先日、ふと「携帯を持つようになってから、何年が経つんだっけ……?」と思い、記憶を辿ればちょうど10年目。
もうそんなに経ったのかーと感慨に耽りつつ、もう18年の付き合いになる学習机の引き出しを覗いてみれば──あるじゃないですか、昔の「ケータイ」が。
それぞれのケータイを使っていた当時を懐かしみつつ、どんなふうに移り変わってきたかを簡単にまとめてみました。
1号機:A5505SA(三洋電機)
僕が手にした初めての携帯電話は、三洋電機のA5505SAでした。色はシャインゴールド。我ながら、金ピカはどうかと思います! ……まあね! 当時中3だったからね!
高校入試が終わったあと、卒業式の前に親に買ってもらったのがこの子。以来、高2になるまでは寝食を共にすることになります。
あまり記憶がないってことは、そんな頻繁にネットにつないで使っていたわけじゃないと思う。多分、パケ放題でもなかったし。好きなマンガやゲーム*1の画像やゲームBGMの着メロを集めては、ニヤニヤしていたんじゃないかしら*2。
ただしFMラジオが聴けるということで、その機能は頻繁に使っていたような。深夜の音楽番組を布団に潜って聞いたまま寝落ちしたり、ちょっとエッチなラジオドラマにドキドキしたり。……ふ、青いな。
今回は残念ながら、この端末だけは本体を見つけることができませんでした。おそらくは、買い換えるときにリサイクルか何かに出してしまったのだと思う。10年後にネタにできると知っていれば、ちゃんと残しておいたろうにね。ざんねん。
2号機:W44T(東芝)
「やったー! 念願のWIN端末だー!」と、機種変更した当初は超舞い上がっていたような記憶が。2号機は、高校在学中にお迎えした東芝のW44Tです。
機種変更と同時にパケ放題にし、新しめの機種として対応アプリが多かったこともあり──ケータイでゲームに勤しむようになったのは、たしかこの頃からだったと記憶しています。
アプリ版『イース』*3をプレイしてドハマりし、音楽にも夢中になってサントラを買いあさるほど。ファルコム作品を好きになったきっかけでもあります。自分が生まれる前、20年も昔のゲームをちっさなケータイでプレイできるという感動。すげえ。
で、机の引き出しから、何年ぶりかに発掘されたこの子。せっかくなので、中を覗いてみました。うふふー! エロ画像あるかな? あるかな? ぐへへへへ。──はい、充電器をつないで、電源をポチっと。
……お、おう。
そこはアレだよ!当時は男子校に通っていた健全な男子高校生のケータイなんだから、もっと不健全でいいと思うんですよ! ネタに走るとかそういうのいらないんすよ! ぷんぷん! いいもん! フォルダも覗いちゃうもんね!
……やべえ!こいつ、ただのオタクだ!!
まったく三次元の画像をダウンロードした形跡がないぞ! どういうことだ! でもシャナたんかわいいから許す。うむ。
3号機:W61CA(カシオ)
大学へ入学して数ヶ月、1年生の夏に機種変更してお付き合いを始めたのが、この子。カシオのW61CA。初めてのワンセグ機体やで!
とはいえ、もともとテレビっ子ではなかった自分。結局、あまり頻繁にワンセグを使うことはなかったのだけれど。でもいつだかの明け方に、ケータイを持って部屋の窓に張り付いて、サッカーの中継を見ていたような記憶もうっすらと……。2010年のワールドカップかな?
本体のサイズ的にも使っていた期間的にも、一番「手に馴染む」機種はこの子だったと思う。カラーもすっきり、ホワイトだし。……まあ、後に持ち主はブラック企業に入ることになるんですがね……うふふふふ。
久々に開いてみたら、壁紙は初期状態で、フォルダにも特におもしろいものはなし。「ニコニコ大会議2008」*4の写メとかあったけど、そんなもん。つまらん男だ。
iPodを持っているくせに、なぜか着メロもどんどん増えているという。着メロと言えば、ちゃんとメロディに合わせてバイブレーションするやつとかもあったよねー。ゴルゴンゾーラみたいなサイトも使ってたけど、個人で公開している着メロの方が質が高くて好きでした。
4号機:IS03(シャープ)
「画面の傷がとんでもない!」のはともかく。初めてのスマホは、悪評名高いIS03でした。……いや、僕は嫌いじゃないわよ? レスポンスが遅すぎてイライラしたり、バッテリーの持ちが悪すぎて充電器が欠かせなかったりしたけれど。慣れっすよ、ええ。
予備バッテリーをいくつか持ち歩けば心配はないし、反応速度も慣れればこんなもんかなーと。今になって考えてみれば、肉体労働の中で幾度となく落としてもピンピンしていたこともあり、かなり良い子だったように思います。がんばった、超がんばった。
画像をあさっていたら、ちょろっとホーム画面をカスタマイズした時のスクリーンショットを発見。センス云々は別として、時代を感じますね……。就活の文字がががががが。
5号機:HTC J butterfly HTL21(HTC)
au、「HTC J butterfly HTL21」を9日から順次発売 - ケータイ Watch
現行機。HTCのHTL21。
過去に地面に落として画面をパリーン!と豪快に壊してしまったため、現在手元にあるのは、正確に言えば5号機の2世。カバーがないと簡単に割れそうで不安だけれど、大きい画面でブラウジングは捗るし、レスポンスもいいし、かなり気に入っております。たまに不安定になるけど。
特に今は欲しい機種があるでもなく、大きな不満もないので、しばらくは別の子をお迎えする予定はなし。なんだかんだでiPhoneがあったほうが捗るのかなーと思ったりはしているけれど……とりあえずは現状維持で。
スマホの「次」は来るのかな?
積んでみた。特に意味はない。
思い返してみれば、僕ら世代が中学・高校生くらいの頃に「ケータイ」を持つようになって、気付けばあっという間、数年で「スマホ」に取って代わられているんですよね。はやいはやい。
最近は「スマホ不要論」のような主張もあまり耳にしなくなってきましたが、でもぶっちゃけ、昔ながらのケータイで事足りる人は今でも少なくはないんじゃないかと。電話とメールができれば無問題。プラスアルファとして、マップや乗換検索が使えれば。
ただし最近は、スマホ本体というよりもその「アプリ」の存在感が高まりつつある印象が強い。LINEとか。そんな現状を鑑みると、集団や個人間で円滑なコミュニケーションを進めるためには、みんなと同じように最低限の「携帯端末」を持つことが必須になっているようにも感じます。
僕なんかは機械もITも門外漢のいちユーザーに過ぎませんが、次々に登場する新しい端末を見るのは楽しい。これからもわくわくする技術が出てくることを心待ちにしております。
では最後に、現在の僕のTwitterアイコンと、6年前のケータイから発掘された自撮り画像を比較してみましょう。
※2014年1月撮影
※2008年7月撮影
まるで成長していない………。