スプラトゥーンのせいで、7年ぶりに据置型ゲーム機を買った


 

 やらかした。買ってしまった。大学を卒業してはや数年、よもや今になって、新たに据置型ゲーム機を買うことになろうとは。学生時代はまだDSやらPSPやらをプレイしていたけれど、ここしばらくは完全にお留守だったので。プレイするゲームなんてそれこそ、『艦これ』くらい。

 いつもモノを買うときは慎重を期しすぎるため、「たまにゃー衝動買いもいっかー」と勢いで都心の大型家電量販店へ足を運び、ドキドキしながらどデカい紙袋を引っ提げて帰宅したのが、昨日。案の定、早くも後悔している。やべえ。むっちゃくちゃおもしれえ。

 

 

「任天堂のFPS/TPS」という響き

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Splatoon(スプラトゥーン)|Wii U|任天堂 E3 2014情報

 E3での発表映像を見て、「なんだこれ! すっごいおもしろそうなんだけど!」と興奮し、Twitterのタイムラインでもかなりの賑わいを見せていたように記憶している、1年前。

 いったい何に驚いたって、既存でないキャラクターを中心に据えた、しかも独特のシステムを持ったTPSを任天堂が発表した、という点。既に語り尽くされた話題ではありますが。

 自分にとって「任天堂のFPS/TPSゲーム」と言えば、脳裏に浮かぶのは3Dポリゴンのチョップとロケットランチャーと踊るナターリア、そして化学工場のトイレ。1997年発売のNINTENDO64専用ソフト『ゴールデンアイ007』*1でござる。

 小学生時代の放課後、「小林んちに集まってゲームな!」と声がかかったら、決まってプレイする鉄板ソフトのひとつ。考えてみれば、スマブラやマリオ系のパーティゲームに混じって、明らかに異色な存在だったように見える。リスポーン地点にセンサー爆弾を仕掛けまくってたら、リアルファイトに発展した思い出。

 “任天堂のTPSゲーム” という言葉から、そんな「少年時代の思い出」的な懐古も手伝って、妙にこの『スプラトゥーン』というゲームが気になった格好。複数人でキャッキャウフフできるゲームって、この歳になってもすんごい魅力的に映るんですよね! 血生臭くないのも、個人的には好印象。

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【ゲッダン】 007ゴールデンアイ・カオス・カーニバル ‐ ニコニコ動画:GINZA

 そういや、続作? 的な立ち位置の『パーフェクトダーク』なんてゲームもありましたねー。「ファーサイト」*2とかいう壊れ性能の銃を使ってかくれんぼするのが楽しかった。

 

30,000円以上という価格への言い訳はともあれ

 しかし、「おもしろそう!」だからと言ってゲームを買おうにも、ネックになるのが価格でござる。

 携帯ゲーム機であれば、移動中などプレイする機会はそこそこあるし、ソフトも豊富で取っ付きやすい。数多くの作品を遊ぶ前提で購入するので、初期投資としての約20,000円もまだ納得できる。それにしても、学生の金銭感覚では高価なお買い物だったけれど。

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本体ラインナップ | Wii U|Nintendo

 そして、任天堂の最新ゲーム機であり、『スプラトゥーン』のプレイに必要となるWii U先輩は、このお値段。諭吉が最低数人、ソフトを買えば、それに追加で樋口さんが1人前後が飛ぶ。決して安い買い物ではございません。むしろ、覚悟が必要になるレベル。

 自分が据置型ゲーム機を買ったのは、7年前のWiiが最後。使えるお金に限りのあった学生時代の話ですが、当時はいろいろと「言い訳」を持ってくることができた。そこはなんたって、「人生のモラトリアム」とも言われる大学生。まだ友人と集まってわいわいとプレイしやすかったし、スマブラやらマリカーやら、自分たち世代が小さな頃に楽しんでいた作品は盛り上がりやすかったので。

 けれど、社会人ともなると、お金はあってもそうした「言い訳」が通用しづらい。オンライン対戦がメインとは言え、一人で遊ぶゲームに勢いで数万も使っていいものか。果たして、他のソフトも買ってプレイするのだろうか。最初は楽しくても、じきに飽きるんじゃなかろうか。

 そんな思考がこの半月ほどループしておりましたが、結局は勢いでどーん!と買ってしまいました。マリカーセットを。『スプラトゥーン』はダウンロードで。理由はいろいろだけれど、「最近は大きな出費もなかったし、たまにはいっかー!」的なノリがあったことは否めない。「自分へのご褒美」という言葉の便利さを知った。

この素晴らしい「再発明」を、今食べないのはもったいないでしょう。揚げ物は揚げたてが一番美味しいですし、何より後から来たって「揚げたて」の味は味わえないんですからね!

スプラトゥーンとかいうイカしたシューターの再発明の話をしたい - セラミックロケッツ!

 あと、ネットで目にした諸々の盛り上がり、特にこちらの記事の最後の一文に背中を押されたことも一因としてありそう。こんなん言われたら、「じゃあ食べるー!!」って飛びつかずにはおられんですよ。ズルい! ありがとうございます!!

 

イイカンジにバランスを保って楽しみたい

 本当は、実際に買ってプレイしてみて、「この武器でこうしてああしてそうするのが超たのしー! うひょっはー!」なんてことも書こうと思っていたのですが、長くなりそうなので別の機会に。あと、パソコンでプレイするためにキャプチャーボードも買いました……。

 とりあえず今は、直接的な攻略情報や現在の主流的なものは一切調べず、オンライン対戦に潜っては遠くから撃ち抜かれるばかりです。僕もスナイパーごっこしたいのに、下手すぎて話にならないお……。某無料オンラインTPSならうまくいってたんだけど。

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 1日ほどプレイしてこんな感じ。ほとんどローラーでごろごろぴょんぴょんしつつ、たまに頭上からDIO様よろしく奇襲を仕掛けてみたりもしてます。成功すると爽快。

 とにかく、あまりに楽しすぎて時間泥棒っぷりが尋常じゃないので、時間を決めてプレイしつつ、まずはランク20を目指したいな、っと。あと、ヒーローモードだっけ? ほぼ手付かずなので、やらねば。

 

 

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