毎月恒例、「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナー、今回は2023年10月編です。2014〜2022年の9月の振り返りも末尾に掲載しているので、お暇な方はどーぞ!
社会・時事
「スティーブ・ジョブズ1.0」の真実(中編)
- 以前からたびたび読んでいた、スティーブ・ジョブズと日本との関係に迫った取材をしていた記者さんの記録。
- 取材内容がおもしろいのは言わずもがな、「取材」という仕事そのものの楽しさが伝わってくる、最高にアツい読み物だった……!
"真打落語家"蝶花楼桃花
- めちゃくちゃおもしろいインタビューだった!!!
- 落語界のお話もそうだけれど、「言葉を使ってその場にいる人を楽しませる」という意味で、普段のコミュニケーションにも通じる話題がたくさんあって勉強になった。時代性とか、「自虐」の取り扱いとか。
「藝大に落ち、就職もせず、栄養失調で横たわっていた」75歳の"水彩画おじいちゃん"に170万人が癒されるワケ
- あたたかなお人柄が伝わってくる、素敵な読み物だった……! 4ページ目の言葉がどれも沁みる。
藤田和日郎×島本和彦が真面目に語る! マンガ界の15年
- 読みながらニコニコ笑顔になっちゃうステキ対談。
- 「自分が面白いと思うものを信じて」……ほんに仰るとおり……🙏
生活
3才の少年、初めて妖怪化けわらじと会う
- 2人(?)でトランポリンでぴょんぴょんしてる動画も、手を繋いでお散歩する様子も、決めポーズを取る写真もかわいすぎてかわいすぎて……。化けわらじシリーズ、ほんま好き……☺
インドのフカフカしたパン、パロッタが好き過ぎて作りたい
- 「やたらとおいしい食べ物、作り方を知ると、めちゃくちゃハイカロリーなあれやこれを使っている説」がまた補強されてしまったな……。パロッタは食べたことないので食べてみたい!
カインズで「くらしを変えた素材」の話がしたい。鉄や紙の意外な進化の歴史
- ところどころでフフッと笑える教養ボケ&ツッコミなどもあり、おもしろかった!
- 「江戸時代の人が現代にタイムスリップしたら、まず『色の多さ』に驚くんじゃないか」というくだりから続く話が楽しい。
考え方
70代でゲーム実況を始めた俳優・大和田伸也さんが、ずっと「自然体」でいられる理由
- 『水戸黄門』と『ゴールデンアイ』の話が一緒に出てくるインタビュー、他にある??(好き)
- と思いながら読み進めていたら、素敵な言葉がたっぷり詰まったインタビューで、なんだか自分もやる気をもらえた気がする。
きちんと休むことが、「高度な技術」であることを多くの人は知らない
- 本当の「休みをとる」とは、「自らの『身体のニーズ』を把握し、それに応えることで自分自身とのつながりを取り戻し、心身が安全・安心を感じられる状態にすること」。
- 「休む」ことにも技術が必要。一口に「疲労」と言っても多岐にわたるバリエーションがあって、身体・精神のそれぞれの何をすり減らしているのかは時と場合によってもさまざま。
- 特にメンタル面では「自分のゴキゲンをとろう!」なんて言われることがあるけれど、まずは「自分が何に疲れているのか」を自覚することが大切なのかなっと。
【「スゴ本」中の人が薦める】AIの限界をAIが超え始めていることを実感できる5冊
- 5冊の本を通して「AI」について考える記事。
- どの観点も興味深いのだけれど、ロウソク問題のくだりが特におもしろかった。AIに「身体」はないが、人間による身体的な体験の記録を学習することで、ある程度は「身体性」を獲得しているのではないか、との指摘。
「センス」は生まれ持った才能ではない…センスのいい人が日常生活の中で実践している2つの習慣 デザインの制作意図は6パターンに分類できる
- デザインセンスを養うために必要なのは、「観察」と「言語化」。一方でこれは「課題発見」や「分析」といった表現に置き換えられるとも思っていて、デザインに限らず多くの分野で有用な視点でもありそう。
インターネット
品田遊さんとインターネットの現在地。漫画「そういう人もいる」ができるまで
- 「基準は自分の中に置いておきたい」という話に強く共感。
- 大勢に共感されるおもしろさと、自分の考えるおもしろさは別にあって、前者ばかりを追いかけることで損なわれるものもあるんじゃないか。己の価値観の軸を大切にしたい。
LINEで「。」を使わない人が多いのはなぜ?→若い世代は句点を使うと「怒っている」と感じるから→実は海外でも同じ現象が起きていた話
- シンプルに「LINEでのやり取りは『文章』よりも『会話』として行われる場合が多いから」とか?🤔
- 几帳面な人なんかは、会話調のLINEでも句点を打っているイメージ。
- ただ、実際「ちょっと冷たく感じる」のは感覚的にわかる気もしていて、なるべく「!」や絵文字を使って句点を減らそうとしちゃってる感覚はあるかも。
エンタメ
マンガ原画展の歩き方
- 原画の味わい方のみならず、マンガカルチャーについても思いを馳せることのできる、素敵な読み物だった。
- そして、行こう行こうと思っていて、『よつばと!』の原画展に行きそびれていたことを思い出した! 行かねば。
マジでまどマギ初めて見た
- 令和に熱量モリモリのまどマギの初見感想を読めてお肌がツヤツヤになりました。ありがとうございます。めちゃくちゃ「石田雨竜」を繰り返しているくだりで笑っちゃった。
「新宿ED」って、本当は浜崎あゆみと歌合戦する予定だった?『ドラッグ オン ドラグーン』に救われた中学生がゲーム業界に入り、ヨコオタロウから「ゲーム作り」を教わるまで
- もうタイトルが強すぎてそれだけでお腹いっぱいなんだけど、2ページ目以降の作家性の話とかもおもしれえ〜〜〜!!
他の年の「10月」を振り返る
- 2022年:画像生成AIの価値、“正直”と“誠実”の違い、「知らんけど」の謎
- 2021年:引用選手権、品川駅の広告炎上騒動、コロナ後のやりたいことリスト
- 2020年:編集の極意、在宅勤務の才能、凡人が天才に勝つ方法
- 2019年:即位礼正殿の儀、やる夫スレ、リングフィットアドベンチャー
- 2018年:平成のネット振り返り、VTuberの多様性、自己の客観視の大切さ
- 2017年:女性問題の未来、手書きインスタ、5ch爆誕
- 2016年:PSVR、情報の正確性、“常識”の在処
- 2015年:マイナンバー、“孤独”の在り方、ネットを再考する季節
- 2014年:悪質バイラルメディア、これからのコンテンツ消費