「10の質問」という古のインターネッツを思わせるお題にホイホイ乗せられるつもりが結局は応募期間ギリギリの投稿になってしまったお前はそんなんだから「注目のブログ」に選ばれないのだ

ブロガーズフェスティバル2014-株式会社はてな
2014ブロガーズフェスティバル 【東京・8月23日】で撮ったやつ

 

はてなブログ10周年、おめでとうございます!!

病めるときも健やかなるときも、はてなブログはそこにいてくれた……なんて言えるほどにはブログを最近は書けていないのでアレですが、何はともあれおめでたい!

ここしばらくは仕事やら趣味やらのほうで忙しくしていることもあり、縁遠い存在になりつつ「ブログ」という存在。でもでも、はてなブログがあったからこそ、自分は今こうしてライターとして生きていられているので、まっこと感謝しております。

そんなこんなで積もる話もありますが、そんなことより僕はレッドスターと万年筆が欲しいんだ! ……ってなわけで、参加賞のためにもこの特別お題「10にまつわる4つのお題」のひとつに応募させていただきます。対戦よろしくお願いいたします。

 

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引用選手権、品川駅の広告炎上騒動、コロナ後のやりたいことリスト〜今月気になった話題(2021/10)

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毎月恒例、「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナー、今回は2021年10月編です。2014〜2020年の10月の振り返りも末尾に掲載しているので、お暇な方はどーぞ!

 

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まさに今、「書く」ことに苦しんでいる人の助けとなる本『ライティングの哲学』

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書くことは考えることだ。

随分前に読んだ本の冒頭の一言が、ずっと印象に残っている*1。──うん、そのとおりだと思う。ほんまそれ。振り返ってみればブログを書き始める前、モバゲーやmixiなどで独りよがりの長文を書き殴っていた頃から、自分にとって“書くことは考えること”だったように思う。

より正確に言い換えるなら、「書くことでしか考えることができない」となるかもしれない。僕には、自分が何を考えているのかがわからない……いや、もちろん「頭空っぽのパッパラパーで過ごしてます!」というわけではございません。たぶん。あれこれ考えながら生活できている……とは思います。きっと。人並みには。

ただ、「自分の思考をまとめるにあたっては、『書く』という方法が一番適している」という実感がある。黙り込んでひたすら思索に耽ったり、他人との対話によって自身の考えをまとめたりするのではなく、原稿用紙やメモ帳や画面に向かって、ひたすらに書く。

煩雑でまとまりのない状態で自身の脳内を漂う、言葉と感情の欠片たち。曖昧模糊とした数々の思考の断片を明確な「言葉」として言語化し、意味のある「文章」として書き出して、自身の目で確認できる「形」を与える作業。その過程を経ることで、ようやく僕は僕の「思考」を自覚することができる。

とはいえ、そうして言語化するまでの過程で、想定とは異なる解釈が紛れこむことは当然ながらあるのだけれど……でもそれは本筋とは関係ないので、今回は割愛。──そう、そんな話はいいんです。それより今回は、読んだ本のことについて書きたいのです。

「書く」ことについて改めてあーだこーだと考えるきっかけになるのみならず、自分の「書く」行為に変化をもたらしてくれそうな、他人の方法論と執筆論がたーっぷり詰まった、コンパクトながらナイスな1冊。「書く」ことの四者四様の“哲学”を味わえる本『ライティングの哲学』です。

 

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