毎月恒例「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナー、今回は2025年4月編です。他の年の4月の振り返りも末尾に掲載しているので、お時間のある方はどうぞ!
今月のベストワン
SNS「発信しない」という選択肢 漫画家・荒川弘さんに聞く
- エイプリルフールの一番の楽しみが「いつも嘘しか載せない虚構新聞がマジで力の入った記事を書く」ことになっている近年。荒川弘先生の作品が好き、というのもあるけれど、これはいろんな人に届いてほしい読み物……!
- 「……君のような勘のいいガキは嫌いだよ」の場面、あのコマ割りと画力、物語ありきの名シーンだと思ってたけど、セリフの説得力がこれまたすっげえ!!
社会・時事
創業70年映画館の廃業危機も「マサラ上映」で聖地化、全国から観客殺到! 従業員の試行錯誤・SNS駆使・地域との結びつきでV字回復 「塚口サンサン劇場」兵庫県尼崎市
- 地域を巻き込んだ映画上映。従業員のみなさんがあの手この手で試行錯誤しているのもこれぞ“クリエイティブ”って感じがするし、マサラ上映の写真がどれも楽しそうでニコニコしちゃう☺
- この本も書店で見かけて気になってたから、読んでみようかな。
本を全て読むか、生成A Iが作った要約で読むか?
- なるほどたしかにと思いつつ、「情報収集のための読書」と「思索の代替としての読書」はショーペンハウアーの時代から言われていることでもあるので、意外と大きな変化はないような気もしてる。
- どちらかと言えば、まとめ部分にある「対話的な活用」によって、読書の幅が広がる方向での変化に期待したいなー。
開発者に訊きました : Nintendo Switch 2
- よくわからないけど……なんかわかった!!(技術面の話)
- ハード名を「Super Nintendo Switch」にしなかった理由がおもしろいなー。
嘘から始まった「スウェーデンの任天堂」奇跡の物語 ~北欧ゲーム市場を開拓した一介の電気店~
- RPした記事のコメントを経由して読んだこちらの記事、めちゃくちゃおもしろかった!!
- 「250台売るのも大変だったのに、最小注文数10,000台とか無理〜!」⇒「よっしゃ!30,000台注文したろ!!」の流れがマジでぶっ飛んでてすごい(すごい)
元SIE・吉田修平氏が語る「ゲーム業界の30年」 その2:ゲームはこれからどう変わっていくのか
- VRについてのお話も! 「おもしろいけど、伝えにくい」「いつか普及するが、思ったよりも時間はかかる」「ある意味で“違うメディア”」との指摘。あとはやっぱり、後半のインディーゲームの話がおもしろい。
生活・学び
謎の罵倒語「ジンゴキレア」の意味
- めっちゃおもろい自由研究だ!!「教科書図書館」なる施設があることを初めて知ったし、真相にたどり着くまでの過程も楽しい。いろいろ明らかになった後の推測にもなるほどなーと。
服が好きなひともそうでないひともwitch watchを100倍楽しむためのモイちゃんfashion watch
- うおぉ……『ウィッチウォッチ』未履修だし、ファッションもなんもわからんマンだけど、おもしろくって最後まで読んじゃった……!たとえ自分が知らなくても、2つの世界や文化を行き来する読み物っておもろいよねー。
初めてのアフタヌーンティーは難易度高め
- いいないいな〜!「スタッフさんは(スイーツの種類を)よく覚えているね」と話していたら、スタッフさんが「すまん!1品乗せ忘れたかも!」が入ってくる流れ、ゆるさと疾走感が同居していて良すぎる。
かつては「神への冒涜」とされた食器、フォークの知られざる歴史
- 意外……!スプーンやナイフとはまた違う捉え方をされていたのもおもしろい。
- 「心を込めて、手で食べ物を分けないとはけしからん」という指摘には既視感しかないし、新しい技術や文化に対する反感は古今東西変わらないんだなあ……。
- 道具が変われば、食事が変わり、文化も変わり、新たな技術が発展する。おもしろ〜〜〜!!
ハグの効果とは!? 日本と海外の挨拶の違いと、幸せホルモンが出る仕組みを検証
- オペラント条件付け! オペラント条件付けじゃないか! 久々に聞いた!!
- つまるところは「相手との関係性による」という話ではあるのだけれど、文化やモノも含めて考慮してみるとおもしろいなー。
考え方
みんなの「できないこと」聞かせてくれませんか?の会
- 「感覚としてはわかる!」タイプのものが結構あっておもしろかった。「階段の上り下り」とか、今でこそ無意識にできてるけど、子供の頃はおっかなびっくりだった記憶がうっすらある。
- ってかこの記事すごい。「そういえば子供の頃はできなかったけど、いつの間にかできるようになった(できてるつもりになってる)」ことが盛りだくさんだ! 「目を合わせられない 2個あるから」とか完全にそれ。
日本人とヨーロッパ人と他人の服装
- 「見なくていいものを見ない」というのは特殊能力。そうかもしれない……! そういう意味では、SNSによって「見なくていいものを自分から見に行く」ようになったのは、本来なら心穏やかに過ごせていたはずの人にとっては不幸なことなのかも……。
27年間失踪していた母親をTikTokで見つけました
- 蓋をして開かなくてもいいものを「人生の袋とじ」と表現する、その言葉選びにまず惹かれる。と同時に、その「普通ではない姿」を見て、実際に会って、話して、その上で「母という存在を、愛せなくても全然いい」と結論づけているスタンスがまたいいなあと。
- 相反する感情を抱え続けるのは疲れちゃうから、「好き」か「嫌い」かの二者択一で他者をラベリングしがち。でも感情ってそんなに単純なものじゃないし、相反する感情の両方を認めてあげることで、その人に対する見方が変わったり、自分が楽になれたりすることも、時にはあるよなあと思う。
弁護士芸人・こたけ正義感に学ぶ、議論のコツ。「これ、なんの時間やったん?」とならないために
- 記事としてはビジネス寄りの話が中心になっているけれど、最後の「本質を探し出す力」の指摘が大事だと感じた。
- 議論が苦手な人、イライラしがちな人って、自分の考えや不満や不安を言語化できていない印象がある。振り返ってみると、自分もイライラしがちな時期もそうだったかも。
インターネット
2018年、VTuberたちはこうスタートした。シリーズ「VTuber偉人伝」について天開司にインタビュー
- 「今から思えば早いんですけど、当時で考えると遅いんですよ」という、デビューのタイミングについての一言が象徴的……! 当時追っていた人なら肌感覚的にわかるものの、そうでなければすぐにはピンとこなさそうな、記録しなければ取りこぼされかねない、まさに「歴史」の話。
最近なんでも説明が動画化されていてほんとに辛い...PDFで何十ページ送られてきてもすぐ読めるけど動画で送られるとギリギリまで先延ばししてしまう...
- 定期的に話題になるやつ〜〜〜!!実際には「動画とテキストのそれぞれに向き不向きがある」のが実情ではありそうだけれど、基本的にはテキストベースのほうが情報を見つけやすいし時間もかからないイメージ🤔
エンタメ
会社を辞めるので辞表を派手に叩きつけたい
- この導入でこの結論になることある!?!? 二転三転する超展開でめちゃくちゃおもしろかった……!
- 動画を使った活動をしている人は、最後まで読むと「そういうのもあるのか……!」ってなるかも。
映画監督が独断で選んだ「究極の映画ベスト100」どれだけ観たことある? 第1位『サウンド・オブ・ミュージック』はじめ新旧名作が大集結
- ホラーやスプラッタ映画をほぼまったく観ない人生だったので、100本中13本しか観たことなかった。まだまだ魅力的な映画と出会える余地がある、ってコト〜〜〜!?
他の年の「4月」を振り返る
- 2024年:“祈り”としての創作、インプット座談会、テキスト操り力 - ぐるりみち。
- 2023年:生成系AI、KOTY休止、13,000円の防音室
- 2022年:偽文書研究、継続のコツ、観察力の鍛え方
- 2021年:僕がスカートをはく理由、優秀さについて、ドリキャスがつないだ縁
- 2020年:オンライン読書会、テレワークによる変化、新型コロナと一人暮らし
- 2019年:令和元年、着物を着る理由、魔法のiらんどの今
- 2018年:イラク日報文学、サブカルムカデ委員長、前向きなネガティブ
- 2017年:マストドン普及、けものフレンズとコンテンツ論、ネガコメの行方
- 2016年:理不尽な研修、“ゆとり世代”の疑問
- 2015年:挫けそうな社会人へ贈る言葉、お寿司はおやつ
- 2014年:退職した新入社員への説得、ネット上に数多ある“おすすめ”