毎月恒例、「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナー、今回は2024年11月編です。2014〜2023年の11月の振り返りも末尾に掲載しているので、お暇な方はどーぞ!
今月のベストワン
真夜中の本屋ダンジョン
- まーたオモコロが池袋のジュンク堂でおもしろそうなことやってるよ!! いいぞもっとやれください!!!
- 「原宿さんが自分のパネルと邂逅するくだり、絶対ある」と思いながら読み始めたので、早々に回収してくれてにっこり。
- 詩集の棚に囲まれてキャンプするの、最高すぎるな……。
社会・時事
収益はゼロ、費用は9000万、もう完全にボランティア……なのに、なぜ「桜井政博のゲーム作るには」を作り続けられたのか。最終回を迎えた桜井さんにお聞きする、「この番組を見た人たちにとって、大事なこと」とは
- YouTubeチャンネルの副読本になるような、こちらはこちらで保存版のインタビュー記事でござった……!
- 後半の「積み重ね」の話が本質情報過ぎて、マーケティングや創作論の話を雑にしているあらゆるジャンルのノウハウ動画が、すべて消し飛ぶくらいのパワーがある。
離島・限界集落の救世主? 1600の中小規模店を守る「全日食チェーン」のスゴさを聞く
- 「ヤマザキショップと似ているような……?」と思ったら、ボランタリーチェーンって言うんだ! しっかり採算がとれているのもすごいし、読んでいると応援したくなる。
料理人・稲田俊輔の仕事論。好きなことで食べていくには「ずる賢さ」が必要
- 料理に限らず、仕事やあらゆる活動にも当てはまる、本質情報が盛りだくさんのインタビューでござった……! 自分が好きなのって、意外とこの「名もなき雑用」の部分かもしれない。
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「土台作りをせずにワンチャン狙う」ような活動者が当たり前になったことで、淡々と積み重ねられる人、自分の「好き」や「楽しい」の感情に素直に突っ走れる人、常にユーザー目線を考慮して立ち回れる人が、一周まわって目立ちやすくなっているのが、最近のインターネットなのかも(主語大)
詩人の谷川俊太郎さん死去「二十億光年の孤独」「生きる」など
- 子供の頃から「詩人」の代名詞的存在であり、たまに本や読み物で谷川さんのやわらかな言葉にふれることがあると、そのたびに心穏やかになれていました。お疲れさまでした。
生活
父親が死んだ
- 最後、ちょっと泣きそうになった。整理のつかない気持ちをこれだけ言語化できることがすごいし、あくまでも筆者さんの個人的な話で、自分には当てはまらないことも多いはずなのに、自分ごとのように感じられる文章だった。読めてよかった。
弟とブルガリと東京
- いい話〜〜〜!! 店員のお姉さんのポケットから同じ名刺入れが出てきた瞬間、確定演出でしょうこれは。
- ハイブランドなお店での立ちふるまい方、教えてもらわないと本当に知る機会がないよね……。なんならワシ、いまだにわからん……。
【検証】フィットボクシング2とリングフィットアドベンチャーを100日ずつプレイしたら、身体はどのくらい変わる?
- 引き締まってる!!! リングフィット負荷30はガチ!!! つよい!!!!! チョコザップくんとお別れしちゃったし、久々に復帰するかァ……!
佐渡島にあるお大尽な大臣の別荘、山本邸から見る景色に驚いた
- やっば!! すっご!! おもしろ!!!
- まず部屋の造形に面くらい、かと思えば修復前の写真に「こんな状態だったの!?」と驚き、最後は建築物としての奥深さとおもしろさを味わえる。すんごい読み物。
見えてるのに行けない場所
- ゲームだったら、ちょっとレアな装備の入った宝箱が置かれている空間だ!!
- ルミネエストの2階の吹き抜け、とても自然に「ドローンカメラ飛ばして見られるんじゃね?」と思ってしまった。ぶいちゃ。
考え方
不安を解釈で埋め合わせる
- 大事なのは、「不安を保留する」こと。自分も第三者効果に陥っていたことを自覚させられたので、折に触れて読み返したい。
「人間には陰謀論的な思考回路がつねにある」 作家・小川哲が『スメラミシング』で描いた信仰と宗教
- 宗教と小説、恋愛と陰謀論は似たようなものかもしれない。めちゃくちゃおもしろい話だった。この世界は複雑怪奇で、ちっぽけな人ひとりには理解不能だからこそ、何か信じるよすががなければ心穏やかには生きられない。
京極夏彦「本は、買うだけでいい。読もうが読むまいが、いいと思った本を手元に置いておくだけで人生は豊かになる」
- 「鍛えることではなく、いたわること」「読書は優れたメンテナンスツール」
- この考え方、すっごくすてきだなあ……。というわけで、本もゲームも遠慮なく積んでいくことにします!!!📚️
映画「ルックバック」が見れない
- 同じように「見れない」と何人かが話しているのを聞いたので、共感する人は多そう。
- 「敗北感を味わう」ということは、裏を返せば「同じ土俵に立っている」と言い換えることもできるのかなと。それが「かつて夢見て諦めた眩しいもの」ではなく、その人自身が現在進行系で追い求めているからこその気持ち。そもそも戦おうと思わなければ、敗北感は味わえない。
インターネット
【コラム】VRChatのBarからリアルのBarを通して「新しい世界へ踏み出していくこと」についていろいろと考えた話。
- 最近読んだぶいちゃ読み物の中でも断トツで好き〜〜〜!!!
- 手触りのある現実の体験には決して敵わない、バーチャルの0.5の体験。でもその“0.5”が最初のきっかけになるのがVRだし、それまでの自分には見えなかった、ありとあらゆるジャンルの“0.5”をそこで味わえる――と考えたら、こんな素敵な世界はないよなあと。
- しかも!! そんなVRChatは!!!Steamで無料!!!!
小説投稿サイトは8年前とどう変わったか? 「小説家になろう」「カクヨム」「エブリスタ」に聞く
- 小説投稿サイトとWeb小説コミュニティの最新事情。
- しばらく接していない、過去にちょっと齧った程度しか知らない世界ではあるけれど、今も盛り上がっているみたいで興味深く読めた。
エンタメ
漫画『ふつうの軽音部』に夢中。キタニタツヤとクワハリが語る、規模の小さい青春の魅力とは
- 19話のそこ〜〜〜!! わかる〜〜〜!!! かましたれはとっち!!!! の気持ち。/“綱渡りなんですね、人前でモノを発表するというのは。共感だけを飯のタネにするのは危険なんですよね”
もう気づいてる? BLから百合からビッチ(?)まで、いま、台湾マンガがめちゃくちゃ熱い!
- ちょっと前にどこかのPodcastでおすすめされていたのを聞いて気になった記憶ががが! たしか『緑の歌』だったかな……! 複数のタイトルが挙げられているので、試しに読んでみようかしら🧐
他の年の「11月」を振り返る
- 2023年:「やばい」の汎用性の高さ、「真逆」の広がり、「なるほど」は失礼?
- 2022年:旅行にカメラはいらないのか、相手の話をうまく整理する技術、湯涌ぼんぼり祭り
- 2021年:物事ができるようになる思考法、インディーズ空間、メタバースを面白くするには
- 2020年:同人活動の魅力、VTuberと投げ銭1億円、『鬼滅の刃』担当編集者座談会
- 2019年:4種類のVTuber、演劇の怖さ、一重まぶた論争
- 2018年:誰も傷つけない笑い、バーチャル蠱毒、2018年の鮫島事件
- 2017年:72時間ホンネテレビ、スマホ決済、“普通の人”の定義とは
- 2016年:ネットの問題あれこれ、“コミュ力”の考え方、ポケモン最新作
- 2015年:自爆営業、モバゲーのマキ、「好き」の表現場所としてのブログ
- 2014年:渋谷ハロウィンのゴミ問題、まとめサイトと著作権