実に3年半ぶりに、スマートフォンを買い換えたぜよ!
過去には、auの『IS03』を購入して何とも言えない顔になり、続いて買った『HTC J butterfly HTL21』によって、しばらくはなんとか快適なスマホ生活を送っていたのですが……。さすがに購入後2年も経つと、バッテリーが消耗して使い物にならないんですよね。
そのどうしようもなさと言ったら、外でIngressなどのゲームアプリを開くだけで、30秒後には電源が落ちるという残念っぷり。家では充電器、外ではモバイルバッテリーにつないでの使用が基本となり、もはやにっちもさっちもいかない状態になっていたのでした。
そこで、ちょうど3月がauの契約更新月、かつ『iPhone SE』発売が発表されたタイミングということもあり、MNPついでにiPhoneに乗り換えようと思っていたのですが……。
――気づけば、『ZenFone Max』に手が伸び、しかもそれで満足しちゃっているというね! 本当は予約がいっぱいのiPhone SEを手に入れるまでの、“つなぎ”のつもりで安いSIMフリースマホを買うつもりだったのに、「もうMaxたんでいいや!」と。マジで快適っす、はい。
大容量5000mAhバッテリーの5.5インチスマホ
2016年3月18日に発売された『ZenFone Max』は、“大容量バッテリー搭載で驚異の駆動時間”を謳った、ASUSの新作スマートフォン。具体的なスペックに関しては、メーカーの製品ページを参照ください。
そもそも、どうして自分がこのスマートフォンを選ぶに至ったかと言えば……。格安SIMデビューするべく「 IIJmio」のサイトを見ているなかで、本機種が目に入ったことがきっかけでした。
当初は「安けりゃなんでもいーやー」という思いで、エントリーモデルの『ZenFone Go』を検討していた格好。数ヶ月以内に発売された機種ならAndroidのバージョンも高いだろうし、「アプリが起動しねえ!」と困るようなこともないだろう、と。『Pokémon GO』がプレイできればええんや!
しかし、そこで目に留まってしまったのが、「大容量バッテリー」の文字。連続待受時間38日間だの、動画連続再生22.6時間だのといった数字は半信半疑にしても、実際に使っている人のレビューを読むと、評判が悪くない。というか、「アホか!」って笑ってる人が多かった。どういうことなの……。
自分としては、極端に高スペックを要求されるゲームはプレイしないし、必要最小限の機能が備わっているスマホでいいかなー……とも考えてはいたのですが、そこまで「アホみたいに長持ちするバッテリー」と聞いてしまうと、どうも気になる。充電生活とオサラバできるの? マジで?
――というわけで、MNPする同じタイミングで、買ってきました。
第一印象:「でけえ」
ひさしぶりに携帯端末の箱を開けるワクワク感を覚えつつ、いざ開封。
なんかいろいろ入っており、新品の端末画面はツルツルで、それとなく高級感を漂わせる裏面も気になる……けれど、そんなものは後でもチェックできるのです。それより気になるのは、「大きさ」でござる。
過去にお世話になっていた端末と並べてみると、一目瞭然。HTL21を買ったときには、「さすがにもう、これ以上デカいスマホは買わんべさー、HAHAHA」なんて笑ってた記憶があるけど、そんなことはなかった。デカかった。
左から『W44T(東芝)』『iPod touch 第3世代(Apple)』『IS03(シャープ)』『HTL21(HTC)』。そして『ZenFone Max』でござる。ZenFone Maxの画面サイズは、5.5インチ。同サイズの端末としては、『iPhone6 Plus』『Xperia Z5 Premium』などが挙げられるそうな。
なんとなく積み上げてみた。厚さはさほどでもなく、持った感触としても、HTL21とほど近い印象。……というか、こうやって見ると、IS03って結構ゴツかったのね。攻撃力ありそう。
裏面カバーをオープン。
本体サイズの3分の2近くを占めていそうなバッテリー先輩に、SIMスロットが2つ、SDカードはmicroSDでござる。関係ないけど、「デュアルSIM」ってかっこいいよね。
同じくバッテリー交換が可能なIS03のカバーも開いて、一緒に並べてみた。
あからさますぎるほどに、バッテリーが、デカい。IS03のバッテリー、2つ分以上のサイズ感っすよ……。こりゃあ、駆動時間も期待できまっせ。
実際に2週間ほど使ってみた
そんなこんなで、圧倒的なサイズ感ビビりつつも、購入してからあっという間に今日で2週間、14日目になりました。しばらくは真っ裸の状態で使っていたのですが、つい先日にスマホケースと保護フィルムも装着し、ようやっと馴染みきった感じです。
選んだのは、以下のガラスフィルムと、TPU素材のクリアケース。スマホケースに関しては、手帳型の商品が見つかるまでの簡易的なもの――のつもりだけれど、別にこれでも問題ないかなーという思いも。滑りにくいし、落としたときの安心感も高そう。
個人的に驚いたのが、フィルム。これまではシリコン製のフィルムばかり選んでいたので、この手の「ガラス」は慣れていないのですが……なにこの超ツルツル感! 音ゲーのプレイがめっちゃ快適だし、画面に貼るときも、気泡&埃が欠片たりとも入らずぴったりフィット。こんなの初めて!
そんな、「携帯端末」として持ったときの快適さは悪くない一方で、操作性もまた良い感じ。画面サイズに関しては「慣れ」の問題である気もするし、もともと5インチのHTL21を使っていた身としては、ほとんど違和感もありませぬ。むしろ、Google Mapなんかは見やすくなった気がする。
加えて便利に感じたのが、ZenFone端末に搭載されている、ジェスチャ機能「ZenMotion」。スリープ状態の真っ暗な画面をダブルタップすることでスリープ解除、設定したアルファベットを描くことでアプリをショートカット起動するなど、簡単操作で利便性が高い。しゅごい。
そしてそして、肝心の「バッテリー」でござる。左が購入翌日の夜、丸1日存分に使ったあとのバッテリー状態。右は本日、昨日朝にフル充電の状態から1日使い、そのまま充電を忘れて爆睡、今朝ちょっとだけ充電して出かけた結果、0%近くまで使い切った感じです。
最近はゲームなど、そこそこ電池を食いそうなアプリを頻繁に起動している印象がありますが、それでも「フル充電状態から2日夜までは充電なしでOK」という実感です。今日もGoogle Map(とIngress)片手に見知らぬ土地を歩いておりましたが、帰宅するまでは耐え切った模様。
以上、ざっくりとではありますが、2週間ほど『ZenFone Max』を使ってみての雑感でございました。直前まで使っていた、HTL21のバッテリーがオシャカになっていたこともあってか、とにもかくにも「バッテリーが長持ちして超快適!」という好印象です。
これだけ快適で、お値段も3万円ちょうどくらいとくれば、SIMフリースマホを検討している人の選択肢として、充分に勧められる端末だと思います。本端末自体がモバイルバッテリーになる「リバースチャージ機能」も搭載しているということで、長く使えそうなスマートフォンでござる。