毎月恒例、「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナー、今回は2023年9月編です。2014〜2022年の9月の振り返りも末尾に掲載しているので、お暇な方はどーぞ!
社会・時事
プロ野球阪神が18年ぶりにリーグ優勝した夜、道頓堀で起きた「アレ」、どないして撮ったん? 担当カメラマンに聞きました
- こんなにも良い写真が撮れちゃったら、そりゃあ送らないわけにはいかないよね……! 掲載可否の判断はまた別にあるだろうし。
佐久間宣行が語る若林正恭と星野源 『LIGHTHOUSE』インタビュー前編
- 人間性を捧げなければトップ層で競争に勝ち続けることは難しい……って、そんな社会ヤダーーーーーッ!!!!
- 今をときめくトッププロデューサーの佐久間Pからして、こう言わしめてしまうYouTube……端的に言って、修羅の道では……?
“それって企業案件?”と情報を疑う人が増えている背景 DMM亀山氏×南坊泰司氏が語る、生活者とブランドの関係性
- 一周まわって「ちゃんとやっていることを、ちゃんと見せる」ような動きが効果的になりつつある、という指摘。
- インフルエンサーマーケティングもインフルエンサー当人も変化しつつある、という話もおもしろかった。
クローズアップ藝大 | 第十五回 小鍛冶邦隆 音楽学部作曲科教授
- 音楽の知識も素養もない自分目線でも、「なんだか興味深い話がたくさんされているぞ!」と思えるインタビューだった……! 「音楽」と「システム」まわりの話が気になる。
毛丹青「川端ブーム」広がる中国
- 著作権の保護期間の違いに、「中国」という国の現在の社会情勢が重なった結果として巻き起こっている、川端康成ブーム。
- 中国の出版事情についても説明があり、読み物としておもしろかったーー!!
生活
生きているのに死んでいる2時間半。人は言葉で生まれ変わる
- ブーケプリントの棺桶かわいい〜〜〜!! 入棺体験したい!! 入りたい!!
- ふと「VRならできるんじゃね!?」と思ったんだけど、そういえばすでにやってる人がいた気がしますね……バーチャル生前葬……。
閉店した大阪・都島のスナック「ブスの店 杏」の長い歴史をママに語ってもらった
- 文字通り「人生」を紐解くインタビュー。
- 3ページ目の「お客さんとの縁は続く」「普通は葬式でしかわからないことがわかった」という旨のお話に、ちょっとホロリときちゃった……。
これが図書館? 全面ガラス張りの開放的な空間。大企業が始めたコミュニティ型図書館「まちライブラリー」を見てきました 西東京市
- すっごく素敵な取り組み……! がんばればチャリで行けなくもなさそうなので、今度ちょろっと覗きに行ってみようかしら。
考え方
内圧をカンカンに高める 【仕事の姿勢】
- SNS上では小さな呟きが案件に繋がったり、思いつきがコラボのきっかけになったり、気軽に「口に出す」ことで得られるものが多いのも確か。
- ただ、作品づくりにおいては一概にそうとも言えず、内圧を高めまくることで熱量の大きな成果物ができる、というのも間違いなさそう。
- 小出しにすれば熱は分散してしまうものだし、サブ垢であってもあれこれ書きすぎると重大発表が重大発表じゃなくなっちゃうし、SNSにおける「熱量」の取り扱いはもうちょい意識してもいいのかもしれない……自分もまさにそうだけど、なんでもかんでも呟いてしまう問題……!
まだ起きていない「最悪の結果」を妄想するのはやめた
- 心配性で悪い妄想に取りつかれがちな人に送る、「日記」という処方箋。
- 自分を客観視する手段、かつ自分ひとりでも実行可能な習慣として、日記ほど有効なものもないよなーと思う。
「心理的安全性」をバリューに掲げたけど、ほぼ効果がなかった話
- 最初に動くのは勇気がいるけれど、声をあげてくれた人に「いいね!」「それ好き!」と乗っかることなら気軽にできる。
- 見方によっては「便乗」と捉えられるかもしれないけれど、グループや集団で考えたときに「続く人がいるかどうか」は大切だと思うので、素直に親指を立てて乗っかれる人でありたい👍
何が好きかで自分を語れよ
- 「ええ読み物や……」などとしみじみと読み進めていたら、最後の一文を読んだ瞬間、文章として読んでいたものが急に「絵」として脳内に広がり出した。すごい。おどろ!
インターネット
横向きA4サイズの現代アート。霞が関の「ポンチ絵」はどうして生まれたか? その知られざる使命とは
- 素人が作ろうと思って作れるものではないと思っていたけれど、想像以上にいろいろな思惑が働いた結果の、ある種の最適解であることがわかっておもしろかった!
- でも考えてみれば、歴史・社会科目のいわゆる「資料集」を見るのは好きだったっけ……。
「この本を再重版してください、全部買って売り切ります!」 書泉グランデの名作復刊企画が実現したワケ
- SNSで話題になった専門書の買い切り再重版をきっかけに、ほかの重版未定本も同様の手法で復刊!
- この取り組みが盛り上がって、復刊が待ち望まれている作品が日の目を見るきっかけになったら素敵ね……!
ある人気ゲームYouTuber、「『スターフィールド』動画を投稿してもファンに見てもらえない」とこぼし注目集まる。“ゲーム乗り換え”の難しさ
- 特定の作品や分野を専門とすること、特化することにも良し悪しがあるよね、という話。
- 記事中にもあるように、つまるところは「視聴者が『クリエイターが紹介する情報』を求めているか『クリエイターそのもの』を見に来ているかの違い」に尽きる気はする。
- その点、VTuberや実況者のトップ層ってみんな、何をプレイしてもめちゃくちゃおもしろくて魅力的に見えるからすごいよねえ……!
エンタメ
今の漫画編集者は“編集権を放棄”している!? 鳥嶋和彦氏×霜月たかなか×筆谷芳行『同人誌 vs 商業誌』白熱のトークバトルから見えてきた漫画業界の過去・現在・未来
- 三者三様のマンガ論と編集論。多方面に話題が展開していておもしろかった!
- そしてこの手のインタビューや対談記事を読むたびに、現代のあらゆるコンテンツにおいて「編集」が必須になっていることを実感する……。
- 「『慣れてくる』でいいと思うんですよね」の一言でクスッと笑いつつ、この感覚を多くの人が共有していることがなんだかいいなあと思った。文字通りの「文化」としてみんなで受け入れ、楽しんでいる世界。
「UIの良さ」ってのはユーザビリティだけじゃないんだよ〜UNDERTALEのUI
- VTuberさんのアンテ実況が好きで目に入るたびに見ているのだけれど、ゲームに不慣れな人だと戸惑う場面もそこそこあって、ゲームとして「親切」かと言われるとそんなことはなさそう。
- ……と思って読み始めたら、思わぬ切り口からの「UI」の話でひっくり返った。その見方はなかった!! おもろ!!!
元『ドラゴンクエスト』Pの青海亮太氏が、メタバースを手掛けるクラスターに参画。加藤直人CEOとともに、世界にとどろくメタバース作りに挑む【インタビュー】
- 想像以上にすんごい密度でおもしろいインタビューだった! clusterのリブランディング、どうなっていくのかな~?
他の年の「9月」を振り返る
- 2024年:調べ物の技術、ブラジリアンミク、アメリカの日本ブーム
- 2022年:AIイラストの時代、タイニーハウス、スパゲティアイス
- 2021年:編集者とは何か、VTuberの「年齢」考察、2021年のイグノーベル賞
- 2020年:アイマス15周年、池袋の中華フードコート、無思想の怖さ
- 2019年:VRがもたらす革命、Twitterとの付き合い方、なんたらPAY
- 2018年:仕事のやりがい、“真面目”という呪い、クッパ姫
- 2017年:痴漢冤罪、中国のゲーム事情、シングルCDの思い出
- 2016年:レールを逸れてフリー素材を描く君の名は。
- 2015年:五輪エンブレム問題とネットコミュニケーション
- 2014年:アニメに救われた人、ラジオの意義、著作権問題