3月末に購入した、MISFITのフィットネストラッカー「SHINE 2」。
使い始めてから気づけば2週間が経っていたので、その感想をざっくりと。
肌身離さず付けっぱなしでも、ほぼ違和感なし!
3月29日に使い始めたので、今日でちょうど14日目。この2週間、ほとんど肌身離さず手首に装着し、生活してみた後の雑感となります。
装着感は初日から特に違和感もなく、ゴツい腕時計と比べれば圧倒的に“しっくり”くる感じがしていたので、あっという間に馴染んだ格好。強く締まりすぎて気になることもなく、逆に緩すぎて頻繁に手首の上を移動することもなく、フィット感は抜群。
過去に使っていたNikeのFuelBand、あるいは一般的な腕時計と比較しても、TPU素材*1のリストバンドはとても柔らかく、手首に“装着している感”がほとんど感じられませぬ。袖丈の長い服に引っかかることもなく、快適&爽快。――あとは、夏場がどうなるか、ですね。
一方で、一部のユーザーさんのレビューでたびたび言及されていた、「本体がバンドから外れやすい」という指摘。アルミ製で軽すぎる本体は、リストバンドの縁に引っ掛ける形で留められているだけなので、ちょっとした衝撃でも外れてしまうのでは……という懸念がありました。
自分の場合は今のところ、この14日間で意図せず本体が外れてしまったのは、1回のみ。お風呂掃除をしていて、浴室の扉部分に引っ掛けて、本体がスポーン! と吹っ飛んだときだけです。外れたのがわかったから良かったものの、排水口に落ちていたらと考えると、少々怖いっすね……。
Amazonのレビューによれば、たびたび本体をバンドから取り外していたことで装着部分が緩み、外れやすくなっていたのかもしれない――という指摘もある様子。頻繁に付け替えるのは控えて、バンドならバンド、クリップならクリップに、常に装着しておくのが賢明なのかもしれません。
日々の活動量と睡眠時間が、はっきりと可視化される
さてさて、メインとなる「活動量計」としての機能はどうなっているのかと申しますと――。自分がいつ動き、どの程度の距離を移動し、夜にはどれだけ眠ったかがはっきりとデータとして可視化されるので、生活を見直す良い機会となっておりまする。
「活動量」のデータを専用アプリで見ると、こんな感じ。「距離(km)」「消費カロリー」「歩数」を自動で計測し、日・週・月別のグラフに出して確認することができます。
また、それらデータをまとめて活動量の「ポイント」として換算し、毎日の目標として設定するため、その数値を基準に日中の行動を変えることもしばしば。この2週間、自然と階段を使う機会が増え、散歩をするようになり、間違いなく運動量は増えました。ついでのIngress、たのしい。
こちらは「睡眠」のデータ。単に睡眠時間を見るだけなら、「ふーん」くらいのものですが、「浅い睡眠」「深い睡眠」という区別をしたうえで記録されているのが、見ていておもしろい。こうして見ると、自分は眠りの周期が細切れで、質の高い睡眠が取れていないようにも……?
特に睡眠時間に関しては、長期にわたって記録することで、いろいろと見えてくる部分もあるのではないかと思います。平均値を見て、足りているか足りていないかを判断し、曜日別や体調による変化などがあれば、その点も見直す形で。……にしても、土曜日の爆睡っぷりはなんじゃろほい。
あとはこのように、日々の動きを「タイムライン」っぽく追うことも可能です。分刻みでかなり細かく記録してくれているので、「このときは何をしてたっけ……」と1日の終わりに振り替えるのも悪くなさそう。ちなみに上画像は、ちょうど千鳥ヶ淵を歩いていたときの記録っすね。
それともう一点。「睡眠」に関しては、就寝前と起床後に特別な操作をする必要は一切なく、完全に自動で判断してくれるのもありがたいポイント。データを見るかぎりでは、明らかに誤認しているような箇所もなく、そこそこ正確なようです。誤認があった場合も、アプリ上で修正可能。
さらに、「スマホアプリだとわかりづれえ!」というときでも、MISFITのサイトにログインすれば、一括でデータの確認・修正ができるようになっています。なんでもかんでも記録したい、ライフログが大好きな人向け。さすがにデータのダウンロードはできない……のかな?
ひとつだけ不満点を挙げるとすれば、「アラームのバイブレーションが弱い」こと。アプリ上で設定した時間に本体を振動させ、目覚ましになるサイレントアラームを機能を搭載しているのですが、そのバイブがちょっと弱く感じる。気付かずに、起きないことも何度かあったので。
ともあれ全体としては、非常に満足のいく使用感。お風呂に入るとき以外は外すことなく、常に肌身離さず付けっぱなしでござる。意識して身体を動かすことも増えたし、意外と使っている人が少ないので話のタネにもなるし、いいことづくめ。しばらくはこのまま、使っていく所存です。
最近はさまざまな活動量計が出ていますが、その選択肢のひとつとして。主な機能である「活動量」&「睡眠時間」の記録はもちろんのこと、見た目の自然さや、本体の軽さ、装着時の違和感のなさなども、個人的にはおすすめポイントかと。よかったら、参考にしてみてくださいなー。
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*1:スマートフォンケース等にも使われている、弾力があって柔らかい素材/第525回:TPU とは - ケータイ Watch