ソフトウェアとしての「初音ミク」が発売されてから、今日で6年になるらしいです……とか、書いてるうちに日付変わっちゃったよ!ばーかばーか!
当時の空気をニコニコ動画で感じていた身としては、もうそんなに経つのか…という複雑な思いでござる。
この6年間で、ミクさんは歌手として、アイドルとして、ソフトとして、広く知られることとなりました。なんたって、皇后さまもご存知なんですもの。
話によれば、今、最もVOCALOIDをよく聴いているのは10代の若者(特に女性)だそうで。僕らの世代では、FLASHアニメを見てBUMPを知った人が少なからずいるように、彼ら彼女らはニコニコ動画を見て初音ミクを聴いているみたい。
半年前にも書いたように、ミクさん発売当初はいわゆる「キャラソン」風の楽曲が多く投稿されて、話題になっていたように思う。「恋するVOC@LOID」とか、「ハジメテノオト」とか。
それが6年も経つと、驚くほどなんでもあり!な状態になっているのが今。とっくに音楽ジャンルの縛りからは解き放たれて、楽曲に限らない様々な作品、物語の語り手・登場人物として、ミクさんはありとあらゆるところで活躍している。
それが決して悪いことだとは思わないけれど……、だけど、でも、たまにはね。「初音ミク」というキャラクターとして存在している、彼女自身の物語を聴きたいと思ってもいいんじゃないかと思うのですよ。懐古したっていいじゃないか。
という訳で、誕生6年目という今日(昨日)、「初音ミク」という「VOCALOIDのうた」をいくつか選んで書き出しました。前置きが長くなりましたが、ただ、それだけの記事。
終点 / cosMo@暴走P
こんな記事を書こうと思った、そもそものきっかけ。
有名な「消失シリーズ」の「おまけ的楽曲」らしい。
cosMoさんの曲は初期からずっと追いかけてきたけれど、本当に一曲一曲考えて作っているんだなーと思わせてくれる。「VOCALOIDの在り方」について、彼ほど考えている作り手もいないんじゃなかろうか。
ODDS&ENDS / supercell
ryo(supercell) feat.初音ミク 『ODDS&ENDS』 - YouTube
みんなご存知、supercellのryoさんのボカロ使用最新曲。
驚いたことに、ryoさんがVOCALOIDについて語った楽曲はこれが初めて。
「初音ミク使用の楽曲は初音ミクのもの」として、メジャーで人が歌うことを許可していないくらい、ミクさんに対する思い入れは強いようです。
私の世界 / くちばしP
最初期の有名曲、「私の時間」のセルフアレンジ版。
聴き比べてみると、歌詞や調教の変化が分かっておもしろい。
ハジメテノオト / malo
不朽の名曲。やっぱりこれでしょ!
3DPVや手描きPV、歌ってみた、アレンジなど、今でも派生動画が多く、非常に愛されている楽曲。
39 / sasakure.UK×DECO*27
昨年同日、生誕5周年記念に投稿された作品。
「久しぶりのボカロのうただー!」とめっさテンション上がった記憶が。
ミクさんらしい、かわいらしい、楽しい、元気になる、素晴らしい曲。
願わくは、これからもVOCALOIDと共に、たくさんのクリエイターとものがたりが生まれてきて欲しい。