2016年5月の話題〜コンテンツの楽しみ方、オバマ氏と折り鶴、ガルパンBD発売


やっはろー! 5月も最終日。つまり来月は、2016年上半期の最終月でござる。そりゃあ暑くもなってくるわけでっせ……と思ったら、6月上旬にはトンデモ寒気が流れ込んでくるという予報も。季節の変わり目、風邪には注意しませう。

さて、というわけで毎月末恒例、「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナーです。1年前と2年前の5月のまとめ記事も文末にリンクを貼っておりますので、暇なときにでも一緒にどうぞー。

 

社会・時事

すてきな贈り物

かわいらしい折り鶴。そりゃあ政治的意図もあるのだろうけれど、相手のことを考えた上での「贈り物」であることが伝わる、素敵な行動だな、と。

一方向にしか向けられない「想像力」

「お客様のことを考える」よう促そうとするなら、同様に「店員のことを考える」必要もあると思う。想像力。/“「想像力」という言葉は、ブラック企業の経営者やクレーマーがよく使う言葉である”

自ずから「会社のため」と思える職場は素敵 

「○○のためになっている」と考えて仕事に従事できるのは、本当に幸せだと思う。もちろんそれは必ずしも「社会」という単位である必要もなく、「会社」「家族」「自分」でも良いわけで。

思っていた以上に「報道」が適当に見えてしまった

断片的に追いかけるだけでも、マスメディアの雑さというか、分析をすっ飛ばしてわかりやすい形にすり替える過程が可視化されているようで辟易。

生活

登山は挑戦してみたいけどハードルが高い……

すごい……!道中といい雪上のテントといい、登山経験のない身からすると、異世界感MAXの写真ばかりでわくわくしてくる。

そろそろ、しまなみ海道を再訪したい

しまなみ海道と言えば、何度も橋まで「のぼる」必要があるのが運動不足のレンタルサイクラーにとってはキツく、ゆうゆうと走る原付を恨めしそうに見ていた覚えが……。疲れ果てたあとの温泉は最高ですが!

山梨でカツ丼したい……カツ丼したくない?

“蕎麦屋さんが出前をするときに、皿があってごはんがあって、だと出前できない。だからごはんの上にカツライスをのっけて出前をした。それがどうも発祥のようです”

青春18きっぷ……静岡……うっ、頭が……

静岡やだ……静岡ながい……(学生時代、18きっぷ初利用時のトラウマ)/“プロ18キッパーのSOTECノートパソコンの「つぼみのファン感謝デー」のオッサン”の要素もりもり具合がすごい。

考え方

「コミュニケーション」もまた、消費のカタチのひとつ

愛がどうのというよりは、そもそも作品という「コンテンツ」ではなく、それを話のタネとして消費する「コミュニケーション」を重視している層が少なからずいる、ってことだと思う。

「既視感」を別の方向に楽しめるオッサンになりたい

「どっかで見た」からの「じゃあいいや」現象。そこで「でも何かあるかもしれない」と切り込んでいければいいけれど、体力的に追っつかない場合もあるのかな……と。

ブログやろうぜ!

消費速度が速すぎるあまり、作業的に好き嫌いを選り分けるだけで「どこが好き」なのかを言葉にできない問題。/“「そもそも、一体自分は何が好きなのか?」ということさえもわからなくなっている”

インターネット

とりあえずは問題なさそうな改善だった

画像をはじめとする“添加物”が含まれなくなったのは良いけれど、“@ユーザー名で始まるツイートは〜”に関しては、一部で物議を醸しそうな予感。/返信ボタンでリプライすれば問題ないのね。

サロンはともかく、ブロガー向けコミュニティはあっても良いと思う

「ブロガー目線のブログ」が増えた印象。同じブロガーに読んでもらうことが前提の記事ばかりなので、大多数の読者が置いてけぼりになってる感。あと何を書くのも自由だけど、SEOを想定読者に据えるのは何か違う気が。

論文でも日常会話でも使える“接続詞”の要点

 多種多様な「接続詞」の用法と、類似表現の差異を比較・検討した解説本。新書サイズの割に、これ一冊で「接続詞の辞典」として使えるくらいには濃ゆい一冊となっています。

 本書ではまず、接続詞の定義と役割を確認した上で、四種十類に分類。それぞれを個別に説明しつつ、似通った接続詞の使い分けも流れで学ぶことが可能。さらには文章にとどまらず、「話し言葉」の接続詞にも言及するなど、示唆に富んだ内容となっています。巻末には索引まで用意してある親切設計で、手元に置いておきたくなる魅力がありました。【感想記事

日本人にとって“個人”や“社会”よりも大切な「世間」とは?

 「世間をお騒がせして申し訳ありません」という表現が指し示す「世間」とは、いったいどこの誰のことなのだろう。「個人」を前提とした西欧の「社会」とは明確に異なる、日本独特の表現である「世間」という言葉について、複数の古典の記述から紐解いた一冊。

 吉田兼好、井原西鶴、夏目漱石などを詳細に取り上げているため、文化史的な要素も強い。学校で学んだ日本史とは異なる部分でのつながりを感じられるため、知的好奇心をくすぐられる内容です。「世間」という言葉について考えたい人はもちろん、日本史や民俗学好きにもおすすめです。【感想記事

感想は書かない!行動記録から自己を再発見する「日記」の使い方

 30年間、試行錯誤しながら見出してきた筆者なりの日記の「意義」と「魅力」、そして、それを楽しく続けることによって生活を好転させるための「使い方」を論じた本。

 序盤は精神論が多く、「日記を書けば必ず人生は良い方向へと動き出す!」と言わんばかりのヨイショっぷりに少し引き気味だったものの、読み終えてみれば「おもしろかった!」と断言できる内容でした。これから日記を書こうという人はもちろん、すでに日記を書いている人が、それをさらに生かすためのヒントを得ることのできる一冊です。【感想記事

まだ「数字」で消耗してるの??

 アルファブロガー・堀正岳さんによるライター論。粗製濫造されたコンテンツが跋扈するウェブにおいて、あえて読者を「減らす」ことのススメ。

 あえてコンテンツを絞ることでフィルターを設け、その中でも自分を“選んで”くれた読者と密な関係を築き、価値あるものを提供していくための考え方がまとめられています。漠然と感じていたウェブコンテンツの方向性の在り方を言語化してもらったような、すっきりとした読後感。後半部分では「無料」と「有料」の差別化の主砲についても端的に示されており、参考になりました。

エンタメ

あとがき読みたい派です

むしろ、あとがきが本編でもいいのよ?/一般文芸なんかでもそうだけど、あとがきって、後で読み返すとそのときどきの時事ネタが垣間見えたりして、ちょっとした資料としてもおもしろい印象。

「いいぞ」の3文字から解き放たれたガルパンおじさんたち

「いいぞ」には、これだけの熱と想いが込められていたのか……。

「初めてこのジャンルの作品を読んだ」と書いたら批判されたことを思い出した

“説教口調でしかコミュニケーションを取ってこない人っていますよね”

6月3日放送だよ!

気になる……と思って読み進めていたら、「全長340キロの“ヨサク”沿いには、山菜や川魚、さらにはマムシを食料に自給自足で暮らす人たちの姿」の一文で一時停止した。

 

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