「ゲームは1日1時間まで」とか無理じゃね?溶ける時間を別の活動に置き換えたい


 最近、Apexが楽しい。

 Apex──そう、『Apex Legends』。サービスが始まったばかりの頃にふれて以来、ちょくちょく遊んでいるFPSゲーム。少し前から「VTuberたちのあいだで流行してるなー」と思っていたら、どうやら流行っていたのはそこだけじゃなかったらしい。

 いつの間にやら頻繁に大会が開催されるようになり、大きなイベントでは芸能人まで参戦。メジャーアーティストやジャニーズまでもがゲーム実況者やVTuberと肩を並んで戦場へと繰り出し、ドラマを生み出している──。こんなの、最高に胸躍る異種格闘技じゃないか。そりゃあ見るだけでも楽しいし、ますます自分でも遊びたくなるってもんでしょう。

 しかし、これはいけない。
 由々しき事態だ。

 何が問題かって、時間が溶ける。ベトベトン先輩もびっくりするレベルでドロッドロに溶ける。

 『Apex』じゃなくても、たとえば『スプラトゥーン』なんかを遊んだことのある人は心当たりがあるんじゃないかと思うけれど、あの手のゲームはハマるとヤバい。やめるタイミングがない。負けても勝っても「次はもっとうまく立ち回るぞ!」と奮起して、いつまでも何度も戦場へと繰り出すことができてしまう。おのれ……時間泥棒め……。

 いや、それもこれも、もちろんゲームは悪くない。すべては自制の問題だ。「ガスをばらまきながら敵地に突っ込む瞬間が、一番生を実感する!」なんて内心で叫びながら、ルールも決めずにいつまでも戦場に繰り出している自分が悪い。というか最近は流行する「ゲーム」全般が、やめどきらしいやめどきがない作品ばかりで困る。楽しい。

 そんな現状を鑑みつつ、改めて考えてみると、若き日のお母上の声が当時以上に説得力を持って聞こえてくる。「ゲームは1日1時間まで」。……そう、仰るとおりです母上。たとえ『Apex』以外にもスマホアプリのデイリーミッションを消化する必要があり、ウマ娘を育成し、種火を回収し、特別依頼をこなす必要があったとしても、ゲームは1日1時間まで。……いや、無理じゃね?

 では、そんな「1日1時間」の縛りが効かないなら、どうするか。

 そんなときこそ、頼るべきは先人の知恵。そう、過去に読んだ本の知識を活かすときである。あるいは、本を読むことによってモチベーションを得るべきである。試しに取り入れたポモドーロ・テクニックだって、もうずーっと活用できているじゃないか。

 というわけで取り出したるは、「書く」ことについてのマイバイブルのひとつ。ナタリー・ゴールドバーグ著『書ける人になる!──魂の文章術』。

 これはいいぞ。マジでいいぞ。早速ページをパラパラとめくって「豆腐と闘う」の章を読み、「よっしゃ! 俺は豆腐に勝ったぞ!」という気持ちになっている。冷ややっこがおいしい時期ですね。塩昆布をのせて食べると美味。

 というわけで、最近はあまりブログ──というか “個人的な文章” を書けていないので、本書を題材にしてリハビリ的なことでもしてみようかな、と。『Apex』をはじめとするゲームによって溶けてしまう時間の代わりに、本を読み、何か書くことができそうなら、こうしてブログに書き散らしていこう、と。そう思う所存でございます。

 あ、ゲームは続けますよ? 楽しいもん。
 よかったら一緒に遊びましょ!

 

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