SNS時代にも通じる文章読本『書けるひとになる!』をライター人生のバイブルにしたい

レビュー『書けるひとになる!』サムネイル

物書きは人生を二度経験する。

 いつだったか、こんな一言と出会った。そのへんに転がっている泡沫ライターに過ぎない自分が「物書き」を自称するのはおこがましい気もするけれど、それでも、この一言には強い共感を覚えずにはいられなかった。

 もしかしたら、今このブログを読んでいるあなたも、この一言に感じるものがあるかもしれない。

 自分でもブログを運営していたり、日常的に書き物をしていたり、重度のツイ廃だったり。実際に調べたわけではないのでわからないけれど、このブログの読者さんにはそんな人が多い気がしている。ネット上で「書く」ことや「言葉にする」ことに刺激や楽しさを感じている──そんな人たち。だって、僕自身がそうだから。

 “物書きは人生を二度経験する”。たとえ「物書き」を仕事にしているわけではなくても、日常的にブログやTwitterと接している人であれば少なからず共感できそうな一言。この言葉が収録されている本『書けるひとになる!』を、先日ようやく読むことができた。今回はその感想をば。

 

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映画「Fate[HF]」3章のナインライブズが最高すぎて泣いてしまった

映画「Fate[HF]」3章・感想サムネイル

「映画館であまりにもド興奮しすぎて叫びそうになった」のは、生まれて初めての経験だった。びっくりした。本気で声が出そうになったので、慌ててマスクの上から口を抑えたほど。……いやね、もうね、あのね、本当にね、素晴らしかったんですよ。

『劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅲ.spring song』が、最高だった。

1〜2章を観てきたファンは、きっと言わずもがな観に行くのでしょう。そんな人たちには、「期待を裏切らない最高の出来栄えだったよー!」と、いちファンとして自信を持っておすすめしたい所存。三部作の締めくくりとして、そして『Fate/stay night』の総決算として、これ以上にないクオリティでした。

 

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お盆はバーチャルで遊ぼう!ComicVket・MusicVket・ポケモンファーチャルフェストが楽しい

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 コミックマーケットがない夏は、なんだか物足りない――。

 改めてそんなことを感じている近頃。最近は家に引きこもって、出かけるにしても近場だけ。コミケ以外のイベントに行く機会もなく、普段以上にインターネット&SNSにどっぷりと浸かりきっている。そんな今日この頃でございます。

 そして迎えた、お盆休み。

 「今年は家でぐだーっと過ごすだけで夏が終わるのかなー」と諦め半分でいたのだけれど……そんなことはなかった。そうだった。今年の夏は、リアル以外の場所でもたくさんのイベントが予定されていたじゃないか!  そう! 僕たちにはインターネットが、仮想世界があるじゃないか!

 というわけで、昨日今日と立て続けに始まっております。仮想世界を舞台にした、3つの魅力的なイベントが。「バーチャル」を謳ってはいますがどれもVR機器は必須ではなく、パソコンやスマートフォンで参加することができます。

 今年の夏は、一緒に「バーチャル」で過ごしませんか?

 

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在宅勤務のモチベーション管理!あなたの「スイッチ」はどこにある?

ON/OFF

 「自宅だと作業に集中できない!!」

 ──春の小川を流れる桜の花びらのように、4~5月にかけてのタイムラインではこんな悲鳴が数多く流れていました。昨今の情勢を鑑みて世界的に広まった在宅ワーク。しかし家ではモチベーションの管理が難しく、このように嘆いている人が散見されました。

 周りに上司も同僚もいない空間では自然と気が緩み、集中力も散漫になりがち。変な姿勢でパソコンに向かったり、Twitterに気を取られたり、別の作業を始めてしまったり、無駄に長時間休憩してしまったり、Twitterに気を取られたり。「おかしい……さっきまで仕事のメールをチェックしていたのに、なぜ私はYouTubeで動画を見ているのだ!? 敵のスタンド攻撃か!?」なんていう経験、あなたにはありませんか? 僕はあります。

 そう、一言でまとめるなら、自宅はあまりにも「私的」な空間すぎる

 日常を過ごす生活空間であり、基本的には自分(と家族)以外は立ち入ることのない聖域。そこは「暮らす」場所であり、仕事を忘れて「休む」場所であり、あるいは映画やゲームを「楽しむ(遊ぶ)」場所。

 つまりそこは、「常に気が緩んでいる場所」と言っても過言ではないわけです。そんなところで働くなんて、何か対策でも講じないと無理なのでは……?

 私的な「生活空間」としての性質を変え、公的な「仕事場」として自宅を機能させるにはどうすればいいのか。考え方はいろいろですが、ここでは「気分を切り替える “スイッチ” を準備する」という切り口で考えてみます。

 

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