【桜さんぽ】目黒川の夜桜がすごい!色鮮やかなライトアップを堪能してきた


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 目黒川に行ってきた。先日の田町よろしく、自分にとっては縁のない地域。この時期になるとネット上に投稿される夜桜の景観が気になっていたこともあり、ふらっと足を運んでみた格好です。

 実際に訪れてみれば、まだ夕方前にも関わらず、周囲を埋め尽くす人、人、人。露店で買ったらしいグラスを片手に、すでにできあがっているらしい人もちらほら。なんとも賑やかで楽しそうな雰囲気でございます。……おい! そこのカップル! ちゅっちゅする時間にはまだ早いぞ爆発するぞ!

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 そのまま桜を眺めつつ川沿いを歩いてもよかったけれど、とりあえずは駅近くで写真を撮るにとどめ、一時退却。喫茶店でお仕事をしつつ時間を潰したうえで、ライトアップの時間になってから再訪することにしたのでした。

 ――というわけで以下、「目黒川沿いを散策しながら夜桜を見てきたよ!」という、お散歩カメラな日記記事でございます。結論から言えば、30分くらいで退散するつもりが、気づいたら池尻大橋まで歩いておりました。これが、桜の魔力か……。

 

お昼過ぎの目黒川をふらふらと

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 中目黒駅から目黒川に降り立ったのは、とある平日の15:30頃のこと。

 駅を降りた時点ではさほど混雑しているようには見受けられなかったものの、構内の随所には混雑時に人の流れをコントロールするためのロープが用意されており、明らかに戦闘態勢。夜の混みっぷりが想像されます。お正月や花火大会といった、トンデモ混雑時に見るやつだ……。

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 駅前に出ると、地図を見るまでもなく目黒川へと向かう人の流れがそれとなーくできあがっており、流されるままに桜スポットまでたどり着けてしまえるような状態。――季節的ですもんね、乗るしかない、このビッグウェーブに。

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 カメラを構えている人はそこら中にいるものの、人口密度的にはまだまだ余裕がありそうな雰囲気。若いカップルはもちろんのこと、仲の良さそうな老夫婦や外国人グループなど、多くの人が思い思いに自撮りに興じている様子が見られました。

 かと言って、自分のような得体の知れないソロ花見客は胡乱な目で見られるかと言うと、そんなこともなく。

 むしろ「この時を待っていたァ!」と言わんばかりのフル装備でカメラを構えているお兄さんが大量にうろついていたので、まったく問題なし。彼らが両手で構えるガチ装備と比べれば、自分が持つミラーレス一眼なぞかわいいものでござる。でも、僕もそろそろレンズ的なサムシングを……ゲフンゲフン

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 せっかくなので、いろいろとカメラの設定をいじりつつ(よくわかってない)30分ほど遊んだら、一時退却。

 夜からのライトアップに備えて英気を養うべく、ひとまずは喫茶店に引っ込んだのでした。このときは、「近くを適当に歩きまわつつ写真を撮ったら、30分くらいで引き上げようーっと」なんて考えていたのだけれど……結局、予想外に長居してしまうことに。

咲き乱れる桜と明かりに導かれ

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 というわけで、18:00過ぎに目黒川を再訪。4月にもなるとこの時間の東京の空はまだ明るく、ライトアップが映えるのはもうちょい時間が経ってからになりそう。

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 とは言え、現時点での明るさでもライトアップされている桜は美しく、それなりに幻想的な色合い。

 周囲を見れば、会社帰りらしいスーツ姿のグループも大量に合流しており、平日の夕方とは思えない賑わいっぷりでございます。そして、さすがはサラリーマン。早くも全力で酔っぱらっているようだ……。うらやまし……僕も何か飲もうかな……。

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 中目黒駅から上流へ向かって歩きつつ写真を撮っていると、徐々に空も暗くなってきた。下から照らされ、白もしくは薄桃色に見える桜の花、この絶妙な色合いが好き。

 耳をすませば多種多彩な言語も聞こえてきて、上野公園ほどではないにしても、客層は多国籍にわたるっぽい。……とふと見れば、映画俳優かのようなイケメンと美女が! ちゅっちゅしてる! 桜の木の下で! イケメンと美女が! ちゅっちゅしてるーーー!! ごちそうさまです。

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 50〜100m程度の間隔で架けられている橋からの風景は、どこからでも絶景。

 狭い川幅でもって流れる眼下の川を、頭上から覆い尽くすように咲き誇る桜の花々と、それを照らす人口の明かり。「ネットで見るとすっごいきれいに見えるけど、実際は補正かかってるんだべ〜?」なんて思ってたけれど、生で見てもむちゃくちゃきれい。豪華絢爛。

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 当初、ネット上で見られる色鮮やかな橋の上からの写真は、てっきりどれも同じ、特定の橋から撮っていたのかと思っていた。

 でも実のところ、中目黒駅から上流へ向かう途中であれば、その多くで美麗な夜桜を堪能することができるみたい。橋の中心からカメラを構えれば似たような構図になってしまうものの、桜の咲き方や明かりの当て方は場所によって当然違い、次の橋を目指して歩くのが楽しかったのでした。

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 そんなこんなでとっとこ歩いていたら、いつの間にやら池尻大橋駅からのほうが近い、中の橋に到着。アーチ状の赤い塗装が特徴的で、ドラマのロケ地としても有名なのだとか。

 夜桜ライトアップの見どころとしては、ここまで来たらほぼ達成したと言ってもいい……のかな? 早い時間に出発して、徐々にお店や花見客が増えるような流れを求めるなら、逆に池尻大橋から中目黒に向かって歩いたほうがいいのかも。この辺まで来ると人も少なく、落ち着いた雰囲気です。

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 18:30頃に中目黒駅を出発し、目黒川沿いをカメラ片手にそぞろ歩いて……気づけばなんと、池尻大橋駅に着いたときには20:30。実に2時間もかけて、約2kmの道のりをゆっくりを歩いていたようです。30分で帰るつもりだったのに、どうしてこうなった。

 何はともあれ、こうしてそれなりにきれいな写真もいっぱい撮れて、終わってみれば楽しいお散歩でございました。訳のわからないままにカメラの機能をあれこれ試していたこともあり、撮影した写真は実に500枚ほど。……ええ……なにそれこわい……。

 ライトアップは昨日で終わってしまったようですが、桜自体はもうしばらく楽しめるはず。今回こうして歩いているなか、川沿いに気になるショップやら喫茶店やらも見かけたので、時間があればまたちょろっと足を運んでみようかと思います。

 

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