Flashの終焉、30代の終活、オタクと老い〜今月気になった話題(2020/12)


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毎月恒例、「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナー、今回は2020年12月編です。2014〜2019年の12月の振り返りも末尾に掲載しているので、お暇な方はどーぞ!

 

社会・時事

科学マンガ「Dr. STONE」がヒット「読ませる戦略」を原作者らに聞く

この絶妙なバランスが肝っぽい。/“このマンガに含まれているのは、すぐまねできて楽しい実験というのが1/3ぐらい、頑張ってリテラシーを上げると分かるようになるのが1/3、もう1/3は難解すぎて分からないものです”

老後=お金の問題ではない。『ひとりでしにたい』作者のカレー沢薫さんが30代で終活を考えて気付いたこと

老後に限らず、転職とかも……。/“知らないと使えない制度というのがとても多いので、困ったときにどんな窓口やサービスを頼りにすればいいかというのは、自分の心身が大丈夫なうちから把握しておいた方が安心”

1台36万円でも100台が完売、“アップルの中枢を知る男”が立ち上げたコーヒー器具メーカー

iPod nanoやiPhoneの開発に携わっていたエンジニアさんへのインタビュー。Appleの社風、日本企業の問題、そして「環境」の大切さなど、示唆に富む話が盛りだくさんでおもしろかった。

世界的数学者も生み出した、60年以上続く学力コンテストの凄み

50年以上も前、高校生の頃に解いた問題を今も覚えてるってすごいな……! 知らない世界の話、むちゃくちゃおもしろかった。

生活

実家の母を安心させたくて『一人暮らし中の家』に初招待してみた

ツッコミどころと笑いどころが多すぎる、最高の読み物だった……!そして冷凍庫でキンキンに冷えてるでじこが気になって仕方ない。

僕のしょうもない人生を紹介します

教室の椅子アートや紙コップの写真で「すげー!」と興奮し、「藝大に主席合格」で度肝を抜かれ、記事後半で「成田空港に1ヶ月住んでみた」人であり、絵しりとりでバズった人だと知り、しかも21歳。規格外すぎる…!

Amazonで「鬼滅の刃」のコミックを買ってしまったのに、どうしても読み始める気になれない。

南海ホークス……素敵なおっちゃんじゃん……。鬼滅の話はとっかかりに過ぎないけれど、「最近の流行」に同様の感覚を抱いたことのある人はかなりいそう。「好き」って幸福だけど、エネルギーが必要なんだよね……。

日本のインド、高円寺にオープンしたビリヤニセンターでビリヤニ全種類を食べ比べる

肉料理なのか……! 実際に食べた記憶がないので、食べに行きたいな……!/“ビリヤニは米料理ではなく肉料理、肉が主役です。調理前だとバスマティ100gに対して肉が150~200gのように、肉の方が多い”

まるで未来のイヤフォン“自分の耳が高機能に”「IQbuds2 MAX」

“「喫茶店で離れた席に座っている人の声だけ聞く」みたいな芸当が可能”って……え〜? ほんとにござるかぁ? と思わずにはいられないのだけれど、読むだけでむちゃくちゃおもしろそうだし、心惹かれる……!

考え方

家で筋トレを続けるための簡単な「仕掛け」を取り入れてみたら、筋トレが楽しくなって習慣化した話

筋トレ以外にも使える、何かを「習慣化」するための方法について。ライターさんも書かれているように、お風呂の前後にやるのは良さそう! 自分は夜の入浴前にリングフィットやってます。

「自分がたまたま好きになったと思っている趣味は階級や学歴や経済格差により定められている」

自分の「好き」はインターネット由来が多いので、たしかに「環境」の影響は大きいんだろうなーと。一方、生活圏で出会ってきたモノ・人・文化を振り返ってみると、環境と同じくらい「偶然」の要素が大きい気もする。

「オタクに老いは難しい」何かのコンテンツにハマれた時、オタクは狂えた事に安心する

体力とか精神とか(疲れてたり不安定だったりする時は楽しめない)、環境とか(一緒に楽しむ友人の有無)の問題もある一方で、「視点を増やす」のも情熱を保つひとつの手だと思ってる。自分も創る側に回るとか。

インターネット

“ペリーの人”宮崎吐夢に聞く「Flashの時代」 流行当時は「ちょっと複雑な気持ち」、でも今は――

“僕の名前なんかまったく知らずとも「ペリー」を詠み人知らずとして楽しんでいただいた人が、CM制作のみなさんをはじめ、こんなにいてくださったなんて”

"親愛なる友人であり、同志であるあなたへ。"

“若葉マークを付けて、右も左もわからず途方に暮れている僕に、彼は向こうで見つけた仲間と共に、「初心者の方ですね!大丈夫、こっちも楽しいですよ、一緒に冒険しましょう」と手を差し伸べてくれるに違いない”

エンタメ

「絶望先生」作者にとって最終回は“供養”である。マンガ家・久米田康治が語る“終盤の急展開”に込めた想い

読者に対する信頼感がすごい……!/“分かりやすく全部描かなくても、作品を汲み取ってくれているのをすごく感じているので、もう安心して皆さんにお任せしてます”

主要キャスト400人、制作15年…ソ連全体主義の町を完全再現した意欲作が公開

主要キャスト400人、撮影期間40ヶ月、再現された“都市”のセットで2年間にわたって実際に生活……って、マジもんの『トゥルーマン・ショー』……!? 気になるなるなる。

 

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