ぐるりみち。

平成生まれのフリーライターのブログ。本・映画・マンガ・アニメの各種レビューに、旅行・グルメ・街歩き日記など。

「2回行動」ができる人は強い

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「2回行動」は、強い。

はやぶさの剣の有用性は言うまでもないし、せいしんとういつ → ばくれつけんの8連撃で敵モンスターを一掃するのは気持ちがいい。覚醒コマンド持ちのアムロはいつも前線で無双してくれるし、みがわり耐久を台無しにしてくれるメガガルーラは絶対に許さない。ちくしょう。

──という例が数多く挙げられるように、ゲームにおける「2回行動」は強い。

ターン性のRPGやSLGの大ボス級が連続行動の使い手であることは珍しくないし、自ユニットのスキルとしてもストーリー後半に習得することが多い。派手なエフェクトで大ダメージを与える「必殺技」とは性質が異なるものの、ある種の「切り札」として戦略の幅を広げてくれる能力だと言える。

そんな「2回行動」の習得者を、現実世界でも見かけることがしばしばある。

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たとえば、体育の授業や部活動で、連続して試合に出るようなスタミナの持ち主。さすがにいつも活躍できるとは限らないもの、実践で得られる経験値は練習の比ではない。周囲よりもレベルアップが早いその人は、ゆくゆくはチームの中でも頭ひとつ抜けたプレイヤーになるかもしれない。

あるいは、仕事。アルバイトでも空いた穴を埋める人は重宝されるし、給料もそのぶんだけ多くもらうことができる。また、自分の仕事をちゃっちゃと済ませ、「手が空いたんで、これもやっておきますねー!」と咄嗟に動ける人は技術の習得も早い。周囲を差し置いて、ガンガン昇進していく傾向にある。

ゲームでもリアルでも、「2回行動」ができる人は強い。

飛び抜けたHP≒体力の持ち主なのか、はたまたMP≒モチベーションによってブーストをかけることができるからなのか──。いずれにせよ、平均以上のステータスを持った彼ら彼女らは常日頃から精力的に活動し、経験値を集めてレベルを上げ、スキルを覚え、時にはジョブチェンジもして先へ先へと進んでいる。

では、「2回行動」は、そのようなバイタリティあふれる人にしか習得できない特殊技能なのだろうか。──実のところは、そうでもないんじゃないかと思う。平均並みかそれ以下のステータスの人だって、場合によっては連続で行動することができるんじゃないかしら。

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振り返ってみれば僕自身、ノリと勢いでむちゃくちゃに動き回れたことが、何度かあった。

原稿を1本仕上げて終わるはずが、妙に筆が進んで2本まとめて脱稿できた日とか。ロードバイクで目的地に辿り着き、あとはUターンして帰るだけ──のつもりが、「なんかまだ走れそうだし、あっちにも行ってみるかー」と普段以上の長距離を走ってから帰路についた日とか。

これらは「たまたまその日は調子がよかったから」で納得してしまえる体験ではあるけれど、それで終わりじゃない。その日の体験がきっかけになり、次に同じことをしてみようと頑張ってみると──その際には大幅な体力消費や苦痛を伴うこともあるけれど──再び、同じように「2回行動」を実践できることがある。

ある行動を繰り返していると、それはやがて「当たり前」のものとして定着する。ふと気がつくと、「2回行動」だと考えていたものが「1回行動」になっている──。そんな経験が、過去に何度かあった。そう考えると、連続行動スキルは限られた勇者のみが持つ特殊能力ではないようにも思えてくる。

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それはきっと、「成長」と呼ばれるもの。

とは言え、そのためにはいくつかの条件があるのも事実。まず体力がなければ動くことはできないし、精神的余裕やモチベーションがなければ行動に移すのは難しい。さらに、たとえHPとMPが満タンだったとしても、時間や金銭の問題で動きようがないというケースだってある。

日頃から忙しくしている学生や会社員にとって、すべての条件がそろう機会は決して多くないようにも感じる。それでも、時には無理をしてスキル「2回行動」を発動することで、得られるスキルや経験値もあるんじゃないかしら──と、ふと思ったのです。

 

……ってなわけで今晩0:00からノリで2回行動してみようと考えているので、暇な人は来てねー(突然の宣伝)

 

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