「初音ミク」の誕生から、はや10年。発売日である8月31日は過ぎましたが、今なお各所から「ミクさんおめでとー!」の声が聞こえてきます。マジカルミライ、行きたかったお……。
僕自身はいちファンに過ぎない身ではありますが、初期からボカロカルチャーに親しんでいたこともあり、「もう10年かあ……」と不思議な感慨があります。ニコニコ動画のランキングで初めて見かけて、ハマり、あれこれと動画を探して追いかけていたころが懐かしい。
せっかくの10周年。「自分なりに『ボーカロイド』について振り返ってみよう!」 ……などとも考えたのですが、当然そんなものは公式サイトや各メディアで企画されているわけで。好きな曲のまとめ記事は過去に書いちゃってるし……うーむ。
そこで思い浮かんだのが、「キャラクターあるいは文化としての『初音ミク』(ボーカロイド)を歌った楽曲」の存在。振り返ってみると、発売当時はキャラクターソング風の歌が多かったんですよね。
そしてメルトショック*1を経たことで、多種多彩な作品が生まれるようになっていった──初期のボカロ文化には、そんな印象があります。それによって「『初音ミク』を歌った歌」が消えたかと言えば、もちろんそんなことはありませんが。
ただ、同じ「ボーカロイドを主題にした曲」でも、時期によってちょっとした違いや傾向があるような気もするんですよね……。単なる「キャラソン」だった初期から、徐々に歌の方向性が変わりつつあったような。
ということで本記事では、「ボーカロイドとしての初音ミク」を歌った楽曲、あるいは、ボカロカルチャー全体や、クリエイター・ファンとの関係性をテーマにした作品について、時系列順にピックアップしてまとめてみました。すべてを網羅しているわけではありませんし、独断と偏見によりますので、念のため。
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