集中して作業する技術、福岡の魅力、東京地下街さんぽ〜今月気になった話題(2024/7)


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毎月恒例、「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナー、今回は2024年7月編です。2014〜2023年の7月の振り返りも末尾に掲載しているので、お暇な方はどーぞ!

 

今月のベストワン

異国で羊を買って、お世話になった学校に寄付をする

  • 軽妙な文体も相まって、スラスラと楽しく読める旅行記だった! こんな体験、そうそうできるものじゃないし、まずやろうと決めたことが素敵。最後に「喜捨」の話で終わるのが、なんというか粋に感じた。

社会・時事

40代で大学へ。仕事&育児をしながら「とりあえずやってみよう」の気持ちで勉強し続けたら、自信につながった

  • 150単位すごい!!! 幅広い世代の生徒が集まって学べる空間、めちゃくちゃいいなー。
  • 潜在的に「学びたい」と考えている社会人って、実はかなり多いんじゃないかと思ってる。

仕事でミスばかりな私を支えてくれたのは「文章を書くこと」。書き続けるために、これからも適度に働く

  • 書くことは、心のサードプレイス。
  • 2010年代の自分がまさにそうやって救われていたので、ふんふん頷きながら読めた。自分の考えたこと、感じたことを言語化し、文章にしてまとめるのは、楽しい。

上出遼平が考える「ズル」のリスク。誰かと働くために“倫理観”は必要ですか?

  • 字義通りの「体験」は減るどころか増えている実感もあるのだけれど、ここで語られている「他者の評価から切り離された肉体的体験の蓄積」は、間違いなく減っている実感もある。
  • 周囲の評価に左右されない、自分自身の感情が伴う体験。他人の口コミを参考に、その正しさを自分でも「確認」するための体験だったり、SNSでインプレッションを集めるための、大げさな常套句を振り回すだけの感想だったり。
  • でも見方を変えれば、周囲に左右されない「体験」を生み出せる人、それを自分の言葉で伝えられる人が、より重宝される時代なのかも。

【日本最長】東京地下街 4050mの旅(東銀座~大手町)道中案内

  • 「実際に歩いてみたよ!」だけで終わらず、最後に「看板表示のデザイン」という着眼点を設けることで、心地の良い読後感が現れた。馴染み深いのは東京メトロだけど、こんなに違いがあるんだ……!

昔の写真に「AIっぽさ」を感じてしまう違和感の正体

  • AIが社会に浸透すればするほど、知識の重要性がますます高まっていくのかなと。シンプルに「そういうものがある」ということを知っているかどうか。
  • 疑いの目でかかることは大事だけれど、それを「偽物だ」とか「こういう理由でけしからん」とか、安易に決めつけちゃうことは避けたいよねー。もう随分前からSNSでは必要とされているスタンスであり、リテラシーであり、その範疇に「AI」が加わるだけ、とも言えるかもだけど。

生活

子育て終わった!やったーー!!

  • 反抗期のくだりでうるっときちゃったじゃないですかーーーーー!!!! お疲れさまでございました!!!!!
  • もし死後の世界があるのなら、あと何十年かは幸せに過ごされて、そのあとでこれでもかというほど旦那さんに労われてほしい。

東京から福岡に移住して2年。福岡の魅力を4.5万字で徹底的に語る

  • びっくりボリュームのnoteで全部は読めてないけれど、つまみ読みしただけでもいいないいないいな〜〜〜!!

今日は好きな惣菜発表ライターによる「正式名称がわからない惣菜ゲーム」に参加して貰います

  • 当てても当たらなくても食べられる……元ネタを踏襲しているかのようなやさしいせかい……好き好き大好き……。

考え方

「地雷」が多すぎる

  • もはや「開かれたSNSで発言をする」ことが「地雷原に足を踏み込む」こととほぼ同義なので、参加者が限定されたコミュニティに所属するか、物理空間のコーヒーハウスに飛び込むか、最後に書かれている「許容量」を増やすかしかないんだろうなと思う。

無職の友人に『いくらでも時間あるでしょ?』と言ったら『1日のうち6時間くらいは不安で消費されるからそれほど時間はない』と返された

  • わかる……わかるわ……。将来に対する漠然とした不安は、無職だろうとなかろうと持っている人も多いけれど、「無職」という肩書きに付きまとう不安感は本当に大きかった。無職にも適性がある。
  • 自分が無職だった時期にブログを書き続けられたのは、純粋に「文章を書くのが楽しいから」というのももちろん大きかったけれど、一方では「文章でも書いていないと不安だったから」という側面も少なからずあったのかも……。

集中して作業する技術/how_to_work_deeply

  • ビジュアルだけでも端的でわかりやすく、それでいて話しぶりが聞こえてきそうな素敵スライド!
  • 自分なりに試行錯誤した結果、数年かけて気づけたことも多いけれど、この中だと「頭のデフラグ」が意識的にできてないや……。

若い時の無目的なインプットが重要

  • 「その都度、必要なインプットをして、それをすぐに生かせる」のは、それ自体がある種の才能なのかなーと。とはいえ、「日頃から興味関心のアンテナを張って、なんでも楽しくインプットできる」のも、それはそれで一種のスキルなのかも。

心の残業は、やめよう

  • 「自分の感情に自覚的である」ことって、実は意外と難しい。感情的であるということは、それ自体が「自分」を見えにくくする状態だから。
  • メタ認知には訓練が必要で、この記事では複数の切り口から考えられていておもしろかった。タイトルがまたいいなー。

インターネット

自分の居場所をつくるには ──鼎談|星野源×ARuFa×ダ・ヴィンチ・恐山〈前編〉

  • 初手トンファーを繰り出すARuFaさんと、そのくだりと写真もしっかり記事として掲載してくれる編集さんが最高すぎる。
  • それと、「AviUtlを知っている星野源」の情報を引き出してくれて感謝しかない。

2011-2024 この13年間における最高の一冊 - HONZ

  • ずっと存在し続けるタイプの書評サイトだとなんとなく感じていたので、本気でびっくりした……。お疲れさまでございました。たくさんの素敵な本との出会いをありがとうございました。

老後も趣味を充実させるために、ゆるくでも発信を続ける。40代半ばの趣味系ブロガーが考える理想の老い方

  • SNS時代の「趣味」と「人間関係」のお話がまとまっていて、どれも共感するポイントばかり。「ゆるくつながり続けられる」ことは今もSNSの特性であり魅力だと思うので、これからもふんわりと楽しみたいな。

エンタメ

『響け!ユーフォニアム3』石原立也監督が最後の演奏シーンに込めた想いとは

  • 最終回……えがった……ほんまにえがった……😭
  • 劇中では3年の、リアルでは10年近くの積み重ねがあり、そのすべてを回収して辿り着いた大団円。どこかのタイミングで最初から通して観たいなー。
  • たしかに石原監督の作品ってそんな印象があったので、言われてみればびっくりですわね!? そして『AIR』が初監督作品だったと聞いて、なんだかそちらの文脈でも感慨深くなっちゃっている自分がいる。

『第七王子』のEDクレジットを見ると、なぜ日本アニメの未来がわかるのか

  • 素人目にもわかる、Unreal Engineを使ったアニメ制作のおもしろさ!! そしてぜひともVRで歩き回らせてもらえませんか!?
  • 円盤特典で見かける「アニメの設定資料」の1つとして、「3DCGで制作されたアニメのワンシーン」に入れる日が来たりしませんか??

大河ドラマ『光る君へ』 “本物”の平安を届ける/書道指導・根本知

  • 狂気すら感じられるほどの、細部に至るまで作り込まれた「書」と小道具、演出の裏話。まさか「手元」のシーンが、すべて役者さんご本人とは思いませんで……! 「演出は細部に宿る」の精神が輝いて見える。

「10年愛されるワールドを作ろう」を目標に。BEAMSとカデシュ・プロジェクトはどのように「TOKYO MOOD by BEAMS」を作るに至ったか

  • VRChatのカルチャーを追っている人、バーチャル世界で何かをやりたいクリエイター、メタバース活用を考えている企業担当者など、多方面の人の参考になりそうな必読記事ではーーー!?
  • メタバースにおける「ハレ」と「ケ」の話は言わずもがな、「企業側はどのような基準でクリエイターを探しているか」にも言及されていて、これはVTuberにも通じる話なんじゃないかしら。

 

他の年の「7月」を振り返る