3月末、10年間お世話になったauを解約し、BIC SIM(IIJmio)にMNPしました。これまでずっと共に過ごしてきたau回線との別れは悲し……くも何ともなかったけれど、通信環境が大きく変わるということで、当初は若干の不安を抱えていたことも事実。
10年お世話になったauから「BIC SIM (IIJmio)」にMNPしてきた
そこで今回は、この2ヶ月間、日常生活で実際に格安SIMを使ってみての雑感を、ざっくりとまとめてみました。通信速度をはじめとするデータは取っておらず、本当に個人的な「感想」に過ぎませんので、あしからず。本記事は、あくまで「雑感」です。
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月々の料金は、約3分の1に!
まず、目に見えてわかりやすい、月々の通信料の変化から。大まかに比較すると、「au」から「IIJmio」に乗り換えた結果、月の支払金額は約3分の1になりました。
1枚目の画像が、au時代の1ヶ月の請求料金。
諸々のオプションと割引も含めて、7,814円。
2枚目の画像が、IIJmioに変えた初月の請求。
通信+通話の基本料金オンリーで、2,399円。
単純に引き算すると、差額は5,415円。電話料金などで変動があることを考慮しても、毎月約5,000円分の節約になっていると言って間違いありません。
月々の通信費が約3分の1になり、お財布的にはありがたいかぎり。もちろん、安さと引き換えにして、au時代に得ていたいくつかの恩恵を手放したことにもなりますが……今のところ、致命的な問題には見舞われていません。具体的には、以下で説明していきます。
データ通信量は問題なし
脱キャリアするに当たって、自分の中で大きな懸念事項としてあったのが、「データ使用量」の問題です。
ただでさえ外にパソコンを持ちだして作業することが多く、テザリング機能を存分に使っていたau時代。公衆無線LANサービス・au Wi-Fi SPOTの恩恵にも預かっており、解約すればそれが使えなくなってしまう点も見過ごせない。格安SIMで大丈夫なのか……と不安に感じていました。
IIJmio高速モバイル/D 音声通話機能付きSIM ライトスタートプラン
自分が契約したのは、音声通話+データ通信5GBの「ライトスタートプラン」。auを使っていたときのデータ通信量を考慮して、とりあえず5GBあれば足りるかな……と。
さらに、BIC SIMなら公衆無線LANの「Wi2 300」も無料との話だったので、こちらも合わせて使っていけばなんとかなると考えた格好です。他にも、施設や飲食店によっては独自の無料Wi-Fiを提供している場所もありますし、うまく併用していけば大丈夫かな、と。
その結果が、こちらの画像。左が4月の30日間のデータ使用量で、右が5月の残り6日を残した25日現在のグラフとなっています。
4月は契約初月ということもあり、あえて「それまでどおり」になるよう、自重せずスマートフォンを使うようにしておりました。変に通信量を気にすることなく、必要であればアプリもインストールするし、ゲームも遊ぶし、テザリングも積極的に使用してみた感じです。
一方、5月は逆に「なるべくデータ使用量を抑える」べく、意識してデータのやり取りを行なっておりました。外出時につなげられるWi-Fiがあればすかさず利用し、たとえ通信速度が遅くとも、できるだけ無料Wi-Fiを有効活用するように立ちまわった感じです。全力節約。
結果としては、「それまでどおり」に使った4月は5GBに収まる範囲で、「なるべく使用量を抑える」ように意識した5月に至っては、3GBでも充分に事足りそうなグラフ推移を見せております。ちなみに、グラフ途中で垂直に伸びている箇所は、テザリング使用時の推移。
なので、「データ使用量」に関しては現状、全く問題ないと言って差し支えないかと。テザリングを使えばぐーんと通信量が増えるため、その点だけ念頭に置いておけば、あとはわりかし自由に使いまくって問題なさそうです。ソシャゲーのイベントにも全力参加できるね! やったぜ!
通信速度は、ちょっと遅くなった……?
で、問題の通信「速度」です。冒頭にも書いたとおり、詳細なデータ云々に関しては全く調べていないので、こちらは完全に自分の「体感」オンリーの感想になるのですが……。
一口に言えば、au時代と比べて「なんか、軽くもたつく?」といった印象。時間や場所に関係なく、アップロードとダウンロードのいずれも、微妙に通信速度が遅くなった実感があります。
とは言っても、明らかに「遅え!」とイライラするようなレベルではなく、体感的には2秒程度の誤差があるかなーというくらい。過去にイー・モバイルのPocket WiFiを使っていたとき、たまにやたらと速度が遅くなっていた当時のイライラ具合と比べれば、ほとんど気になりません。
平日休日を問わず、池袋・新宿・渋谷といった都心部でうろうろしているようなときでも、「どうしてつながらないんだばばばばば」と地団駄を踏むようなことはなく、思いのほか快適に使えております。強いて言えば、なんとなく“もたつく”といった表現が一番近いかな、と。
そんなこんなでまとめると、「格安SIMに乗り換えて良かった!」と、概ね満足。連絡手段がLINEメインである今日この頃、単なる “メルマガ&迷惑メール受信装置” と化していたキャリアメールアドレスを手放すことに未練はなく、通信速度も許容範囲内。
ストレスらしいストレスを感じることもなく、家でも外でも快適に使えているため、しばらくはこちらのお世話になるつもり。他にも多種多彩な格安SIMがあるため、一概には「これが最適!」とは言えませんが、ぜひ検討してみてくださいな。