
毎月恒例「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナー、今回は2025年9月編です。他の年の9月の振り返りも末尾に掲載しているので、お時間のある方はどうぞ!
今月のベストワン
【漫画】たまに取り出せる褒め 投稿編9 書籍買ってね
- たま褒めLOVE……たまに目に入るとニコニコしちゃう……☺
- 小学校の授業で自分オリジナルの答えを発表できた時、ちょっとしたボケの一言でクラスを湧かせられた時の、あの高揚感と恥ずかしさ。すっかり忘れてた感覚を思い出せた。いい……。
社会・時事
なぜ中年は“Tシャツのタックイン”に抵抗があるのか? 研究者・高畑鍬名が語る、Tシャツの日本史
- 「我々はキムタクの周りを一周していたにすぎない」の見出しで笑った。ファッションにはいろいろと思うところもあるので、読んでみたいなー。
- 裾入れがバカにされるの、「お腹が弱い人」「腹部が冷えやすい人」の存在を無視していて嫌だなーと思っていたので、おしゃれかどうかはさておき、「別にどっちでもええやん」の風潮になってほしい……。
図書館なのにレコード2万枚──文京区立小石川図書館ってどんな場所?
- 文化的な営みだ……! 無料コンサートいいなーーー!! 行ってみたい!!!
- 今の10代目線だと、レコードだけじゃなくCDも「使ったことのない音楽メディア」だったりするんだなあ……。
[研究] 謎の薩摩弁「ちぇすと」はどのように生まれたか――鹿児島谷山方言とロシア語が結びついて流行語になり、誤解から「興奮とくやしさを表す雄たけび」に変化
- 一部の地域の方言に過ぎなかった言葉が、やがて役割語として定着していくまでの変遷……!ことばって、ほんっとーに自由なんだな……。
“ブルーじゃないブルーシート”ってどゆこと? 業界の常識を打ち破った『グリーンシート』開発秘話
- インタビュー冒頭からびっくり。おまえ……オレンジシートだったんか……。
- 「桜の木の下にブルーシート」はそれはそれで趣のある風物詩になっちゃってる印象があるけど、選択肢が増えるのはありがたいなー。
生活・学び
30代で運動音痴の社会人が未経験から10ヵ月ダンス教室に通ってみた話
- 毎週のダンス教室が10ヶ月続いてるのすっげーーー!!
- 子供の頃の習い事って「ちょっとした精神的負荷」を感じるものだったけど、それを大人になってから自ら味わいに行くって、なんだか大切なことのような気もする。
全盛期は“東京の中心”だったのに、いまは裏通りにヒッソリと…82年前に姿を消した“幻のターミナル駅”「万世橋」には何があったのか?
- 記事内で写真が出てくる「1912階段」も行ったことがあるのに、ぜんぜん知らない話ばかりでおもしろかった。昭和、戦前、大正の面影が残る場所って都内には探せばいろいろありそうで、そのあたりも意識しながら歩いてみたら楽しいかも。
コーヒーのメーカーに「好きすぎる、ほんとにおいしすぎる」みたいなの送ったら「うれしすぎる、ありがたすぎる」みたいな返事来た
- 「推し」の文化の定着によって「褒め」や「好き」を伝えるハードルが世間的に下がったような感覚がちょっとあって、もっともっと広まっていったら素敵だなーと思う。
【往復?時間】あのカレーうどんに会いに、僻地と言われがちな「鴻巣免許センター」へ行く
- 陸の孤島こと鴻巣免許センター! 陸の孤島こと鴻巣免許センターじゃないか!!
- 免許更新以外の目的を設定し、過程も記録することで楽しい読み物になっていて楽しい(語彙)
考え方
人の「面白い」を否定することで精神的マウントを取る人について考えたこと
- 常々うっすらと感じていたことが言語化されていてすっきりした。
- 感想の表明は自由だし、「つまらない」を掘り下げていくことで新しい「おもしろい」を発見することも実際ある。ただ、少なくともコメントやリプライで叩きつけられる「つまらん」の大多数は精神的マウントだよなーと思ってる。
「得をせずに生きていこう」セールやクーポンを積極的に利用しない生き方に同意の声
- 本来は選択肢を増やしてくれるはずのセールやクーポンが、そればかりを重視した結果、選択肢を狭めてしまっている問題。あるある〜〜〜!!
- 生活用品やガジェットはたしかにそうかもだけど、Kindleの電子書籍なんかは「セールで安く買えたおかげで出会えた!」という作品も多いので、うまく活用していきたいところよね……。
記憶の作られ方そのものを変えつつあるスマホの写真、その功罪
- 写真を撮ることで記憶に残りやすくなる傾向がある一方で、そればっかりに注力することで記憶に残りにくくなるケースもある。体感としてもこの感覚はあるかも。
インターネット
「母や妹に読んでほしいから、難しい言葉を使わない」與座ひかるさんが記事を書くときに気をつけていること
- 読んでてニコニコ楽しい気持ちになれるインタビューだったーーー!!
- 「人はすぐ死ぬのに、明るくなくていいんですか?」の見出し部分のお話がマジでいいな……。
チャンネル登録者35万人→合計300万人 『コロコロコミック』が小学生男子相手に“本気”でやったこと
- 「1チャンネルで100万人を目指すのは無理がある」と早々に結論づけつつ、成熟期に入りつつあったYouTubeで差別化のためのマルチチャンネル化を促進。YouTubeと並行して新たな挑戦もガンガンされていて、本当にすごい……!
登録者数はヒカキンの3倍超の6700万人…「動画素人」だった20歳男性が日本一のYouTuberになれたワケ 収益化の仕組みがなかったTikTokで種をまき続けた
- 知らない人向けの紹介なので、全体としてはざっくりとした印象の記事なのだけれど、YouTuberのトップ層にはこういう活動をされている方もいるんだなーと知れておもしろかった。個々のエピソードを掘り下げたら、いろいろ興味深い話が聞けそうな……!
フォントの後ろのStdとかProとかPr6Nとかの意味がちょっとわかるようになるかもしれない話
- うおお……! すんごい込み入った話だけどおもしろかった!
- 文字の世界は複雑怪奇にして奥が深い……( ˘ω˘)
“ほぼ無人”だった26年前のMMORPGに突如プレイヤー殺到。運営元も歓喜し、初心者歓迎施策まで始まる
- 「四半世紀前から続くMMORPG」の存在がまずびっくりだし、どれだけユーザーが少なくても、今に至るまで運営されていたのもすごい。こういうゲームやサービス、探せばほかにも見つかったりするのかしら🤔
エンタメ
星街すいせいが偏見を乗り越えてつかんだ バーチャルアイドルの未来:30UNDER30
- 界隈を越えて最前線で活躍するバーチャルアイドルが、時として心無い言葉を投げつけられながらも、誰よりも真剣に「バーチャル」の可能性を考え、探りながら走り続けている。
- 第一線に立つVTuberがこうやって考えてくれているのだから、この世界を不自由にしようとする声には抗いたいし、もし今不自由に感じている人がいるのなら、それをどうにかできないか一緒に考えたいよね。
20年で完結「ヴィンランド・サガ」作者が現代に問う「真の戦士」
- 原点は『北斗の拳』。「ケンシロウにくわを持たせたかった」が動機なのか……!『北斗の拳』自体ちゃんと読んでいないので、そういうエピソードがあるのかという驚きもあっておもしろかった。どちらの作品も一気読みしたいなー。
座頭市物語ノワール・第0話 無明
- 見開きページの美しさに息を呑んだ……。
実家に途中だけあった漫画座談会
- 導入のこの表現が良すぎて「良い……」としか言えないおじさんになっちゃった。少年時代の曖昧な思い出に輪郭を与える……感性がすっかり「大人」になってしまった今だからこそ、必要な行為かもしれない……( ˘ω˘)
他の年の「9月」を振り返る
- 2024年:調べ物の技術、ブラジリアンミク、アメリカの日本ブーム
- 2023年:阪神の“アレ”の写真、霞が関のポンチ絵、中国の川端ブーム
- 2022年:AIイラストの時代、タイニーハウス、スパゲティアイス
- 2021年:編集者とは何か、VTuberの「年齢」考察、2021年のイグノーベル賞
- 2020年:アイマス15周年、池袋の中華フードコート、無思想の怖さ
- 2019年:VRがもたらす革命、Twitterとの付き合い方、なんたらPAY
- 2018年:仕事のやりがい、“真面目”という呪い、クッパ姫
- 2017年:痴漢冤罪、中国のゲーム事情、シングルCDの思い出
- 2016年:レールを逸れてフリー素材を描く君の名は。
- 2015年:五輪エンブレム問題とネットコミュニケーション
- 2014年:アニメに救われた人、ラジオの意義、著作権問題