――あなたが好きな「色」は、何色ですか?
そんな問いを唐突に投げかけられたら、きっと多くの人は「赤」「青」「黄色」といった、はっきりとしたわかりやすい色を選ぶのではないでしょうか。
いや、もちろん「わかりにくい色がダメ」と言いたいわけではございません。ただ、おそらくこの手の質問を投げかけられる場面――自己紹介とか――では、誰の目にもわかりやすい「色」を答えるんじゃないかなーと、そういう意味で。「浅葱色」とか「山鳩色」とか「勿忘草色」とか、そういう色を選んでもぜんぜん良いと思います。というか、個人的には好きです。
ちなみに僕は、「青」が好きです。多分、幼稚園時代からずっと「“あお”がすきです!」って答えてたんじゃないかなー。特に好きなのは、夏の空の「青」。前々からこのブログを購読してくださっている方はご存知かもしれませんね。夏空、今年は撮りに行けるかなあ……。
まあ「青空の“青”が好き」なんていうのは、自意識が確立されてからの後付けっぽくもありますが。でもそれが、「青」という色を好きになる要因のひとつだったんじゃないかなーなんて、自分では考えています。ただ改めて考えてみると、「空の色」って濃紺に近い青というよりは、どちらかと言えば「水色」に近い気もする……? 「空色」なんて呼ぶこともありますし。……うん、空色。空色デイズ、いい曲ですよね。関係ありませんね、はい。
そんなわけでふわふわとした前置きもほどほどに。今回取り上げたいのはそんな「色」にちなんだ作品、それも「青」をタイトルに冠した、あの楽曲です。
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