いまだに仮想通貨がよくわからんので読んでみた『いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン』

 この1年あまりで、あっという間に「仮想通貨」という言葉が一般化したように感じる今日このごろ。新聞やニュースでも耳にするのはもちろん、なんたって、自分の親世代が口にするくらいなのだから。最近は特に、CMを流しまくっているbitFlyerの影響が大きそう。

 僕はと言えば、「ぶっちゃけよくわからん!」とほとんどスルーしていた格好。日頃から、仮想通貨に関する話題はTwitterやニュースサイトで目にしてはいたものの、あまり興味を持たずに流し読みしていたひとりです。

 そもそもお金の動きにあまり関心がないので、正直なところ、仮想通貨以前に一般常識レベルの知識があるかどうかも怪しい。為替やら株やらの仕組みもなんとなくしか知らず、つい最近まで「投資」と「投機」の違いも認識していなかったレベルっす。……我ながらヤバいと思う。

 そんなこともあり、せめて最低限の知識は身につけておこう――と考え読んだのが、『いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン』です。

 最初は「ネットで調べればいっかー」とも思ったのだけれど、自分がまったく知らない分野について、ネット上の情報だけに頼るのは怖い部分もあり。やっぱりまずはまとまった読み物を、かつ個人出版の電子書籍でない専門家の本を読もうと考え、本書を手に取ってみた感じです。

 

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代々木公園さんぽと、渋谷ハロウィン

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 2つの台風が通りすぎ、ようやっと秋めいた日が続くように感じられる今日このごろ。朝は寒く、昼は暖かく、そして夜はゲームがアツい……そう、いまだに『スプラトゥーン2』を堪能している僕です。

 イカはともかくとして、ほどほどに過ごしやすい日が続いている最近。あまり引きこもっているのもアレかと思い、一昨日はひさしぶりに代々木公園まで足を伸ばしてきたのです。渋谷ハロウインの見物ついでに。

 以下、そんな話を、以下さっくりと。

 あと関係ないけど、しばらく見ないあいだに勤労福祉会館前の交差点、ビアガーデンが設置されていた渋谷パルコ・パート2跡地に、見覚えのないオシャレ建物が出現しててビビった。なんぞあれ。調べてみたら、また別の大型商業施設ができるのね*1。ほへー。

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2017年10月の話題〜女性問題の未来、手書きインスタ、5ch爆誕

どもども。今朝は寒くて目が覚めた僕です。これからの季節、夜はオフトゥンを増やせば何とかなるものの、日中は暖房なしの部屋だと作業に集中できないからさあ大変。ますます喫茶店のお世話になる日々が続きそうです。わぁい!

というわけで、毎月恒例「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナーです。最近は読書量が減りつつあるので、11月は積ん読消化月にしたい。

 

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フリーランス向け福利厚生も!フリーランス協会“ベネフィットプラン”の魅力

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一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会

前々から気になっていたフリーランス協会に入会し、一般会員になりました。「フリーランス」に特化した補償サービスは意外とないようなので、試しに入会してみた格好です。年会費1万円。

実際は9月の時点で登録していたのだけれど、自動付帯される福利厚生サービスがすぐには利用できなかったので……。1ヶ月の猶予期間が過ぎた今月、晴れてフル活用できるようになったわけです。ヒャッハー! 無駄に何度も健康診断に行けるぜー!

会員になるメリットの詳細は公式サイトで確認できますが、その魅力のひとつである「ベネフィットプラン」について、ここではざっくりとご紹介。福利厚生サービスが利用できるほか、いざという時のための損害責任補償・所得補償制度なども。

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すべての人見知りやコミュ障に読んでほしい本『内向型を強みにする』

5人以上の飲み会が苦手だ。

……いや、飲み会自体は楽しいし、呼ばれれば喜んで参加するのですが。

実際、昔から仲間内では「呼べば来る男」と称されるくらいに参加率は高かったし、僕自身、いつもその場を楽しめていた自覚はある。「ウェーイ!」すぎるノリは苦手だけど、「大勢でお酒を飲む」こと自体は好きなのです。

ただ、時にはそれが、憂鬱に感じることもある。

たとえば、飲み会の前。それがどれだけ気心の知れた友達グループの酒席だとしても、集合前に気分が落ちこむことがある。当日は数時間前に現地入りして、店の場所を確認。集合時間まで暇つぶしをして過ごす──というところまではいい。ところが、いざお店の前に立つと……なんだか無性に胸がドキドキして、苦しくなることがあるのです。もしかして:恋

何かやらかしてしまわないだろうか。変なことを口走ってしまわないだろうか。自分がいることで、誰かを不快にさせてしまわないだろうか……と、不安に駆られて憂鬱になる。それが無意味な妄想に過ぎないことは、わかっているのに*1

あるいは、飲み会の最中。

ワイワイと話しているなか、ふと居心地の悪さを覚えることがある。これはどちらかと言えば、立食パーティーや懇親会でよく感じるもの。複数人で話している途中、急に自分が浮いているように感じられる。うまく会話のキャッチボールができていない気がする。スムーズに楽しく話していたとしても、突如として倦怠感に襲われる。辛い。息苦しい。早くこの場を離れたい──。

そんなときは、決まって会場の隅っこに退避するか、トイレに逃げこむ。しばらく壁に寄りかかってぼーっとしたり、便座に座って “考える人” のポーズになったりしていると、次第に気持ちが落ち着いてくる。そうしたら、再び喧噪へと身を投じるのだ。

そのように不安定な自分を省みて、「精神面に問題があるんじゃないか」と考えたことは、一度や二度ではない。けれど、いくら「人見知り」や「コミュ障」を自称したところで、一応は「それなりに他者とコミュニケーションが取れている」という現状もある。それならば、気分の問題か、もしくはそういう性格なのだと認めて、付き合っていくしかないのだろう。そのように半ば諦めていた……のですが。

『内向型を強みにする』を読んで、少しその認識を改めた。

文字どおり、「内向型」の人に向けて書かれた1冊。タイトルから感じられる自己啓発的な印象とは異なり、本文は思いのほかロジカル。長年にわたって内向きな人々と向き合ってきた、自身もそうである心理療法士の筆者が、「内向型」の特徴と強みを解説した内容となっています。

振り返ってみれば、自分は内向きな人間であり、他者と比べて劣っていると感じていた。それは生来の気質であり、変えることが難しく、諦めるしかないと思っていた。そんな後ろ向きな自分が、思わず「ほんまそれな」と共感し、「こういう見方もあったのか!」と驚き、もうちょい前向きにがんばろうと思えた1冊です。

*1:実際、宴が始まってしまえば、そんな不安は吹き飛んでしまうことが多い。

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