スタディウォーカーでレビューを書いた本のまとめ④


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 KADOKAWAさんが運営するメディア『StudyWalker』。

 「社会人のためのスキルアップ応援サイト」を謳うこちらのサイトでは、「スキルUP」「英語学習」「資格取得」「マネーテク」の4つのジャンルで記事を掲載中。そんななか、昨年から自分も月2本ペースで記事を書かせていただいております。

 そこで今回も、『StudyWalker』で紹介した本をざっくりとご紹介。

 前回に引き続き、寄稿させていただいた4冊分の感想をば。本記事では簡単な紹介にとどめておりますので、詳しいレビューはサイトのほうで読んでみてくださいな!

『最高のコーチは、教えない。』吉井理人

 プロ野球の投手コーチである筆者が、コーチングの技術について紐解いた本。

 「スポーツの『コーチング』とビジネスの『指導』は、別物なのでは……?」と思っていたのですが、そのような疑念を抱いたのは最初だけ。本書の「技術」はスポーツのみならず、ビジネスやそれ以外の場面にも当てはまる普遍的なものであるように感じました。

 曰く「コーチの仕事は『教える』ことではなく、『考えさせる』こと」。基本理論の説明から始まり、選手としてもコーチとしても第一線で活躍してきた筆者の体験も交えつつ、「コーチング」の技術の本質に迫る1冊です。

『あたりまえを疑え。』澤円

 筆者曰く、「常識に縛られたら、思考は停止する」。

 本書が取り扱うのは「時間」「ルール」「コミュニケーション」など、主に職場をはじめとするビジネスシーンにはびこる「あたりまえ」の是非。そのうえで、誰も幸せになることのない息苦しいだけの「常識」を蹴っ飛ばし、前向きに生きるための考え方を示しています。

 「あたりまえ」に立ち向かう方法がわからずにモヤモヤを抱え続けている人にとって、本書はきっとひとつの指針となるはず。働き方改革が叫ばれ、ビジネスシーンでも価値観が多様化しつつある今だからこそ、読んでおきたい1冊です。

『仕事で必ず結果が出るハイパフォーマー思考』渡邉光太郎

 「ビジネスセンス」とは、どのようなものなのでしょう?

 なんとなく「生まれ持った感性」というニュアンスもある「センス」という言葉ですが、本書の筆者は、それを「誰でも身につけることのできる、開発可能な能力である」と断言。第一線で活躍するハイセンスなビジネスパーソンたちの「クセ」を分析・紹介していきます。

 企業やチームが抱える問題の実例を示しながら「自分だったらどうするか?」を考えていく、セミナー形式の構成。さまざまな課題について読者に自然と考えさせる、実践的な内容となっています。仕事で結果を出したい人に。

『100%集中法』藤野敬介

 スマホ依存の傾向にある人、あるいは「ひとつの物事に集中できない」という悩みを抱えている人に向けて書かれた本。プチ・デジタルデトックスを勧めつつ、本題である「集中力」を身につける方法を紹介しています。

 登場するのは、最近よく聞く「フロー」の概念。ただし本書では、没頭状態としてのフローの前の準備段階──「ニュートラル状態」に注力し、その状態を作り出す方法を紐解いています。フローを取り上げた本は数多くありますが、この点は本書ならではの特徴と言えるでしょう。

 自身の集中力を見直したい人におすすめです。

 

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