やっはろー! 天気予報の「傘が役に立たないような雨の恐れ」なんて文言に怯えつつも、イベントのチケットを買ってしまったので帰るに帰れない僕です。だって、もったいないじゃない。
そんなわけで、毎月恒例、「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナーです。
社会・時事
『秋葉原事件』加藤智大の弟、自殺1週間前に語っていた「死ぬ理由に勝る、生きる理由がない」
「マスコミが追い詰めた」という主張も一理あるが、報道を求める読者が少なからずいて、それが「売れるから」という側面も。需要供給関係が成り立っているからこそであり、「社会による殺人」という視点も否めない。
考え方
「おそれを知って、できなくなる」という成長
「できない」を知って、「できるかも」を諦める。別の視点から見れば、それは成長を放棄しているようにも、もったいないとも映るかもしれない。取捨選択の対象はその人自身のものだし、難しい。
コミュニケーションが得意な人とかいるなら、教えてください。
ずっと一緒にいると嫌な部分も見えてくるって言うけれど、逆に嫌な部分が許容できるようになる場合もある気がするにゃー。それが「当たり前」になって、波風を立てる必要性を感じなくなる。「倦怠期」とも言う。
インターネット
ネット原作のアニメ:脚光を浴びる理由は?
作品もそうだけど、音楽面ではもう、完全にネット発のクリエイターが一般化しているよね。ニコ動発の歌い手、ボカロPがOPED曲に関わっていても何の違和感もないし、元来はそれらが嫌いな人にも受け入れられている。
ネタ
異世界召喚・転移・転生ファンタジー年表
これはすごい。2011年に何があった、ってレベルで増えてるんだけど、「魔王」云々が多いあたりを鑑みると、前年の『まおゆう魔王勇者』の影響かね?
初心者のための「ラーメン二郎 三田本店」完全攻略マニュアル
この記事の何がすごいって、「もう二郎はこりごりやで……」な僕ですら、二郎ラーメンを食べる気にさせてくれるという点。ジロリアンの友達に連れて行ってもらおっかな。
ミラーボールを購入した
「トイレにミラーボールを設置したら、便通が良くなりました!」というレポートが上がってくることに期待。そうだ、IKEA行こう。
「『空飛ぶスパゲッティモンスター教』が正式な宗教として登録申請する事が許可される」
日本にも香川県民がいるし、別に珍しい話じゃないよね。/“裁判所の外にいた『Pastafarians』のグループは判決を聞き『パスタ』と連呼しました”
本
初音ミクはなぜ世界を変えたのか?
「サード・サマー・オブ・ラブ」「遊び場」の2つをキーワードに、音楽史における「初音ミク」の存在と、単なるブームで終わらず、新世代のひとつのカルチャーとして存在感を高めるにまで至った理由を紐解いた内容。
初音ミクの「これまで」を整理し、そして「これから」を考えるにあたって、本書は大きな力となるものだと思う。
『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』“ハジメテノオト”はまだ奏でられたばかり
“ありのまま”の自分に気づく
「承認」と「渇愛」を求めず、「孤独」を意識し、ただ「ありのまま」を受容せよ、という教え。
常に中立的な立ち位置に自分を据えて、「良い」も「悪い」も、「こうなりたい」も「ああするべき」も全部、その感情があることに気づき、受け止め、見届けるだけ。辛い時、苦しい時の「考え方」の処方箋。
究極の自己肯定は肯定も否定もせず『“ありのまま”の自分に気づく』こと
艦隊これくしょん -艦これ- 鶴翼の絆
ファミ通文庫版に続いて、読了。世界観設定に大きな差があり、どちらもおもしろい。こちらは、艦娘が史実の艦船の転生後の姿である部分と、それに関連して、彼女ら自身が「救い」を求めている点、そして、「運」にまつわる切り口が魅力的。続刊が楽しみ。
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
この手の長々しいタイトルのラノベは敬遠していたのだけれど、某MADを見て自分好みの香りがしたので。案の定でした。
正統派の学園モノの流れをくみつつも、テーマとなっているのは、人間関係の本質的な部分。「ぼっちの矜持」というか、なんというか。ラノベっぽい文体でありながら、言い回しや表現からは、大衆文芸小説の雰囲気も漂ってくる。最新刊まで読んで、大好きなお気に入り作品の仲間入りを果たした。
他の年の「4月」を振り返る
- 2024年:“祈り”としての創作、インプット座談会、テキスト操り力
- 2023年:生成系AI、KOTY休止、13,000円の防音室
- 2022年:偽文書研究、継続のコツ、観察力の鍛え方
- 2021年:僕がスカートをはく理由、優秀さについて、ドリキャスがつないだ縁
- 2020年:オンライン読書会、テレワークによる変化、新型コロナと一人暮らし
- 2019年:令和元年、着物を着る理由、魔法のiらんどの今
- 2018年:イラク日報文学、サブカルムカデ委員長、前向きなネガティブ
- 2017年:マストドン普及、けものフレンズとコンテンツ論、ネガコメの行方
- 2016年:理不尽な研修、“ゆとり世代”の疑問
- 2015年:挫けそうな社会人へ贈る言葉、お寿司はおやつ