毎月恒例、「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナー、今回は2024年10月編です。2014〜2023年の10月の振り返りも末尾に掲載しているので、お暇な方はどーぞ!
社会・時事
ネットメディアから放送局に転職した私 怪しい情報の「ファクトチェック」をしていて感じる深刻な危機とは|NHK広報局
- BuzzFeedの記者さん、今はNHKで働いてるんだ!
- 記事中にもあるように、現代のネットが“荒れに荒れている”のは肌感覚として実感があるので、そんななかでも地道な取材活動をされている記者さんには、頭が下がる思いでいっぱいです。
会社員の経験が一度もない奴ら座談会
- みくのしんさんたちBHB社員が、めちゃくちゃしっかり「会社員」をやっている(そりゃそう)ことが垣間見える素敵記事だった……。働いてる人みんなすごい……えらい……。
芥川賞・朝比奈秋さん 小説病に憑りつかれ、勤務医を辞め無職に。「作家にはならせてくれよ」 小説家になりたい人が、芥川賞作家になった人に聞いてみた。
- 「病気と健康の違いがわからない」「芸術だけが自由だった」「最下位のサラリーマンにも仕事はあるが、芸術は1位にしか仕事が来ない」
- 印象に残る言葉の多い、考えさせられる余白を増やしてくれるようなインタビュー。
AI翻訳「ポケトーク」アメリカ市場を席巻の原動力
- 翻訳専用端末はブルーオーシャン! なるほどなー! アプリ市場が過当競争に突入している一方で、ハードウェア市場は意外と競合が少ないと。
生活
きょう、図書館で悲しくなった
- 程度の差はあれど、誰しもこういう時期ってあるように思う。環境の変化やメンタルの不調に限らず、理由なく落ち込んでしまう時期もある。あったはずの熱意が失せてしまって、焦燥感を覚えたり、悲しくなったりする。
- こういう場合、必要なのは休息や気分転換だと思うので、「あえて怠惰に過ごしてみる」「早寝早起きの生活に切り替えてみる」「好きなものを食べまくる」「気の知れた友達と話す」「ゲームで時間を溶かす」「1泊2日の小旅行に出かけてみる」とかいろいろやってみて、リフレッシュできないかまず試してみるのが良さそう。もし効果が薄かったとしても、少なからず気分転換にはなるはずだし、いつかは時間が解決してくれる。
子どもが産まれて3Dプリンターをめっちゃ使うようになった話——「育治具」作りからキーボードケース販売まで
- ④の「社会との接点」の話がいいなー!
- 対面での販売ではないし、自宅でできる作業ではあるけれど、「誰かに物理的なモノを届ける」という行為によって得られる「繋がり」の感覚ってあるよね。
インプラント体験記 かなり噛む部分の歯を2本連続で失っただけなのに…
- 「しあわせ」と「人生」の話だった……。お疲れさまでございました……!
- ってかインプラントってこんな感じなんだーーー!!へーーー!!!(お値段には目を瞑りつつ)
40代独身男、アニメ・漫画に飽き・・・ない!
- 「特定の物事に対してずっと夢中でいられる」ことって、それ自体が一種のスキルっぽくあるよねー。
- 現実的には、生活環境やライフステージ、社会情勢の変化にも左右されるから、意識的に維持するのも結構大変なイメージ。
考え方
作家・角田光代さんに「読書は人生に必要か」を尋ねたら|三砂慶明『読書を考える旅』第1回
- 本、読書、物語。そしてそれらにとどまらない、人生を助けてくれる存在のお話。読み応えがあっておもしろかった! 折にふれて読み返したい、すてきな読み物。
- 「物語は自分を別の世界へと連れて行ってくれるものであると同時に、自分たちも含む“人間”そのもの描いたものでもある」という指摘(ざっくり要約)が腑に落ちた。
- 本は生きづらさを軽減してくれる道具であり、それは必ずしも本である必要はない。
話が盛り上がらない、雑談ができない人の根本の原因 ファシリテーションの達人が語る「抽象化」のスキル
- 問いの抽象度を高めることの大切さと、抽象度を高めるためには、普段からその物事について考えておく必要があること、議論を活性化させる「比喩」や「引用」の技術の話がおもしろかった(記事のタイトルと内容にちょっと齟齬があるような気もするけど)。
科学が証明 「手書き」の絶大なメリット、「脳全体が活性化する」
- 感覚的にも「そうなんだろうな」という気はしているものの、NotionとTodoistを使うようになってから、手書きでメモや記録をする機会も減っちゃったなー。手書きの習慣、気分転換がてら、試しに復活させてみようかしら。
長めの抑うつで失うものを知らせたい
- よく言われる「習慣化」の効用って、こういう部分にもあるのかも。
- 「習慣に組み込むことで、意識せずともインプットやアウトプットをできるようになる」以外に、「そのルーチンができなくなる=自分の体やメンタルに不調を来している」ことに気づける、という意味で。
インターネット
BeReal躍進の裏にリサーチあり トップが語る、Z世代トレンド1位の理由
- 断片的にしか知らなかったので、興味深く読めた! 「ソーシャルメディアで見知らぬ人に発信することには興味がなく、親しい人たちとつながれる安全な場所を求めている」という指摘は、BeRealに限らずZ世代の傾向としてありそう。
広告費目当ての“迷惑サイト” 急増の背景にAIも
- 何年も前から問題視されている割には改善される傾向がないし、そこそこ大きなメディアですら「広告ばっかで読めねえ!」状態になっちゃってるので、もうどうしようもないのかしら……。
エンタメ
岩田さんのこと
- 「私の最大の理解者でありました」の部分で、ちょっと泣きそうになった。
ニンテンドーサウンドクロック Alarmo
- 普段なら「目覚まし時計に13,000円〜!?」ってなってもおかしくないのに、映像を見たら「このお値段でこれなら普通に欲しい!!」ってなるの、任天堂マジックだ……!
アニメとレンズと被写界深度|senzui
- おもしろい読み物だったー! こちらの記事は「表現」の話だけど、「演出」としての被写界深度の意図について、場面ごとに考えてみてもおもしろそう。
ディズニー100年の歴史で最も悲しい歴史を持つであろうキャラ“しあわせウサギのオズワルド” が大活躍する『エピックミッキー』という「奇跡の作品」の話を聞いて欲しい
- ちょろっと流し読みするつもりが、溢れんばかりの熱意にやられて最後まで読んじゃった!
- オズワルドの悲哀もだけど、ロボット・グーフィーのデザインが本当にいいな……。
ネーム形式で連載中の『キャプテン翼』、想像を絶するゴールシーンが描かれてて最高だった「これは誰も想像できない」
- 「いやいやそんな、さすがにそれは言い過ぎでしょ〜!」と思いつつ読み始めて、「どの見開きのことだ……?」と疑問符を浮かべながらページをめくっていたら、「これだーーー!!」ってなっておもしろかった。
- ネームの状態でも、キャラクターを誰一人として知らなくても、前後の展開を読んでいなくても、「サッカー」さえ知っていればおもしろく読める。これが、「マンガがうまい」ってことなのか……!!
他の年の「10月」を振り返る
- 2023年:70代でゲーム実況、水彩画おじいちゃん、スティーブ・ジョブズ1.0
- 2022年:画像生成AIの価値、“正直”と“誠実”の違い、「知らんけど」の謎
- 2021年:引用選手権、品川駅の広告炎上騒動、コロナ後のやりたいことリスト
- 2020年:編集の極意、在宅勤務の才能、凡人が天才に勝つ方法
- 2019年:即位礼正殿の儀、やる夫スレ、リングフィットアドベンチャー
- 2018年:平成のネット振り返り、VTuberの多様性、自己の客観視の大切さ
- 2017年:女性問題の未来、手書きインスタ、5ch爆誕
- 2016年:PSVR、情報の正確性、“常識”の在処
- 2015年:マイナンバー、“孤独”の在り方、ネットを再考する季節
- 2014年:悪質バイラルメディア、これからのコンテンツ消費