スタバ日本第1号店と、銀座の蕎麦処と、日本橋のトヤマバー

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 日本のスターバックス1号店は、銀座にあるらしい──。

 それを知ったのは、所用で昼前の銀座に降り立った日のことだった。ひさしぶりの銀座。ザギン。ザギンでシースー。……そんなアホみたいなイメージしかわかない程度には縁のない街ではあるけれど、伊東屋*1さんは好きです。なんとなしに立ち寄ってしまう、文具店。

 そんな銀座で立ち寄ったのが、日本のスタバ国内第1号店、『スターバックスコーヒー 銀座松屋通り店』。過去に何度か訪れた記憶はあるものの、日本1号店だとは知らなかった。

*1:参考リンク:銀座・伊東屋

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iPhone10周年を機にiPhoneデビューしようと考えていたら

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iPhone Xを購入する - Apple(日本)

 値段を見て我に返った。じゅういちまんえん、かあ……。貯金の何割がぶっ飛ぶのか……と考えると、自分には手の届かない代物でございました。

 正直、いま使っているAndroidスマートフォンでも問題ないと言えば問題ない。ただ、節々で不便さを感じることもあり、そろそろiPhoneデビューしようかと考えていたところだったのです。なんだかんだで “iPhone” は手にしたことがなかったので、いい機会だとも思って。

 だけど、さすがに諭吉10人の壁を越えることは叶わなかった。脳裏に浮かぶのは、下から順に、4人、3人、2人、1人の順で組体操をしている諭吉さん……。そんなん、さすがに飛び越えられないっすよ……。大人しく現行機種を選べということですね、はい。

 

※以下、「iPhoneを買おうか悩んでいる」というだけの日記です。

 

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映画『三度目の殺人』が描く“灰色の真実”とは?

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映画『三度目の殺人』公式サイト

 「何の前知識もないまま、ノリで映画を観に行った」のは、邦画では初めてだったかもしれない。なんとなくで足を運んでみたら、呆然としながら劇場を後にすることになった。

 きっかけは、少し前に映画館に行ったとき、鑑賞前に目にした予告編*1。とある映画の予告映像で流れていた、聞き覚えのあるピアノの音色──どっかで聞いたことのあるような、別の作品で耳にしたような──というか、日常的に作業用BGMに使っていたような……?

 その映像中で示されていたクレジットは、「音楽:ルドヴィコ・エイナウディ」。5年前、映画『最強のふたり』を観た帰り道、「この素敵なピアノ曲を作ったのは誰だ!」と速攻で検索。その場でCDをポチるほどの一目惚れ、もとい “一耳惚れ” をした作曲家さんである。

 聞き覚えのある音楽によって注目させられると同時に、どこか独特の雰囲気を放つ、予告編それ自体も気になった。ほかの新作映画のCMと並べても異彩を放つ映像が印象に残り、「時間があったら観に行こう」と思わされた。

 それが、是枝裕和監督の最新作『三度目の殺人』でした。過去に観た・読んだ・聴いた作品のなかでも、これ以上はないと思えるほどに「灰色」のイメージが強く、徹底的に「灰色」を描ききった映画。そのように感じられました。

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*1:『劇場版Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』。プリヤはいいぞ。

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初音ミク10年の歴史〜“ボーカロイドの物語”を楽曲と歌詞から振り返る

「初音ミク」の誕生から、はや10年。発売日である8月31日は過ぎましたが、今なお各所から「ミクさんおめでとー!」の声が聞こえてきます。マジカルミライ、行きたかったお……。

僕自身はいちファンに過ぎない身ではありますが、初期からボカロカルチャーに親しんでいたこともあり、「もう10年かあ……」と不思議な感慨があります。ニコニコ動画のランキングで初めて見かけて、ハマり、あれこれと動画を探して追いかけていたころが懐かしい。

Otomania「Ievan Polkka」

初めて見た動画は、Otomaniaさんの「Ievan Polkka」でした(コメントは2007/9/5のログ)

せっかくの10周年。「自分なりに『ボーカロイド』について振り返ってみよう!」 ……などとも考えたのですが、当然そんなものは公式サイトや各メディアで企画されているわけで。好きな曲のまとめ記事は過去に書いちゃってるし……うーむ。

そこで思い浮かんだのが、「キャラクターあるいは文化としての『初音ミク』(ボーカロイド)を歌った楽曲」の存在。振り返ってみると、発売当時はキャラクターソング風の歌が多かったんですよね。

そしてメルトショック*1を経たことで、多種多彩な作品が生まれるようになっていった──初期のボカロ文化には、そんな印象があります。それによって「『初音ミク』を歌った歌」が消えたかと言えば、もちろんそんなことはありませんが。

ただ、同じ「ボーカロイドを主題にした曲」でも、時期によってちょっとした違いや傾向があるような気もするんですよね……。単なる「キャラソン」だった初期から、徐々に歌の方向性が変わりつつあったような。

ということで本記事では、「ボーカロイドとしての初音ミク」を歌った楽曲、あるいは、ボカロカルチャー全体や、クリエイター・ファンとの関係性をテーマにした作品について、時系列順にピックアップしてまとめてみました。すべてを網羅しているわけではありませんし、独断と偏見によりますので、念のため。

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【月初雑話】“夏っぽい”写真って、どんなもの?

 今週のお題「はてなブログ フォトコンテスト 2017夏」の文字を見て、ふと思った。

 」とはなんぞや、と。

 いや、もちろん、「 “夏” といえばこれ!」なイメージはたくさん思い浮かびます。そりゃあこう見えて、四季折々の機微を(それなりには)解する(はずの)ジャパニーズ江戸っ子ですから(たぶん)

 それに「夏」といえば、四季のなかでも一段と強く、その時期ならではの記号やイメージが浮かびやすい季節。海水浴、山登り、カブト虫、花火大会、夏祭り、浴衣、かき氷、カブト虫、青空と入道雲、田園風景、ひまわり、麦わら帽子、蝉の声、カブト虫……などなど。

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そういえば、ひまわりの写真も撮ってた。

 でも一方では、それこそ「夏」の季語になっていそうなそれらのイメージのほかにも、ある特定の人にしか通じない風物詩もあるんじゃなかろうか。

 例えば、夏フェス。メーカーの夏季限定商品。帰省しているご近所さんのお孫さん。8月の日中のみ駅前に出没する謎のオッサン。――ある特定の人にしか通じないけれど、それを目にすると「夏だなあ」と感じる何かが、人それぞれにあるんじゃないかと。

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東京ビッグサイト+とんでもない人波=お盆休みor年末。

 要するに、ただ「この夏のワンシーン」を切り取るにしても、人それぞれに「夏」の形と思い出があって、それが垣間見えるブログって、なんかいいよね……という話。

 毎年そうですし、何も今回の “お題” に限った話ではないけれど、そんなことをふと改めて思ったのでした。

 というわけで以下、自分にとって「夏っぽい」写真をばばっと羅列してみました。例年だと「青空」が多めになるのだけれど、今回は少ないなあ……と思ったら、そもそも晴れの日が少なかったんだった。

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