2015年1月の話題〜池上さんが語るメディアの意義、文章の伝え方


やっはろー!この「毎月のブックマークまとめ」記事も、今回で2年目に突入するそうです。月次の振り返り、続けてみるもんですね。その時期に何があったのか思い出せる。

そんなわけで2周目突入、「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナーです。

 

社会・時事

「強い言葉」の使い方

内容に関しては思うところもあれど、ひとつの「読み物」として好き。ごちそうさまでした。/凡庸だとしても、“いろんな選択肢”が見えていない就活生が自殺に踏み切ってしまっている現状はあると思う。

生活

好きな日本酒は寫楽です

日本酒!いっぱい!!飲みたい!!!

非日常の中の「俺の空間」

見知らぬ土地の見知らぬ場所なのに、その一部屋を自分のプライベート空間にできる楽しみ。ビジネスホテルも良いけど、当日割引で格安の和室に泊まれたときは至高。

大切なモノに、思い入れを

自分の「特別」を意識するのって、実はむちゃくちゃ大切なことなんじゃないかと思う。そういう意味で、覚悟を持って蔵書票を使うのはすてきだな、と。

考え方

「若き老害」の多い世界で

実際のところは老いも若きも寛容だったり不寛容だったりするのだろうけど、老いることで関係性が閉じていき、それが「不寛容」に見えているケースはありそう。/“否定から入っちゃだめだよ”、これが最初の一歩。

アウトプットとしての「ブログ」のススメ

僕もこれに近い。慣れてくると数字や周囲が気になってくるが、どこかでこの前提は意識しておきたい。/“人に見てもらったり、ビジネスにつなげるのもブログだけど、自分の考えを言語化する場としてのブログも有り”

文章の“わかりやすさ”って? 

ほんまこれ。難しい言葉を使われたところで調べる余裕はないし、関心も持てないのです。/“本当にいい文章とは、平易なことばを使った、読みやすく、理解しやすいもの”

最近、ブログでも意識しています

ここで紹介されている用法に関しては、ほぼ正しい方を使えていたけれど、理由や違いまでは知らなかった。勉強になった。/“致す”と“立ち振る舞い”は当たり前に使ってたけれど。

妥協じゃないよ、本気だよ

自分の意思表明、たいせつ。/ふと思ったんだけど、無意識に「で、いい」を使っちゃう人って、子供の頃にあまりわがままを言えずに育った経験とかがあるんじゃないかしら……いや、分からないけど。

インターネット

ツッコミはほどほどに。

本来「日記」的なものであったホームページに対して、どうも昨今のブログは「メディア」たれと強制されているようにも見える。ブログで日記を書こうがアフィリエイトで儲けようが自由だけど、押し付けは勘弁。

例のあの人

謎の既視感を覚えてブコメを読んだら……そうなのか……!

ね、簡単でしょ?

ビリビリ来る表現、言葉、作品を記録しておくことの大切さを、最近実感できるようになった。意味もわからず頭に残っていた言葉が、久しぶりに目にしたら理解できるように、咀嚼できるようになってた感覚。おいしい。

ネタ

全米が泣かない

素晴らしいショートムービー。まず発想がぶっ飛んでるよね……。/「あからさま過ぎて全くエ口さを感じない残念なエ口メール」がない……。

mixiは時を超越した 

なんだか、mixiの周辺だけ時空が歪んで00年代で止まっているんじゃないかと思えてきた。

見えないものを見ようとした

嘘やろ……と思ったけど、リストにある曲で覚えているやつだけ脳内再生してみても出てくるので、マジで調査したんだろうな……。お疲れ様です。

この先生きのこるには

 クリエイター側のアーリーアダプターとして電子書籍を利用し、実際に成功を収めた2人の対談。「電子書籍で作品を発表して成功するには」といった方法論というよりは、現在の出版業界やクリエイターの考え方などに対して問題提起をしているような内容。電子書籍の普及に際して、改めて「モノづくり」を考えなおしてみたい人におすすめです。

「伝わる」ための熱量の大切さ

 各所で「わかりやすい」解説に定評のある池上彰、その人が数十年を通して試行錯誤してきた、「伝え方」を自らまとめた内容。見方を変えれば、池上さんの「NG集」というか、失敗体験を殊更に記録した経験談とも読める。

 話し言葉だろうが書き言葉だろうが、まず自分の中に「思い」があって、それを言葉にしようと努力さえすれば、たとえ拙かろうと大事な部分は伝わるもの。けれど、そこには大前提として「相手」がいなければ、自己完結で終わってしまう。そこだけは忘れずにいなければならない。そのようなことを、再考することのできる本でした。

「青」で登録するのです

 “はじめてのIngress”としての入門書にぴったりなだけでなく、既にある程度はプレイ実績のある中・上級者にもおすすめできそうな内容。基本的な操作方法から、普通にプレイしているだけではなかなか知り得ないような情報や、複数人プレイの楽しさまで盛り込んだ、魅力的な「ガイドブック」となっています。

 自由度の高いゲームゆえに、あえて読まずにプレイしてみるのもありだと思うけれど、継続的にIngressを楽しもうと考えている人には、ぜひおすすめしたい一冊。

「システム」と「人」、どちらが欠けてもいけない

 東日本大震災におけるAmazonの取り組みの話。

 Amazonと言えば、完成された巨大な「システム」の上で成り立っているサービスという印象が強かったけれど、そのイメージが変わった。本書でまとめられている記録からは、そこに携わっている「社員」や「他企業」、さらには一般の「個人」の力が読み取れる。

 もはや当たり前に使いすぎていて忘れがちだけれど、商品を買うにしても、それを作った人がいて、仲介してくれる企業の存在があって、それを届けてくれる人もいて……と、複数の人が関わっている。そんなことを、思い出させてくれた。

きっと、何度も読むことになる

 タイトルを読んで字の如く、“女の子が死ぬ話”。それ以上でも、それ以下でもない。けれど、読み終えた後には何かが残る。大切な人がいなくなった「その後」の物語と見せかけて、“遺す”側の物語でもある。

 口にした食べ物の後味に首を傾げるような、歯と歯の間に何かが挟まっているような、じわじわと効いてくる毒のようなもので、下手な感動モノの作品よりも、響いてくる。そんなマンガ。

 

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