毎月恒例、「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナー、今回は2020年7月編です。2014〜2019年の7月の振り返りも末尾に掲載しているので、お暇な方はどーぞ!
社会・時事
休校中に授業動画500本作った公立中の“奇跡”
校長先生の「英語の先生の授業動画を見て、今更ながら現在完了形をきちんと理解できました」という感想が素敵。全教員の動画を視聴して、先生同士でもトーンを揃えながら、さらに通常授業との比較実験も。すごい。
月収100万円のUberEats配達員が大切にする「たったひとつのこと」
細かいことをコツコツと……かと思ったら、その筋のプロだったでござる。効率化の鬼だ……!「自分の頭の中で地図を描けるヤツが、一番荷物を届けるのが早い」は本当にその通りだと思う。知恵と経験が物を言う世界。
「ブスいじりとかは、やっぱり廃れていっちゃう」EXIT兼近さんと藤原しおりさんが語った若者の変化と、世界の未来のためにできること
教育、貧困、お笑いと幅広い話題を取り扱っているようでいて、共通して「関係性」の話をしているように読めて面白かった。自分もずっと一部の「お笑い」が苦手だったけど、最近やっと楽しめるようになってきた。
「ほとんど男子校」だった大学で求められた、「女子」としての役割
大学生くらいの年代における「コミュ力」って、「いかに『内輪感』を作り出してその文脈に乗っかれるかどうか」だったのかもしれない。その内輪感を醸成するための犠牲になっていた人は省みられない世知辛さ……。
生活
おれはテイクアウトなら無限に食べられる~東急沿線さんぽ
お腹をすかせた平日昼のランチ前に読んだ結果、最高に腹が減ってきた。お昼は大盛りにしたい……。そして記事中に出てくる江ノ島さんの表情がどれもこれもすてき。
今週末の日曜日、ユニクロで白T買って泣く
ちょっとした雑談と質問でその人の「ユニークさ」を引き出せるの、本当にすごい。140円の三ツ矢サイダーで乾杯、のくだりがなんか無性に好き。/……ってよく見たら、「7日後に死ぬカニ」の人やんけ!好き!
旅が終わる気がする
元転勤族の自分にはグサグサと突き刺さる、でも刺さった場所からじんわりと心地の良いあたたかさが広がる、そんな文章でした。特に「街に侵食される」という表現が好き。それはきっと「満たされる」ことだから。
考え方
「ニコニコする」癖を(だいぶ)やめた
「ニコニコすることは、時に共犯になるんじゃないか」の一文が刺さった。価値観の違いによって「相手が嫌だと感じることを自分が言っている」と自覚できないのは、その当人にとっても不幸なことなのかも……。
出産した娘から連絡がこないと嘆く57歳女性に断言する「親が子供に絶対に言ってはいけない言葉」
実際にこの一言に苦しめられている友人が身近に何人もいたので、「言ってはいけない」は本当にそのとおりだと思う。そしてそうはっきりと口にしたうえで、こう優しく助言できるのはすごいな……。
「ディスプレイの脇のアヒルちゃんに説明することでバグに気づき、品質を高める」#ラバーダックデバッグ
小耳に挟んだことはあったけど、手法として名前まで付いてたのか……! 「他人にもわかるように」「声に出して説明する」ことで気づけるミスや粗って結構ありそう。
生産するオタクの話
逆に言えば、「一口に『オタク』と言ってもこれだけ多様な価値観があるのに、同じ『推し』を持っているだけで気軽につながって、同じ話で盛り上がれる」って、すっごく素敵なことだと思う。
インターネット
絵が異常な速度で消費されていく現実が虚しく感じる
TLは早すぎるし、好きなイラストをブクマしてもなかなか見返す機会もない……と考えると、年数回の即売会は速度感的にちょうどいいのかもと思った。物理的な同人誌なら手元に置いておけるし、気ままに見返せるから。
「読み手を怒らせて、ビューを稼ごうとするコンテンツ」には、気をつけなくちゃ。
「ちょっと立ち止まる」ことは、インターネットを楽しく快適に利用するにあたって本当に大切だと思う。燃やさず、燃やされないようにする、という意味でも。でも言われてみれば、ネットに限った話でもないのかな。
おけけパワー中島という概念が誕生した日 同人字書きの情念を描いた漫画「同人女シリーズ」作者に話を聞いた
いい話……!/“ネガティブな感情についても描いていますが、「何かを表現するって良いよね」という思いが根底にあるため、表現欲が高まったという感想はとても励みになりました”
「おけパ中島があまりピンと来なかったけど考えた」
創作者と消費者、ジャンルとコミュニティ、嫉妬と崇拝、男性と女性、合理性と感情……などなど、こうして整理されると、いろいろな要素が絡み合っているんだなーとわかっておもしろい。
エンタメ
【インタビュー】『僕の心のヤバイやつ』桜井のりお「読者にも、二人の初恋を追体験してほしい」
わかる~~~~!!/“相手が目の前にいなくても「この場面だったら、あの人はどうするんだろう?」とか「今頃何してるのかなー」って、常に相手のことを考えてしまう。そんなところが男女問わず可愛いですよね”
人気イラストレーターでありVTuberとしても人気のしぐれうい「私は裏方だからという気持ちもあった」
バズ・ライトイヤーのくだりで笑った。スバルちゃんの衣装の配色、本人の希望だったのか……! 自然と目に留まるし、第一印象からして元気っ娘な雰囲気で好き。
他の年の「7月」を振り返る
- 2023年:君たちはどう生きるか、還暦からの学び直し、Twitterの終焉
- 2022年:鳥貴族テレワーク、メタバース発表会、日本最速の盆踊り
- 2021年:開会式ピクトグラム、日本史の学び直し、日傘デビュー
- 2019年:『天気の子』公開、恋愛不要論、真摯に“文章”と向き合う
- 2018年:西日本豪雨、LGBTと生産性、VRの未来とおじさん
- 2017年:勉強とは何か、“わかりやすさ”の怖さ、中高年がハマるポケモンGO
- 2016年:ポケモンGO、ゆとり教育の意味、青春18きっぷ発売
- 2015年:訃報と、ブログと、ミニマリスト
- 2014年:野々村県議、妖怪ウォッチ、読書感想文