毎月恒例、「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナー、今回は2023年11月編です。2014〜2022年の11月の振り返りも末尾に掲載しているので、お暇な方はどーぞ!
社会・時事
4ヶ月で関西弁が函館弁に……!?方言はどのくらいで習得できる?言語学の専門家に聞いた
- 方言と言語の違いとか、あまり意識したことのなかった切り口も多くて勉強になった!
- 素朴な疑問に対して、大学の先生がわかりやすく本気で答えてくれるこのシリーズ、おもしろくって毎回読んじゃうな……!
「なるほど」って目上の人に使うと失礼ですか? 国語辞典の編纂者・飯間浩明さんに“本当のところ”を聞いてみた
- 安心と信頼の飯間先生による解説。
- 「なるほど」を使うのが失礼なわけではなくて、稀に見かける違和感のある使い方を問題視する声があったこと、それが拡大解釈されて、マナー本などに記載されるようになった――という流れなのかな。
『逃走中』『ノイタミナ』を生み出したプロデューサー・高瀬敦也氏が語る、AI時代に食いっぱぐれないためのスキルとは。「あせらずに現有戦力でやっていく」など、ユニークかつ“優しい”(?)仕事術を訊いた
- 「『逃走中』はドキュメンタリー」という話がおもしろかった! たしかにあのシステムを「ゲーム」として思いついたら、追手側にもいろいろ手を加えたくなりそう。
- それをあえて「追うだけのシステム」として捉えつつ、でも同時に、ひと目で見てわかるようなアイコニックな姿の「ハンター」として構築しているのはすごい。
「真逆」はなぜ広まったのか(前編)
- 何か別の提案をする際に使われる「逆に〜」といった口語表現で「逆」のニュアンスが広がった結果、本来の意味を強調する言い回しとして「真逆」が定着していったのではないか――との考察。おもしろ〜〜〜!!
文フリに現代の「文学とは何か」を見た
- 文フリに行きたくなる、素敵な読み物だった……!
- 心の引き出しにすっぽり収まるような心地よい文章でありながら、最後の一文の問いかけによって、引き出しからちょっとはみ出すような読後感があるのも好き。
生活
都心から近いのに自然が豊かな調布市で、どうしても犬が飼いたくて中古の一軒家を買った話
- 自分が考えたこともなかった後半の話がむちゃくちゃ興味深く読めた。
- あと、「子どものソリ遊びを禁止するのではなく、歩く側が気をつけましょうという粋な注意書き」を市役所が掲出しているのが良すぎる……!
【読書の秋】その本、何刷目?刷数ブラックジャック対決!
- わぁいオモコロの本企画 けいろーオモコロの本企画大好き
- 『道をひらく』が異次元すぎてこわっ!!!
日本最古級の地下街「有楽名店街」の最後を見届けた人・Towersさんに色々聞く
- 読み終えて胸の内にじんわりと広がるものがある、すっごく素敵な読み物だった……!
- この手の地下街、いつだったかに見かけて通路までは降りた記憶があるけれど、さすがにお店に入る勇気はなかったなあ……。
日本語の「やばい」がやばいと海外で話題に→「やばい」の汎用性の高さがやばい、便利さゆえの問題も…… 海外のスラングも続々集まる
- 「やばい」がやばい。英語だとみんな「holy shit!」とかFワードを言ってるイメージがあったけど、他の言語でもやっぱり同様の表現があるんだ……!
考え方
<秋の読書推進月間>川上未映子「読書は覚悟のいるもの」
- 今はありとあらゆるメディアで多種多彩な表現と物語を楽しめるけれど、たしかに「本」以外では得がたい体験もあって、それは「危険なもの」なのかもしれない。
- 特に「本」ならではの体験として大きいと感じているのは、他者の「価値観」の伝わり方。淡々と文章で書き綴られているからこそ、筆者や登場人物の価値観が自分の内に内にダイレクトに入ってくるように感じられる。時にはそれが自身の価値観の軸を揺さ振るような感覚もあって、そりゃあ「危険」だよなあと。
「イベントで3回連続誰も来なかった」描きたいものとやる気さえあれば一人でも続けることは可能/カレー沢薫の創作相談
- 創作仲間との交流や他人からの感想がなくても、「好き」の感情ひとつでどこまでも突っ走れる。
- 外部からの補給がなくても、己の感情の内燃エンジンで走り続けられる。そんなクリエイターさんほど活動が長続きしているように見えるので、そういう感情は大切にしたい。
わたし選ぶのやめました ご飯はルーレット、旅はガチャ
- 「選ぶ」のは疲れる。特に余裕がない時ほど、「選ぶ」行為によってMP的な気力をたくさん消費している感覚……ありません?
- 人によっては思考停止のように感じるかもだけど、「ランダム性に任せる」のも選択の1つだし、「自分では想定していなかったガチャの結果を楽しむ」のだって、誰もができることじゃないわけで。任せられるものは外部委託していっても良さそう。
「子どもに触れさせたくないコンテンツ」について、親として考えること
- 自分の幼少期を振り返って同じことを感じていたので、「感想のチャンネル」というフレーズがすっごくしっくりきた!
- 今日あったこと、感じたことを気楽に話せる雰囲気づくりって、めちゃくちゃ大切。
インターネット
【AA】アスキーアートクイズ選手権 オモコロ場所【おぼえていますか】
- これは名スレ……もとい、名記事では……!?
- 当時の2chは「ネット的なもの」として断片的にしか知らないのだけれど、それでも「知ってる〜!」「そういやそんな名前だった!」という問題が多くて、めちゃくちゃ楽しめた。
- 2問ともすぐにピンときたフラッシュ暗算と、レスの技能問題が胸熱っすね……!
- あと印象的だったのが、フォントの話。以前「なんか最近、カッコの形、変わってない?」って感じたことがあって、その時はただフォントの種類が違うのかと思ったんだけど、もしやバージョンアップによるものだった……?
5秒のことを200字かけて書く~古賀さんの日記の書き方
- ちょっと歩いただけでこれだけ拾えて、しかも読んでいておもしろいの、さすがですわ〜〜〜!!
- こういうことを無限にやっていたい気持ちもあるのだけれど、いかんせん時間とお金がない。
エンタメ
キューバサンドの中身、プルドポークを作る日
- この流れでベイブレードの記事広告じゃない……だと……!?
- プルドポークが食べたくなり、ベイブレードでも遊びたくなる。一口で二度おいしい、贅沢な記事だった……。
【特別座談会】『FGO』奈須きのこ ×『Fate/EXTRA』新納一哉 ×『FF14』石川夏子 ― “人の心を狂わせる物語”の生み出し方を聞く
- 「これが無料で読めていいんですか!?」とその場で起立して柏手を打ったあとにひれ伏すほどの、最高の座談会だった……。ジャンルを問わず「物語」が大好きな人、救われた経験のある人に読んでほしい……!
- 「ゲーム開発におけるライターとプランナーの力のバランス」
- 「地の文は洗脳装置」という奈須さんの話があるけれど、『FGO』にせよ『EXTRA CCC』にせよ、地の文に惹き込まれた覚えのある自分は、もしかして「物語」に洗脳されたがっているのかしら……?
「プロセカが描こうとしているもの」を思い切って聞いてみた
- プロセカ3周年の大型アプデ、プレイヤー目線だと「新ビジュアルだーーー!!」という驚きに始まり、UIの変化、シナリオの新展開や新規ボイスの実装にワクワクしながらプレイしていたけれど……冷静になって見ると、全員分の新3D実装(それに伴う過去衣装の調整含む)って、工数がとんでもありませんね!?!?
他の年の「11月」を振り返る
- 2022年:旅行にカメラはいらないのか、相手の話をうまく整理する技術、湯涌ぼんぼり祭り
- 2021年:物事ができるようになる思考法、インディーズ空間、メタバースを面白くするには
- 2020年:同人活動の魅力、VTuberと投げ銭1億円、『鬼滅の刃』担当編集者座談会
- 2019年:4種類のVTuber、演劇の怖さ、一重まぶた論争
- 2018年:誰も傷つけない笑い、バーチャル蠱毒、2018年の鮫島事件
- 2017年:72時間ホンネテレビ、スマホ決済、“普通の人”の定義とは
- 2016年:ネットの問題あれこれ、“コミュ力”の考え方、ポケモン最新作
- 2015年:自爆営業、モバゲーのマキ、「好き」の表現場所としてのブログ
- 2014年:渋谷ハロウィンのゴミ問題、まとめサイトと著作権