どもどもー。桜が咲いたと思ったら、あっという間にゴールデンウィーク。このまますぐに梅雨に突入して、気がつけば夏になっているんじゃないか──と、季節の移り変わりが早く感じられるようになっている僕です。……加齢か。加齢だな!
世間的には連休ですが、なんとなく引きこもりがちな今日この頃。外に出るにもお金がかかるし、金欠気味な自分は、ほぼ近場で過ごすことになるんじゃないかなーと。後半にいくつかのイベントに参加するくらいで、あとはシコシコとパソコンに向かう形。まあそんな連休があってもいいでしょう、うん。
さて、そんなわけで、毎月末恒例「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナーです。末尾に2014〜2017年の「4月」のまとめ記事へのリンクも貼っているので、GWをぼーっと過ごすことになりそうな方は、暇なときにでも目を通してみてくださいな。
社会・時事
“年齢にかぎらず『くだらない人はいます』”
あえて「言葉にしない」ことで何かを伝える作品=名作の法則。読みたい。/“小説家の仕事は安易な名づけをすることではなくて、名づけられないものを、名づけられない形で、誰かに仮託して物語にすること”
“ネガティブは「慎重」「冷静」とも言える”
素敵なインタビュー。「お笑い芸人」に苦手意識を持っていた子供時代、唯一好きだったのがヒロシだったことを思い出した。/“僕の考える“利益”とは金銭面だけではなく、気持ちよく仕事ができることも含みます”
「新鮮な驚き」を誰かの目線で追体験するのは楽しい
自身とは異なる生活圏で感じたことをまとめた記録って、国や地域に関係なくおもしろいよね。それを知ってる人も知らない人も、他人の目を通すことで得られる気づきがある。
師匠、かっこいい……!
「記者さんの質問があまり新聞っぽくなくて良いなー」と思ったら、学生記者の記事なのか……!無意識に冒頭を読み飛ばしたのか、最後まで気づいてなかった。
“『イラク派遣よもやま物語』”
妙にTLに流れてくるから何かと思ってチラ読みしてみたら、たしかにむっちゃおもしろい。いろいろな背景があることを考えつつも、等身大の現地生活と国際交流が描かれた滞在記として、興味深く読める。
生活
なにこれ超たのしそう!
ひとりでも十分に楽しめそうなのが良い。チェア友がいればそれも良し。黒目川、行ってみようかしら……。
たまには旅館にも泊まりたい……
なにこれ住みたい、じゃなかった、泊まりたい!食べ物が好みばかりでヤバい。道後温泉もしばらく行ってないなあ……。
このすっぽりとまとまる感じは魅力的
オーガナイザーってなんぞ?と思ったら、バッグインバッグをそう呼ぶのか……!
なんだかんだで物理的な「手ざわり」って重要だと思う
「使った額がわからなくなる」より、「今、いくら使えるかわからない」ことによる不安のほうが大きい気がする。現金なら、財布を開けば「まだこんなに使える」のか「こんなに使っちゃったのか……」が明確だから。
考え方
劣等感に由来する嫌悪感を持っている人の助けになりそう
すっごい共感。/“たとえ他者から見て陳腐な話題であったり、車輪の再発明、練習問題をやっただけでも、それは一人の人間の考えた軌跡である”
“どんな苦しみをこの人生の中で味わうか、それを自分で選ぶことができる”
ある日ある時、それまで抱いていたモヤモヤが晴れる瞬間があって、それはたしかに「出会い」ではなく「気づき」だったと思う。何かに気づきたい、気づければいいなと期待して、人に会ったり遠出したりする感じ。
「大人が、楽しんでいる姿を子どもに見せる」ことの大切さ
読むものを制限しないこと、結構大切なんじゃないかと感じた。これは良い、あれは悪いと決めつけてしまうと、いちいち判断を仰ぐのが面倒になって読むのをやめてしまうケースもあるように思う。
“人が多い都市部より、人が少ない地方の方がポジションを取りやすい”
すごい納得。ある種の「キャラ付け」というか、個性やスキルを自分の立ち位置として確立しやすい感じ。/“それがたとえどんなポジションでも、「◯◯=あの人」が成立した時点でひとつアドバンテージになる”
「自虐」以外で使ってはいけない表現や言葉、結構あると思う
このコメントに共感。大人ですら区別できないんだから、学校の教室で同調圧力が働いたらどうしようもないよなと。/“「笑わせるショーを作る芸人」と「現実に生きてる人間」の区別をつけれてない人、多い気がする”
インターネット
“「かわいい」は万国共通のメッセージです”
むちゃくちゃおもしろい視点だ……!ますますVRの世界に飛びこんでみたくなった。そしてやはり、かわいいは正義なんですね……。
トーク力のみならず、リテラシーと知識量がとんでもない委員長(かわいい)
たまたま初めて見たライブ配信が飛田新地の回だったので、「やべえよ……パねえよ……」って思いながら聞いてた。本人もそうであるように、ネット住民ホイホイな空気が好き。
VRデビューのために「稼がなきゃ!」って気持ちになってる近頃
いい加減、数年ぶりに「パソコン買わなきゃ……!」って気持ちが高まりつつある。なお資金。
“同じ家に住んでいるからといって、分かり合えるとは限らない”
“正しくあることよりも、私は間違っているし、あなたも間違っている、けどそれでいいじゃないか、と言ってくれる人間を見つけることの方が、正しくある事よりもずっとずっと、大事なのではないだろうか”
本
「なんかつまらん」を打破し「好き」を見つけるための技術
本書が目指すのは、「『なんかつまらない』を解決する」こと。
即物的な快楽ではなく、成功や承認でもなく、自己完結的な「没頭」によって、毎日を楽しく過ごす方法を紐解いています。
多くのビジネス書で重視される「お金」や「成功」は二の次の、意識の低い「幸せ」の探し方。だが、それゆえに実践しやすく、「没頭には不安が不可欠」という指摘に、救われる人も多いはず。
なんとなくモヤモヤや違和感を抱えている人、物事に集中して取り組めない人、自分の「好き」が見つけられない人──。幅広い層に勧められる1冊です。
「なんかつまらん」を打破し「好き」を見つけるための技術『没頭力』
相手に伝わる文章を書くには?「問い」から始める文章術
本書が目指す「文章力」とは、「読み手の心を動かし、人を揺さぶる」こと。
文章の巧拙はさておき、まず何よりも読み手の納得・共感を得るために、「問い」を掘り下げることの重要性を説いています。
小論文の書き方をベースにしながらも、その方法論をさまざまな文章に応用できるように分解し、「伝わる・揺さぶる」ことをゴールに据えた考え方を提示。実例も豊富で、会社員はもちろん学生にもおすすめできる1冊となっています。
「書くことは考えることだ」の1文で始まる本文が印象的で、自分の頭で考えることの大切さを改めて確認できました。
相手に伝わる文章を書くには?「問い」から始める文章術『伝わる・揺さぶる!文章を書く』
ファインダー越しの“笑顔”に恋するカメラ漫画
恋をするとその人の姿がつねにフレームに写るんだ──。
ちょっと不思議なカメラを手にした少年が、ファインダー越しに笑わない先輩の“笑顔” に恋する物語。「ことば」が独特で大好きな、たなかのか先生の新作マンガ。
ストーリー上は主人公の「片思い」をメインに据えつつも、同時に「カメラ」や「写真」の魅力を描いている。ふんわりと陽光を浴びているようでいて、青春のみずみずしさが染みわたるようにも感じられる作品です。
一口に言えば、とっても「やさしい」作品……なのだけれど、きっとそれだけじゃないんだろうな、という予感もある。
ファインダー越しの“笑顔”に恋するカメラ漫画『恋の撮り方』がリリカルで素敵
エンタメ
劇的な展開はなくても、淡々と物語は続く
素敵な漫画。少し前に祖父とお別れしたばかりだったので、いろいろと感じ入ったし、骨を拾った瞬間のことが思い出された(素手ではない)。
他の年の「4月」を振り返る
- 2024年:“祈り”としての創作、インプット座談会、テキスト操り力
- 2023年:生成系AI、KOTY休止、13,000円の防音室
- 2022年:偽文書研究、継続のコツ、観察力の鍛え方
- 2021年:僕がスカートをはく理由、優秀さについて、ドリキャスがつないだ縁
- 2020年:オンライン読書会、テレワークによる変化、新型コロナと一人暮らし
- 2019年:令和元年、着物を着る理由、魔法のiらんどの今
- 2017年:マストドン普及、けものフレンズとコンテンツ論、ネガコメの行方
- 2016年:理不尽な研修、“ゆとり世代”の疑問
- 2015年:挫けそうな社会人へ贈る言葉、お寿司はおやつ
- 2014年:退職した新入社員への説得、ネット上に数多ある“おすすめ”