12月11日のリリース以来、度重なるメンテナンスを超えてサービス再開となった、アプリ『きららファンタジア』。
リリース初日は通信エラー地獄のなか、ひたすらリセマラを繰り返すだけで終わってしまったものの、ようやくまともに遊びはじめることができました。エンジニアさん……マジでお疲れさまです……。
親切設計のガチャのやり直しを繰り返した結果、無事に☆5キャラも引くことができ、スイスイ~っとメインシナリオを進めて、現在プレイできる第3章までを終わらせたところです。
いやー、PVを見てなんとなくわかってたけど、ストーリーもバトル画面もゆるふわーっとしていて落ち着きますねこれ。うちの格安スマホでも快適にプレイできているし、当然ながらキャラクターはみんなかわいい。今のところ、ゆるーく楽しむことができています。
というわけで、『きらファン』をざっくり遊んでみての感想をば。
スポンサーリンク
『まんがタイムきらら』のキャラクターが勢揃い!




「『まんがタイムきらら』オールスターRPG」というジャンル名からもわかるように、本アプリは、『まんがタイムきらら』系列のコミック雑誌のキャラクターが登場するスマホアプリ。
リリースされたばかりの現在は、8作品のキャラクターが使うことが可能。今後のアップデートで、参戦タイトルが増えていくとのことです。過去にアニメ化された人気作品のそれぞれから複数人が登場し、ストーリーにも関わってくる感じ。アニメ化されていない作品のサプライズ参戦とかあるのかしら……。
- 『ひだまりスケッチ』
- 『NEW GAME!』
- 『Aチャンネル』
- 『ゆゆ式』
- 『きんいろモザイク』
- 『ステラのまほう』
- 『がっこうぐらし!』
- 『うらら迷路帖』
- 『ブレンド・S』(今後登場予定)
- 『キルミーベイベー』(今後登場予定)
“きらら” ということで、参戦タイトルはやはり「日常コメディ」を描くゆるふわマンガばかり。女の子! 部活モノ! 4コマ! かわいい!(お仕事モノもあるんだよ)
かと思いきや、明らかに世界観と作品カラーがほかとは異なり、かつ登場人物の戦闘能力が高そうな『がっこうぐらし!』のような作品もあり、さらには攻撃力の高いギャグ全振りの『キルミーベイベー』の参戦も発表され、なかなかにカオスな様相。ギャグは攻撃。
もちろん、本作『きららファンタジア』のオリジナルキャラもいるし、ストーリーもオリジナル。
いわゆる『スパロボ』の構造を持ったオールスターゲームなので、1作品でも知っていれば楽しめるんじゃないかと思います。僕自身、すべての作品を読んでいるわけではないものの、おもしろく遊ぶことができているので。
初回10連ガチャは無限に引き直し可!デフォルメキャラでバトル
さて、そんな『きらファン』を実際にプレイし始めてみると、会話シーンもバトルパートも良い意味で “軽い” 、ライトな遊び心地のゲームという印象。
難しい舞台設定もなく、よく見る「ファンタジー」な世界で展開される物語。戦闘システムもスマホゲーに多いコマンドカードバトルなので、『FGO』『グラブル』あたりに親しんでいる人なら迷うことはないかと。チュートリアルも短めで、サクサク進められる。
なにより嬉しいのが、チュートリアル前、遊び始めてすぐに、ガチャ――もといキャラクターの「召喚」ができること。やたらと長い説明をスキップする必要もなく、真っ先に10連ガチャを回せるのはありがたいかぎり。
しかもこのガチャ、「好きなキャラクターが出るまで、何度でもやり直すことが可能」という親切設計。いや、それなら☆5キャラを選ばせてくれればいいのに……と思わなくもないけれど。なかには☆5を2枚引くべく、数百回にわたってリセマラに励んでいる人もいるようです。
デフォルメキャラによる戦闘パートは、かわいいだけでなく、わかりやすいUIも魅力的。
相性を覚えるまでもなく、コマンドを選択すれば、その攻撃が敵に対して「ばつぐん」か「いまいち」かがわかるようになっています。2章の中盤くらいまでは、「レベルを上げて物理で殴る」でゴリ押せる感じだった。魔法使いの全体攻撃で薙ぎ払えー!
きららファンタジア、2章の途中まで進めたけど、青葉のメガ粒子レクイエムシュートで一掃するだけの簡単なお仕事になってる。 #きらファン pic.twitter.com/2OvfJFYQ6R
— けいろー (@Y_Yoshimune) 2017年12月14日
ただし、それも3章からは厳しくなってくる。敵の攻撃力が目に見えて高くなっており、相性を考えた編成で向かわないと割と簡単に全滅しそう。
自分の場合も、2章までは風属性の青葉の火力でゴリ押しできたけれど、弱点の火属性が多い3章はちょっと手こずったので……。必然的に水属性のキャラクターを育てる必要があり、回復や補助も含めて編成を考えるようになった。属性たいせつ、マジたいせつ。


ストーリーもいいぞ




全体的には「キャラゲー」と言える本作だけれど、思いのほかストーリーも良い感じ。
1〜3章では、各作品の世界から “召喚” されてしまったキャラクターたちを中心に、囚われの身になってしまった仲間を助けに向かう。それぞれの章ごとに、『ひだまりスケッチ』『NEW GAME!』『がっこうぐらし!』の作品が登場する感じですね。
これまたRPGではお約束の展開ではあるものの、道中のキャラクター同士の掛け合いがとにかく楽しい。おなじみのキャラ同士の関係をファンタジー世界で描きつつ、そこに『きらファン』世界のキャラたちも自然と馴染んでいる様子。普通に各作品の外伝として読めそう。


特に印象的だったのが、『がっこうぐらし!』編の3章。ゾンビアポカリプスでサバイバルな終末世界からの “召喚” ということで、「むしろ異世界のほうが幸せに暮らせるんじゃね?」的なツッコミがゲーム配信前からあったけれど……そりゃあそう思うよね。
当然、劇中ではその疑問についても言及されており、物語にもしっかりと関わっているわけで。その過程はひとつの物語としておもしろく読めたし、何と言っても、そこで改めて描かれる学園生活部4人の関係性がたまらん。みーくんは強い娘。ゆきの安定感に安心するのも原作どおり。


――とまあそんなこんなで、苦戦しつつもなんとか3章までクリアできたので、しばらくはまったりと育成に励もうかな、と。『FGO』のクリスマスイベントも忙しいしね!
遊んでみた印象としては、基本的には参戦タイトルのファン向けの作品だと言えそう。『グラブル』のようなやりこみ要素があるわけでもなく、『FGO』のような膨大なテキストがあるわけでもなく、さっくり遊べるライトゲーム。もちろん、きらら好きにとっては最高に楽しめる内容かと!
ひとまずは、今後のアップデートと新たな参戦タイトルの発表を楽しみにしつつ、ゆるーっと楽しむつもりです。個人的には『三者三葉』『ご注文はうさぎですか?』『夢喰いメリー』『ハナヤマタ』あたりに来てほしい。あとアニメ化はまだだけど、『なでしこドレミソラ』はいいぞ。
©芳文社/きららファンタジア製作委員会