毎月恒例、「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナー、今回は2022年10月編です。2014〜2021年の9月の振り返りも末尾に掲載しているので、お暇な方はどーぞ!
社会・時事
「SPY×FAMILY」「チェンソーマン」の林士平(集英社 少年ジャンプ+編集部)
- ジャンルを問わず、現在進行系で何かしらの「コンテンツ」に携わっている人にはどこかしら刺さる箇所がありそうな、必読インタビューでは……!
- “「才能のある新人の特徴がわかる」と言ってるやつは詐欺”という見出し部分のお話、この指摘以外にも、似たような表現を使う“詐欺師”がネット上には本当に多いから……。そういう人には近寄らないようにしつつ、自分自身もそうならないように気をつけたいところ。
特集 インタビュー 脚本・三谷幸喜さんインタビュー ~不思議な因縁にインスピレーションを受けて~
- 脚本にはなかった殴り合い。「現在進行系のナレーション」の発明。鎌倉時代とシェイクスピア。どちゃくちゃにおもしろいお話が盛りだくさんのインタビューだった……!
「知らんけど」って言うのなんでなん?
- 金水先生に穂村さんと、取材でお話をうかがっている人が(個人的に)アツい……!
- SNSでの広がりと用途については、高校生3人の話が生の声に近そう。
「でもしゃべりたいとき、何か言っちゃうというときに『知らないんだけど』っていうことを付け足しの意味で話すというのが関西の使い方です。関西人は会話の中でさほど知らなくても情報を出したいと考える人が多いですからね」
食パン 関西は5枚?関東は6枚や8枚が多いのなんでなん?
- 関東は6枚切りの売上が半数を占める一方、関西は5枚切りが4割で一番人気。ほかのメーカーも同様とのことで、東西ではっきり違いが出るのは興味深いなー! 一方で、5枚切りのルーツがわからないものおもしろい。
生活
妖怪コンテストで優勝した
- 最初から最後までニコニコしながら読んじゃった! 素敵なイベントに、すばらしいクオリティの妖怪姿。会場写真がどれもこれも楽しそう&平和でいいな〜〜〜!!
久住昌之×吉田類の昼酔い放談――何が楽しいのかわからないけど、何だかみんな楽しそうなお店がずっと好き
- おじさん2人が真っ昼間から酒を飲んで喋ってるだけなのに、なんだかあったけえ気持ちと不思議な感慨が染み渡る、極上の読後感を得られる読み物だった……。
- 高知のバッフォーネ! 覚えてる!! 覚えてるぞ!!! ぐでんぐでんに酔っ払ってた気がするけど、めっちゃうまかったことは覚えてる!!!
ここ、コロナ前どうなってた? 新宿編
- 最初の明治安田生命ビルの時点で「え!? なくなってんの!?」ってびっくりしたし、グリンピースやら百果園が消滅していたことも初めて知って軽くショックだったし、ついでに「あ、例の“猫”がいるのってそこなんだ!?」という気づきがあった。
【マジでやるぞ】「北京ダック」とは?皮しか食べないって本当!?実際に食べてみました!
- とてつもないパワーを感じる力作だった……!
- 一見するとギャグにも見える(実際笑った)「ヤダーッ!失敗したくないーッ!」のくだり、ライターとしての悲喜こもごもが濃縮されていてめっちゃ好き。
友人3名で庭付き別荘を400万円で購入・シェアしたら「最高すぎた」話。DIYで大人の秘密基地に改造中!
- 楽しそうでいいないいないいな〜〜〜!!
- 好きなことに全力投球する熱量と、やりたいことを形にするための資金力、継続を前提とした良好な人間関係なしには実現しない活動、だからこそ夢がある。
考え方
“正直”と“誠実”は、まったくちがうという話。
- 「正直」と「誠実」を「内」と「外」で分けるの、割としっくりくるな……。
“正直”は結果に対する責任を負わず、ただ正直に振る舞ったと自分の中で満足する行為だ。内面的ともいえる。
反面、“誠実”はそれによって生じる結果まで考慮して振る舞う行為だ。内面以外の外の部分まで考慮する行為だ。
のん、来年で30歳に…「どんな20代でしたか」と尋ねて返ってきた“驚きのひと言”
- なるほどな〜〜〜!!
- 何かに挑戦するときはハードルを低く設定する。実際に取り組み始めて集中すると、途中で「これは壁だ」と感じなくなる。キツくなったら、リフレッシュする。つよい。
アラフォー ギターをはじめたが、楽しすぎる
- 良〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
- そして半年前にAmazonのセールでうっかり衝動買いしてしまった楽器(?)をいまだにいじれていないことを思い出した!! やります!!!!
インターネット
無価値だった検索と今無価値に思える作画AI。その先にある行動の生成
- 画像生成AIが行なっているのは「生成」ではなく、「特徴空間内の検索」である、という指摘。ネットサーフィンをするように、数多の画像が漂う海へ漕ぎ出している……と考えると、そりゃあ夢中になる人も多いのも納得……!
アプリをSlackからDiscordに変えただけで学生の反応が激変 その理由とは?
- 「UI」というよりは「コンテクスト」の側面のほうが大きそう。
- 普段から友達や趣味の仲間と使っている人も多いだろうし、Discordに慣れちゃうと、Slackは不思議とビジネス色が強く感じられるのよね……。
「フリーのBGM素材」で稼ぐ驚くべきメカニズム、音楽シーンに地殻変動を起こす独立系アーティストの存在感
- TuneCore Japanを運営する企業の社長さんへのインタビュー記事。
- ストリーミング市場の拡大とTikTokの流行により、稼げる独立系アーティストが増えている、との話。「フリーのBGM素材をストリーミング配信してリスナーを増やす」流れもあるそうで、おもしろいなー!
おうちで人力コラボカフェした話
- すっっっげーーーーー!!! こんなんもう総合芸術じゃないですか最高!!!
- 「複数のスキルを持っていればこんなこともできちゃうのか」という感嘆と、「YouTubeにはなんでもあるな」という驚き。
エンタメ
谷口悟朗監督が藤津亮太に迫る「アニメ評論家」という仕事とその現実
- 「聞く側」と「聞かれる側」が逆転したある種の「逆インタビュー」の記事かと思いきや、双方の視点から「批評」の意義を紐解きつつ、表現の「意図」にまつわるあれこれも複数の切り口から話されていて、学びの多い内容だった……!
『ゴールデンカムイ』を描いた信念につながる1通の手紙…野田サトル1万字インタビュー#2
- 創作と文化、そして発信することの示唆に富んだ内容で、あれこれ考えさせられちゃった……。
戦い方には様々なアプローチがあると思いますので、本当に何かのために活動したいなら、自分のやり方と自分の名前でゼロから発信すればいいと思います。
『魔女の宅急便』『おおかみこどもの雨と雪』に登場する「家」の制作秘話。美術監督・大野広司さんに聞くアニメの家の描き方
- 改めてまじまじと見ると、キキの部屋……めちゃくちゃかわいいな……。「あくまでも『絵』として描いて、写真のようにしない」というこだわりの話もおもしろかった。
若手アーティストたちの最新制作スタイルを探る! クラブワールド「GHOSTCLUB」制作・運営メンバー インタビュー
- 記事を通して、制作周りのお話がたっぷり語られていて興味深く読めた。
- Discordを「オンライン上にある寝泊りできる制作スタジオ」と表現するの、妙にしっくりくるし、楽しそうでいいなー!
他の年の「10月」を振り返る
- 2021年:引用選手権、品川駅の広告炎上騒動、コロナ後のやりたいことリスト
- 2020年:編集の極意、在宅勤務の才能、凡人が天才に勝つ方法
- 2019年:即位礼正殿の儀、やる夫スレ、リングフィットアドベンチャー
- 2018年:平成のネット振り返り、VTuberの多様性、自己の客観視の大切さ
- 2017年:女性問題の未来、手書きインスタ、5ch爆誕
- 2016年:PSVR、情報の正確性、“常識”の在処
- 2015年:マイナンバー、“孤独”の在り方、ネットを再考する季節
- 2014年:悪質バイラルメディア、これからのコンテンツ消費