毎月恒例、「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナー、今回は2021年1月編です。2014〜2020年の1月の振り返りも末尾に掲載しているので、お暇な方はどーぞ!
社会・時事
「家族に看取られて死ぬのは恐ろしい」芸人・ヒロシさんが“1人でいること”を決めた理由
ゆるいコミュニティ……いいよね……。小学生のエピソード、すっかり忘れてたけど、自分にも心当たりある。/“自分に合う趣味仲間って、たまたまの巡り合わせでできるものだと思うんです。無理に作るものじゃない”
「わかるよ、クソだよねこの世界は」――米コロナ病棟で命に寄り添う、日本人牧師の奮闘
「病院聖職者」という存在は断片的に聞いたことがあったけれど、想像以上に壮絶な話だった……。/“「本当につらいとき、横にいて手を握ってくれる人間が、人には必要だと思ったんです」”
セクハラされて自殺しようとしてた鬱病患者だったが、『テニスの王子様』で超元気になった話
めちゃくちゃ重い前半から、テニミュきっかけで文章の雰囲気もガラッと変わるところ……温度差にぶえっくしょいしつつ、筆者さんの気持ちの切り替わりを追体験しているようで、なんだか元気をもらえた気がする。
生活
新幹線の車窓動画を見ながら飲む
動画コメント欄にある「大人のバーチャル遠足」が言い得て妙ですばら!わざわざ駅弁を買いに行って新幹線には乗らず、家でリモート乗車するの、最高すぎる……!
「中年女性によるまんがタイムきらら空間」経験者2組が語る「オタク同士のルームシェアって、実際どう?」
生活が垣間見えて面白かった……!「暮らしで貯まる信頼ポイントを持つ人が、家族以外にいたほうが人生楽しい」は真理かもしれない……。あと「4Kで推しのまつげを見たいと思わないか?」が最強の殺し文句で笑った。
能登半島先端の「珠洲(すず)」という名前にピンと来て、街を見る前から移住を決めて無事に四年目ってどういうことだ
むちゃくちゃ素敵な読み物だった!この感覚、しばらく忘れてた気がする……。/“自分で決めたら好きなものしか食べない。でも人に決めさせると、絶対自分で頼まないものが出てくる。それがすげえよかったりする”
ゲームに人生を狂わされた話
こんなにも心を震わされる「対戦ありがとうございました」があったろうか……!本気でゲームに取り組む大人は、最高にカッコいい。/“人生は1クレジットということを教えてくれたのは格闘ゲームでした”
茶とコーヒーと俺ん家の話
「お湯を沸かして、お茶/珈琲を淹れる」という一連の行動、自分1人の為にやる際もなんとなくホッとするけれど、他の人の分も用意する際、独特なコミュニケーションが生まれる気がして好き。淹れる側も、待つ側も。
考え方
「1位になれない」と気づいてからが勝負。ファーストサマーウイカに教わる「自己プロデュース術」
オタクの言う「呼吸できてえらい!」だ! 「アナタ、息吸って吐いてるだけで親孝行やないの!」/“理想と現実のギャップに気づいた瞬間は、逆張りして陣地を確保するチャンスなんですよね”
エネルギーがない人が新しいことをはじめる時のコツみたいなやつ
物事を決めたり意識的に手を動かしたりするには「エネルギー」が不可欠だから、「エネルギーを消費しない(消費していると意識させない)レベルで『習慣化』してしまう」こと。他の活動とセットにするのもおすすめ。
浄土真宗の僧侶です。初めて書き込みます。
ちょっと強めの言葉もあるものの、素敵な文章、もとい説法でございました……!祖父母の葬儀で浄土真宗の僧侶さんがやっぱり似たようなお話をされていたので、すごくしっくりきた。生きている人のための弔い/訪い。
生涯オタクのつもりが… 漫画『36歳で突然漫画やアニメにはまれなくなった話』が刺さりすぎると話題に
作中で挙げている「ずっとハマれる才能」や「リソース不足(体力・金・時間)」もそうだし、「その時々の精神状態」もそう。生活環境や交友関係の変化もある中で、己の趣味とどのように接していくか問題……。
芸大入試の面接で『嫌いな作品』を聞かれた理由を教授に聞くと「そこに本人の個性がある」と解説…これに納得する反応続々
ブコメの指摘、“「嫌い」を言い換えると「問題意識」”に納得。好きでも嫌いでも「興味」の感情が向かっていることに変わりはなく、分析してみるといろいろ気づきを得られることが多い。
インターネット
VTuberの投げ銭文化はなぜ成熟?インターネットの“嫌儲”ムードが変化するまでを辿る
投げ銭文化が定着した要因の話もだけど、VTuberが「絵付き」であることのメリットについての指摘がおもしろかった。いまだに「絵付きの生主じゃん」なんて言われるけれど、「絵」が付くことの影響はかなり大きい。
存在しないVtuberの作り方
怒涛の展開で“VTuber”になる過程もだけど、スペシャルカジュアルに契約を勧めてくる「契りませんか?」のやり取りがめっちゃ好き。そしてよりによって聖夜に「受肉会」を執り行うのが最高。軽率に受肉しようぜ!
個人開発者、Steamでゲームをリリースしたが初週で10本も売れなかったと悲しむ。情報を発信する難しさ
「情報発信」について、めちゃくちゃ重要な視点の話が書かれている……。/“何か付随する出来事がなければ取り上げることが難しい。なぜその作品を取り上げたのを説明する、理由付けを見つけづらいわけだ”
東浩紀「TwitterやYouTubeで『知の観客』をつくることはできない」 いまのネットにある「違和感」の正体
ここ数年の「インターネット/SNS」に対するモヤモヤが言語化されていて面白かった。良質なコンテンツが有料になっていく一方で、オンラインサロンが抱えがちな胡散臭さをどうするか。試行錯誤の真っ只中なのかなと。
みんなでエッチに見える方の画像を選ぶ『遺伝的アルゴリズムで最高にエッチな画像を作ろう!』
「あからさまに『えっち』ではないけれど、なぜか『えっち』に感じられる何か」が爆誕するのかと思いきや……そんな……嘘だろ……(すごい)(やばい)
エンタメ
少年ジャンプ+で読み切りが次々バズる理由を編集長に聞いてみた
「お金儲けをするアプリにしなくていい」という前提があるからこそ、才能と熱量が集まる場所になっているのかな。雑誌とは異なる「漫画」の形を模索しつつ、現在進行系で新しい取り組みも増やしていてすごい。
『FGO』奈須きのこと『チェンクロ』松永純が語る、スマホならではの物語の見せ方とは
むちゃくちゃおもしろい対談だった……!スマホゲー、RPG、そしてマンガにおける「物語」の魅力と機能の話に始まり、いろいろな作品も挙げつつ展開していて興味深く読めた。『鬼滅の刃』の「善性」の指摘に共感。
サントリー映画『天気の子』を君は見たか
映画館で「サントリー推しがすげえ!」と感じた覚えがあるけど、こんなに出てたの!? まとめの熱量もだけど、オチが完璧すぎて笑った。/“この世界で水といえばサントリー天然水なのは言うまでもない”
他の年の「1月」を振り返る
- 2024年:パルワールドの船出、「気にしない」スキル、見守りツールとしての『あつ森』
- 2023年:デカ盛りの名店、不便になるネット、タイパと倍速消費
- 2022年:倍速視聴の理由、タイのオタク事情、昭和米国物語
- 2020年:国が消える瞬間、校則のない学校、怒りのコントロール方法
- 2019年:主治医はVTuber、広がるサウナ愛、就活マナー小説
- 2018年:コインチェック事件、初詣の歴史、フリーランスの処世術
- 2017年:フェイクニュースの拡大、ポエムなネット言語、3DパンツACT
- 2016年:はてな上場、肩書きの行方、ブログがもたらす変化とは
- 2015年:池上さんが語るメディアの意義、文章の伝え方
- 2014年:SMAP中居君のリーダー論、はてな村の在り処