「これぞ夏!」と言わんばかりの入道雲、好き(東京ゲートブリッジからTDL方面を撮影)
8月も下旬に入ると涼しくなり、「やったぜ!外で動きやすくなる!」という嬉しさと、「もう夏も終わりか……」という寂しさに苛まれていたところ、アゲアゲ系の歌謡曲ラストの「もう一回!!」とでも言わんばかりに暑くなった今日この頃。
さて、9月といえばまだ季節的には「夏」に近い印象があるものの、やっぱりどことなーく8月とは空気が異なり、過ごしやすくなってくるタイミングではございます。同時に、「空」の様子も徐々に変わってくる頃合い。紅葉に備えてアップを始めたのかしら。
そんなことを思いつつ、パソコンの写真フォルダを見返していたところ、今年の夏は例年よりも外に出て写真を撮っていたらしい。イベントやら取材やらでカメラを構える中、無意識に「空」を大きく切り取った写真が結構多く残っていたので、ざっくりとまとめてみました。
夏の始まりは、曇天模様の“夢の国”・ディズニーランド
7月上旬。写真フォルダを遡ると、一番最初に目に入ったのは、曇り空。千葉県浦安市の某 “夢の国” にて、外周をぶらついたときに撮影した写真でござる。
後述する記事を書くために、半日ほどかけて “夢の国” の外周を歩き回る、そのスタート地点で撮影したエントランス。暗いし、何のひねりどころもない。なんちゅーか、幸先悪い。
道中、海岸沿いの防波堤で猫氏と遭遇するなどのイベントもありましたが、やがて雨も降ってきて散々だった記憶が。今年、2015年の「夏」の始まりは、曇天模様でござった。僕らの夏は、いずこへ……。
鈴の音響く、小江戸・川越の空は青かった
千葉のお次は、埼玉県は川越市。昨年から開催され話題を呼んでいる、川越氷川神社の「縁むすび風鈴」を見に行ってきたときの写真です。やっぱりね、千葉よりは埼玉だよね(10年選手の元埼玉県民より)。
“小江戸” の呼び名高い川越は、昔ながらの蔵造りの町並みが趣深く、ぶらぶら歩いているだけでも楽しい。高い建物も少ないため、都心と比べれば空も広いのです。……ただし、風が通らなければ、クソあづい。
空の写真じゃないけれど、個人的に気に入っている、ダンボーwith風鈴。来年も涼みに行ってみたいな。
お台場にて、炎系の魔法を詠唱中に見える自由の女神像
7月も中旬を過ぎ、ようやっと暖かくなってきた頃。
友人とお台場でBBQをする前に周囲をお散歩していたら、なんか “炎系の魔法を詠唱中に見える自由の女神像” が撮れた。……え? 無理がある? なんかそれっぽくない? 雲の広がり具合が。
夜になると、東京の夜景が一望できる素敵スポットに。右手に見えるは、封鎖できないことでおなじみの、レインボーブリッジ。夏の間に歩いて渡ろうと思っていたけれど、叶わず。BBQは美味しかったです(小並感)。
山手線の内側をぶらり横断
池袋駅から東京駅まで、ひたすら歩いた道中の写真。
こちらはその序盤、都電荒川線向原駅の手前あたりですね。ビルの窓ガラスに映る青空が、たまらなく好きなのです。その最上級たるウユニ湖へは、生きているうちに行ってみたい。
青空をバックに地上を走る、地下鉄丸ノ内線の車両。ここだけ切り取ると、田園風景の中を走る私鉄っぽくもある。……まあ、周囲は普通に住宅地なのですが。
最も印象深い、2015年の「夏空」
今年の夏を振り返って、特に印象的だったのが、こちらのイベント。
“住所のない東京都” こと、中央防波堤内側埋立地「海の森公園」予定地で開催された、無料音楽フェス。目と鼻の先には東京都心のビル群が見えるのに、ここだけ空が広い。すごい。
音楽が響き渡る中、ぼーっと空を眺めているだけでも超楽しい。
もちろん、参加アーティストさんの演奏も素晴らしかったのだけれど、あの時あの空間で過ごせたことが、なんだか他のイベントとは違う、不思議な体験として記憶に残っているのです。
羽田空港へ向かう飛行機が低空飛行しているのを視界に入れつつ、「音」に溺れる感じ。サイコー。
特に下の写真なんて、周りに見えるのは緑と茶色、そして日没に向けてさまざまに色彩を変える青空と、なんかもう異世界感パないんですよ。どこだここ。東京だここ。
神聖かまってちゃんの「ロックンロールは鳴り止まないっ」で幕を閉じた、このイベント。周りの立入禁止ゾーンに植えられた苗木も、海の森公園が2020年の東京オリンピックで使われるときには大きく育っているのかしら。楽しみ。
日本の夏、コミケの夏、橋から見えた東京
8月といえば、コミケである。
今回は初めて設営から参加して、存分に満喫してきたわけですが。雨もぱらつく程度で、そこそこ過ごしやすい日程だったんじゃないかしら。……それでも場内はすごかったけれど。
で、その帰りに行ってきました、東京ゲートブリッジ。
こちらも、お出かけメディアの記事で使う写真のために撮影したもの。先ほどの「海の森公園」からも見えるので、ただのどデカい橋かと思っていたら近くにキャンプ場があるんですね。結構賑わってた。
中央防波堤内側埋立地に通じる橋の上を歩くことはできますが、埋立地側で降りることはできず、戻ってくる形に。全長1.6km。カメラを担いだ若者や、お散歩中の高齢の夫婦、ランナーさんなど、通行している人の層も意外と幅広い。
東京都心方面を見れば、東京タワーやスカイツリー。千葉県方面を見れば、葛西臨海公園や東京ディズニーリゾートが見えるという、かなーり眺望の良いスポット。
わざわざ足を運ぶにはちと遠いけれど、海の森公園がオープンしたら通行量も増えるはずなので、写真撮影で行くなら今のうちかもしれませんね。
怪獣映画でよく壊される、東京のシンボル
実物は間近で見るとド迫力だし、頑強なんです! おなじみ過ぎるほどにおなじみの、東京タワー。
ちょっと前、終電ギリギリに下まで見に行ったことがあったけれど、昼間に下から眺めるとやっぱりでけえ。あと、青白背景に赤単色は映える。
東京スカイツリーが完成したことで、どことなく影が薄くなっている印象もありますが、鉄骨造りのノッポさんが好きな人も、まだまだ少なくないはず。個人的には、京都タワーみたいに大浴場を設置してくれれば言うことないんですが……はい。
夏の終わりは、やっぱり花火
自分の中では毎年恒例の、たまがわ花火大会。
8月下旬、夏の締めくくりは、やっぱりこれ。コミケ以上の人混みも、間近で見る花火のためなら我慢できる。
花火の写真ってこれまでちゃんと撮ったことがなかったんだけど、いろいろと設定をいじりながら撮影してみると楽しいですね。……とはいえ、そもそもカメラに関しての知識がろくにないので、 “遊び感覚” でしかないのですが。
夜空に咲く花々を楽しんだら、夏の終わりはすぐそこに。学生時代は、それが「宿題ががががが!」なんて叫び出す合図だったけれど、今となっても「やり残したことががががが!」と頭を抱えるタイミングでもある。
何はともあれ、夏の復習をしたら、お次は秋の予習でござる。読書、芸術、食欲、音楽、紅葉、温泉――などなど、「◯◯の秋」に当てはまる単語がいくらでも思い浮かぶあたり、過ごしやすい秋は、誰にとっても生活を充実させたい季節なのかもしれない。
夏の終わり、空気の変化を感じたら、いざ秋の計画を。
ついでに……年末も、近い。冬コミだ!!