デカ盛りの名店、不便になるネット、タイパと倍速消費〜今月気になった話題(2023/1)


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毎月恒例、「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナー、今回は2023年1月編です。2014〜2022年の1月の振り返りも末尾に掲載しているので、お暇な方はどーぞ!

 

社会・時事

「DJ松永のそれでいいじゃん」全編公開

  • うおおおお良い!! めちゃくちゃ良い!!! すべての回答があまりにも良すぎて、Notionにメモりまくっちゃった!!
  • 2人目の質問に対する回答が……沁みる……。「友達」や「親友」の関係性は「なってるもの」であって、答え合わせの必要がないもの。たしかに〜〜〜!?
  • 「答え合わせは、むちゃくちゃ長い」って、すっごく素敵な言葉だ……自分が中学生の時、誰かに言ってほしかった……。

山崎元、癌になってみて考えた。「どうでもいいこと」と「持ち時間」

  • 目の前の事実と向き合いつつ、個々の問題に対して判断を重ねていく過程が淡々と記録されていてすごい。
  • 随所から深い思索が感じられる読み物で、なんだか圧倒されてしまった。

死ぬのを延期しつづけている

  • 自分の身近にも希死念慮に苦しんでいる友達が何人かいたので、あれこれ考えさせられた。
  • 最初にタイトルが目に入ったときの印象と、読み終えたあとの印象が大きく変わっていて……なんというか、すごく「優しい」表現だなと。

生活

高級干し柿は、ほぼ蜜

  • 1個1,000円以上、ほぼ2,000円のものもある、高級干し柿……! めちゃくちゃ気になるうまそう腹減った!!!

犬を散歩してる風バッグをつくる

  • 遠目に見ると完全に犬だ!! かわいい!! 平行移動してるけど!! イッヌはイッヌでちゃんとお尻を嗅ぎにいくんだな……。

キッズルームのあるマンションの日常とは? 子どもたちのコミュニティーを眺めてみた

  • すっげー……! こんな世界があるのか……!
  • 子供たちのやり取りが微笑ましくてニコニコしちゃったし、もちろんすべてのキッズルームがうまく活用されているのかと言えばそんなことはないんだろうけど、知らない世界を知れておもしろかった。

一橋大生を満腹にさせてきた「デカ盛りの名店」が、学生たちから愛され続ける理由

  • こう言ってもらえるのいいなー! 遠慮なく写真が撮れるぜ!!
  • アルバイトが食育の場になっているのもすっごく素敵。魚の種類とか、意識しないとそうそう覚える機会ないものね……。

考え方

自分の中に生まれるものを見つめたい

  • 何かを受け取ることによって、自分自身が感じたこと、考えたこと。
  • いろいろなものがAIや関連サービスに代替されつつある一方で、「自分の中で生まれたもの」の価値は今も昔も今後も変わらないし、それを言語化する試みはむしろますます重要になってくきそうな予感がある。

創作者への嫉妬でコンテンツを正しく楽しめなくなった

  • 始まって間もないマンガに悪口コメントを残したり、動画に低評価を付けたりする人の心理がわからなかったのだけれど、こちらを読んで「なるほど〜!」と納得。
  • 「嫉妬」というよりは「自尊心をコントロールできない」状態だと考えると、自分にも心当たりがありますね……。
  • 「自分ならもっとうまくできるのに」という万能感に対する一番の処方箋は、やっぱり一度でも「実際に手を動かしてみる」ことになるのかなーと。「創ることの難しさ」を自分の体験として理解できれば、作者や作品に対してリスペクトが生まれる。「創作」への解像度が上がれば、楽しみ方も広がる。

インターネット

エヴァのMAGIシステムをGPT3で作ってみた

  • この発想はなかったーーー!!
  • AIの回答の正確性や妥当性を疑問視する声は現状でも多いし、「複数のAIに聞いて、三者三様の意見を参照しつつ、自分なりに答えを出す」ようなスタイルが、「AIの使い方」のひとつとして定着する可能性はありそう。

“時短したい”若者の「タイパ」信仰が中高年にも!? 2023年も「倍速消費」がさらに拡大しそうな理由

  • 本文でも説明があるけれど、「パ(パフォーマンス)」の部分があまり意識されていないようにも映る「タイパ」の話。「時間をかけて得られるものが多い」ものも、それは「タイパが良い」と言えるよね。

作家さんが聞いた『三点リーダーを多用する文章のクセ』に関する編集者の発言がグサッとくる

  • だって……! 便利なんだもん……!
  • とはいえマジレスすると、一口に「文章」と言っても、媒体によってルールは異なるので……。小説において時間経過や発話者の心情などの「間」を示す三点リーダーと、Twitterやカジュアルなブログの文章において感情や微妙なニュアンスを表す三点リーダーとでは、似ているようで違う印象……。

“青春の禁じ手” 神保町の古本屋街、それを許した店主がいた

  • 年始にぴったりの、「本」と「書店」の素敵なお話。偶然の出会いを探しに、古本屋さんに行きたくなる。

ただ効率がよければいい、ただたくさん知られればいい、ただ高く売れればいいというだけでは「つまらない、おもしろくない」

元国立国会図書館司書が教える「調べものが速い人と遅い人」ちょっとした行動の差

  • 調べものの方法もだけど、『日本随筆索引』の話が印象に残った。
  • 明治時代にすんごいことをやっている人がいたんだなと思うと同時に、そういった先人たちの積み重ねによって残されている資料がたくさんあるんだなと。

むしろ素人のほうが「マニアックな売り場」を作れる…国文科卒の書店員が神保町に"数学の聖地"を築くまで 5000冊の数学書が揃う「書泉グランデ」の秘密

  • 「わからないけれど何か面白い」って表現がすごくいいなー! あらゆる知的好奇心の根っこにあるのがまさにこの感覚っぽいし、この感覚を他人に伝えられる人はすごい。

エンタメ

さいごの宇宙船

  • 淡々と進んでいくのにワクワクさせられ、最低限の絵でしか見せていないのに大迫力で、まったく結末を見通せない展開に期待を高めながら一気に読んだら、最後に「好き〜〜〜!!」というめちゃデカ感情の読後感をプレゼントしてもらった。よかった……。

星街すいせい - Stellar Stellar / THE FIRST TAKE

  • 「VTuber初のTHE FIRST TAKE」として話題になった、すいちゃんの『Stellar Stellar』。こんなん泣く。
  • 再生数の伸びもだけれど、それ以上に高評価&コメントの勢いがすさまじい。「VTuberとしては初の」というインパクトもあってのことだとは思うものの、「公開半日で10,000コメント突破」は異例っぽい……? 1ヶ月前投稿のNiziUの動画でも9,000コメントくらいなので。
  • これって、普段はYouTuberを見ている層からすれば割と衝撃的というか、「VTuberの世界って、ここまでファンの熱量が高いの!?」という印象を持つ人も少なからずいるのでは……?

【VR Live】kinu 3rd live "コネクト" - B4 Edit

  • 「伝説」とも言われた、2021年12月のサンリオバーチャルフェスでのキヌさんのライブ。
  • 冒頭の注意事項の部分、ちゃんと見てなかった気がする……? 2日とも時間ギリギリに入ったせいかもしれない。
  • 途中、こぎみゅんっぽい後ろ姿が見えたと思ったら、マジでこぎみゅんがカットインしてて笑った。

 

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