春の空は意外に移り気。ちょうど今くらい、4月5日前後にピンポイントで降る雨を「杏花雨(きょうかう)」と呼ぶそうだけれど、急な雨に打たれ、花見をしないうちに杏や桜の花が散ってしまうのは切ないもの。せめて……せめて、今週末までは散らないで……。
そんなわけで、春雨か桜雨か──まあ呼び名はなんでもいいけれど──雨で花散るその前にと、ぶらりお花見に行ってまいりました。せっかくの良い天気、日頃の運動不足を補うべく、ギコギコと自転車で。目指すは東京・上野恩賜公園。本当は動物園にも行きたかったけれど……それはまた今度の機会に。
──というわけで、30km程度の道中はすっ飛ばして、平日12:00台の上野公園でござる。
そもそもの前提として、この1ヶ月ほどは花粉症のピークの時期。さすがに鼻水ズビズバ状態で走るのは辛く、ここしばらくは自転車に乗っていなかったので、やっぱりそれなりに疲れた。
しかし、それも着いてしまえば何のその。いくら周りから「老け顔ー!」「馬面ー!」「ヒゲもやしー!」などと罵られようと、まだまだ肉体的には若いのです。精神面ではもっとガキンチョなのです。有り余る回復力でもって、すぐに疲れは吹っ飛んだ。たーのしー!
それに、見渡せば桜、桜、桜、である。タイミング的には満開一歩手前くらいだったものの、青空を背景に咲き乱れる薄桃色の花弁は目に優しく美しい。
……いや、どうだろう。本当に薄桃色かしら。普通に白くね? というか「桃」とか「白」とか言ってると、「ぴよっ!!」と叫んで柱に乗って空を飛ぶ彼が思い浮かぶから困る。某TPP氏。
ところがぎっちょん。上野公園と言えば、ただでさえ平時から観光客で賑わう人気スポット。この日もそこら中を人波が覆い隠し、ドッタンバッタン大騒ぎ。なにこれこわい。
何がすごいって、人混みよりも何よりも、「日本語よりも中国語のほうがたくさん耳に入る」ということ。よくよく見れば、周囲を練り歩きカメラや自撮り棒を構える人の大多数が外国人観光客然としており、明らかに多いのが中国系。平日なのに人が多いのは、そういうことか……!
とは言え、不忍池周辺はまだ人が少なめだったし、ご近所さんと思しき老夫婦や学生グループの姿がちらほら。まだそちらはまったりとした空気が流れていたので、公園内でも良い具合に分散していたのかな、と。
おそらく、今週末が一番賑わうんじゃないかしら。天気が微妙っぽいものの、長雨にならないかぎりはかなり混雑しそう。あと、園内は花見客で溢れかえっている一方で、意外と屋内──スタバの席なんかは普通に座れるかもしれない。実際、この日がそうだったので。
さてさて、スタバで昼食&休憩ついでに諸々の作業をこなしたら、改めて自転車を漕ぎ出して山手線の内側を西方向へ。
本当なら千鳥ヶ淵にも寄りたかったのだけれど、時間的に厳しそうなのと、ちょうど1年前、存分に歩いてきたからいいや、ということでスルー。でも、あそこはマジで見ごたえあるのでおすすめでござるんるん(関連記事:桜咲き乱れる 千鳥ヶ淵 をぶらぶらと歩いてきた - ぐるりみち。)。
靖国神社脇をスイーッと通過して、渋谷方面へ。この辺の混雑は特に尋常じゃなく、地下鉄の入場待ちの列が地上に溢れかえり、おまわりさんだか警備員さんだかがあちこちで誘導のためにてんてこ舞っているほどだった。お疲れさまです……。
そして、もうほとんど夕方だけれど、代々木公園に到着。こちらも花見客でいっぱいいっぱいではあるものの、人口密度はそれほどでもない様子。敷地面積が広く、桜の木もちょいちょい分散しているためかしら。思い思いにレジャーシートを広げて、花見に興じております。
もしかすると時間帯にもよるのかもしれないけれど、こちらはほどほどに落ち着いていて良い雰囲気だった。そもそも「シートを広げる」余裕がある時点で、ね。
噴水広場前、大通りを挟んで渋谷駅方面に渡る橋の近くには屋台もいくつか出ており、めっちゃ良い匂いを撒き散らしていた格好。お酒……飲みたい……が、飲めないっ……! 飲酒運転、駄目っ……! 絶対っ……! ……もぐもぐ(フランクフルトを咥えつつ)。
そんなこんなで、短時間ではあるものの代々木公園でもお花見に興じ、たまたま帰り道のルートと被った多摩湖自転車道でゆったりサイクリングを楽しみ、この日は満ち足りた気持ちで帰宅したのでした(関連記事:多摩湖自転車道をゆるっと走っていたら、猫と出会った - ぐるりみち。)。
走行距離にして、約70km。1日に走った距離としては、過去にレンタサイクルで何度かしまなみ海道を渡ったときに次ぐみたい。途中で2時間ほどのPC作業+1時間程度の公園散策+要所々々の休憩をしたことも鑑みると、もうちょい早起きして走ることに集中すれば、それなりの距離を走れそう……な気がしてきたぞよ……? わぁい! 目指すは100kmだー!