朝、目を覚ますと、水の音。
雨が降ってるじゃないですかー! ひゃっほー!
たまたま仕事が休みだったこともあり、このタイミングを逃すわけには!ということで、新宿御苑まで足を伸ばしました。もちろん、『言の葉の庭』の影響です。
映画『言の葉の庭』感想|雨と、本と、ビールと、ピアノ。 - ぐるりみち。
新宿御苑の新宿門に着いたのが、ちょうど10:30頃。まだ人もまばら。200円で入場券を買って、改札を通ります。いざいざ。
『言の葉の庭』に登場した、あの東屋の具体的な場所などは調べていなかったので、とりあえず下からぐるっと周ることに。
途中、何人かとすれ違ったけれど、ウォーキング中のご婦人だったり、管理業者の人だったり。若者がいないよ…寂しいよ…。
小さな池を超えて、通りがかりの休憩所で軽く休憩したあと、千駄ヶ谷門方面へ。
地図を見ると池──というか湖? が広がっているので、目的の東屋もその辺りでしょう。
道すがら、花の写真を撮ったり、おててつないでキャッキャウフフしているカップルを生暖かい視線で見送ったりしつつ、歩く歩く。そして。
見っけたー!!!!
誰かいるよ! お姉さんがいるよ! 花澤香菜さんボイスかなー?
そのまますぐに側まで行って写真を撮るような度胸もないチキンな僕は、しばらく近くをうろうろ。その間にも、数人の若者が入れ替わり東屋へ……ってめっさ写真撮ってるー!? お前らもかー!!
その流れを見送った後、いざ東屋へ。お姉さんとお兄さんが一人ずついらっしゃる間へ、声を軽くかけて失礼して……って、あれ? ぼく邪魔じゃね??
そんなことを考えたらちょっと気まずくなり、話しかけるタイミングも失って、しばし読書など。その間にも、結構な数の人が写真を撮りに来るわ来るわ。遠慮がない……!
そして、本を読みつつ周りを観察していて、気付いてしまった。このお姉さん、キリンの「米茶」を持っている…! コロ助のCMのアレ。
これはもしかしなくても、「金麦」の代わり…なのか…? 色合いといい、フォントといい、デザインが似てなくもない。考えすぎかしら。
結局、1時間ほそこで、雨音を聞きながら本を読んでおりました。
その間、最初にいたお兄さんとお姉さんが出て行ったり、カップルが来たり、外人さんが来たりとありましたが、まあなんと写真を撮る人の多いことか!!
僕がそこにいた間だけでも、軽く20人はカメラを持った人が訪れて、東屋とその周辺を撮影してたよ! やべえ新海さんのファンの行動力半端ねえ!
そんなこんなで、今日は雨の中、大勢の人に写真を撮られるという貴重な体験をした一日でございました。
そして、結論。
「雨の降る平日、あの東屋に近づく人の9割は『言の葉の庭』ファン」
少なくとも、今日のお昼前後に関しては、間違いなくそんな感じでした。なので、もしあそこへ行かれる方がいたら、近くの人に話しかけてみてください。高確率で、同志だと思われます。
僕もまた機会があれば、行ってみようかな。今度は、ちゃんと作品の映像と比較できるように!