめた前著『無敵の思考』に対して、本書では具体的に「戦わない」ための抜け道を示しています。それも「ずる賢く生きよう」とするばかりでなく、多様性を認め、周囲の人間も含めて居心地のいい場所を作る、共存共栄の道を提示。

 今後の自身の立ちふるまいを検討する際の、参考書としてどうぞ。

『1分で話せ』伊藤羊一

 「どんな話でも『1分』で伝えることはできる」と仮定して話を組み立てる、「話し方」の指南書。

 多彩な場面を想定したハウツー本であり、「ピラミッドストラクチャー」をはじめとしたロジカルシンキングの手法も登場。簡潔で論理的な話の組み立て方を説明しつつ、他方では相手の感情に訴えかけるような話し方の重要性も説いています。

 本書が目指すのは、「コミュニケーションを通じて相手に動いてもらう」こと。「1分」という短い基準での考え方ではありますが、それゆえに「話し方」のエッセンスが詰まっていると感じました。

『世界No.1プレゼン術』澤円

 マイクロソフト社内で圧倒的な実績を誇る筆者による、プレゼン術のハウツー本。小手先のテクニックではなく、プレゼンテーションにおいて不可欠な「ビジョン」に注力した内容となっています。

 具体的には、「①聴いた人がハッピーになる」「②聴いた人から行動(決断)を引き出す」「③聴いた内容を他人に言いふらしたくなる」という3つのゴールを提示。

 それら目的に絞ってプレゼンの要点を説明しているため、初心者はその本質を学び、中級者は自分に足りない部分を知り、上級者は質を高めることができるはず。幅広い層に勧められる1冊です。

『気のきいた短いメールが書ける本』中川路亜紀

 簡潔明瞭、かつ気の利いたビジネスメールの書き方を教えてくれる本。

 メールを送る際に失礼がないか不安になり、以前はいちいちネットで検索していたような細かな言い回しも網羅。今もすぐ手の届くところに置いてあるくらいには、お世話になっている1冊です。

 「言葉づかいは変化する」ことを前提にしており、マナー系のサイトでは十把一絡げに「違和感があるからNG」と否定されがちな表現についても、本書では根拠を挙げつつ是非を検討。

 納得のいく形で「マナー」としてのメール表現を説明しているため、納得したうえで参考にできます。

エンタメ

バリヤードの顔で笑った

ポケモン全般のデザインにモフみを感じる……。

これ、すごく共感した

思春期の自分が決断できなかった「友達付き合い」を見て感じるものがあったし、2人の関係を愛おしく感じた。/“大人にとっては共感できるというより、「よく頑張った」という感じなのでは”

アツい

“でもキモくていいじゃないかと! 好きなものにウソなんてつけねーじゃん! ましてや「じゃあ、これを嫌いになります」なんて絶対言えねえじゃん! だってもうそういう性癖なんだもん”

 

他の年の「11月」を振り返る