値段を見て我に返った。じゅういちまんえん、かあ……。貯金の何割がぶっ飛ぶのか……と考えると、自分には手の届かない代物でございました。
正直、いま使っているAndroidスマートフォンでも問題ないと言えば問題ない。ただ、節々で不便さを感じることもあり、そろそろiPhoneデビューしようかと考えていたところだったのです。なんだかんだで “iPhone” は手にしたことがなかったので、いい機会だとも思って。
だけど、さすがに諭吉10人の壁を越えることは叶わなかった。脳裏に浮かぶのは、下から順に、4人、3人、2人、1人の順で組体操をしている諭吉さん……。そんなん、さすがに飛び越えられないっすよ……。大人しく現行機種を選べということですね、はい。
※以下、「iPhoneを買おうか悩んでいる」というだけの日記です。
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なぜ、これまでiPhoneを買わなかったのか
そもそも、なぜ自分はiPhoneを買ってこなかったのか、という話。
発売当初の10年前はさておき、身近にiPhoneを持っている人が多く見られるようになったのは、たしか2010年前後だったと記憶しています。自分にとってはちょうど就職活動が始まるくらいのタイミングで、「高性能でおしゃれなスマホを持とう!」という流れだった……のかな。
日本国内のモバイルOSのシェア率を見ると、2010年の時点でもiOSが約6割。それ以前はアーリーアダプター層が主に使っており、iPhone4が発売されたくらいから急に手にする人が増えたという印象があります*1。実際、「内定出たからiPhone4S買ったったww」なんて知り合いもいた気が。
それまではどうだったのかと言えば、むしろ「iPhoneって微妙じゃね?」的な声もちらほら聞かれていたんじゃなかったかしら……。特に大学生のあいだでは、「赤外線通信ができないとか不便すぎる!」なんて声が挙がっていたような記憶がおぼろげにある。
――そう、それゆえに、当時の自分はiPhone勢に対してドヤ顔をしていたのだった。「え? 赤外線通信できないの? ……ふっふーん! 俺のスマフォはできるぜ!」みたいな。すごいだろ! けーたいのきのうをひきついだ、ぼくの「あいえす ぜろさん」は!(目ぐるぐる)
当時のmixi日記を探してみたら、「未来に追いついた!」なんてタイトルで、やたらと興奮している様子が伝わってきてほっこりした。
はっはっは……でもね、そのスマホ、バッテリーが劇的に残念すぎるんすよ……。Googleで「IS03」を検索しようとすると、「IS03 ゴミ」ってサジェストされるんすよ……。ふええ……。
そんな感じで、当時からiPhoneではなくAndroidスマホを選んでいた自分。でも正直なところ、前々からiPhoneに惹かれていたことは間違いないし、「欲しいなー」と思ったことも二度三度ではありません。じゃあなんで買わなかったかと言えば…… “アレ” の存在があったからです。
そう、iPod touchさんでございます。見た目も機能もそれなりに共通点が多く、当時はわざわざiPhoneを買う必要性が感じられなかったんですよね……。実際、こちらのiPod、買ってから7年が経つ今なお使い続けているくらいですし。
そんなわけで、その後も選ぶスマホは自然とAndroidに。IS03で「ババババッテリーも予備があるから、ぜ、ぜんぜん使えるし!」と強がり、数年後にはHTC J butterfly (HTL21)に乗り換えて大画面を堪能し、今はZenFoneMAXでバッテリーを気にしない生活を送っている格好です。
なぜ、今になってiPhoneなのか
ではどうして、今になって改めて「iPhoneデビューだ!」なんて考えるようになったのか。いくつか理由はあるのですが、一口に言えば、「今のAndroidスマホ(ZenFoneMAX)ではできないことが増えてきた」から。箇条書きにすると、このような感じ。
- (主に新規リリースされた)アプリを使えない場合がある
- 高いスペックを要求するゲームアプリが多くなった
- なんだかんだで「多数派」としてのiOSにはメリットが多い
(主に新規リリースされた)アプリを使えない場合がある
まず、何と言っても「アプリを使えない」ケースがしばしば見られるようになってきたことが大きい。完全に「iOSオンリー&Androidお断り」なアプリは圧倒的に少数派ではあるものの、配信開始当初に「Androidはちょっと待ってね!」となる場合がたまにあるんですよね。
最近だと、例えば良くも悪くも話題になった『CASH』とか。いまだにGoogle Playは「COMING SOON」のままで、配信される気配がありません。あとは、11日に公開された『Timebank』もAndroidは未配信。新規サービスほど、Android版は後回しになりがちな印象ががががが。
一応、iOS端末としては手元にiPadがあるのだけれど、それも結構前のモデルになるため、近頃は「対応してないよ!」と言われることが増えてきた。先の『Timebank』ですらダメだったので、こりゃあそろそろアカンかなあ……という感触です。
これがゲームアプリだったら、「iOSは審査に時間がかかってるから! ごめんね!」などと、むしろAndroid版のほうが早いこともあるのだけれど……。いずれにせよ、確実に同時配信されるわけでもない以上、新たにiOS端末を手にする必要があるのかなーと感じたのでした。
高いスペックを要求するゲームアプリが多くなった
また、現在、自分の手元にあるAndroidスマホのスペックでは、最新のゲームアプリの要求に追いつかなくなりつつある現状もありまして……。これはiPhoneが云々というより、今使っているスマホの問題に過ぎないと言えば、そのとおりではあるのですが。
3万円ほどで買ったZenFoneMAXは、たしかにバッテリー性能は抜群(今は半額なのか……)。もう1年以上は使っているけれど、いまだに外で充電する必要性が皆無なほどの優秀っぷりです。がんがんアプリを起動していてもそんな感じなので、マジでありがたい。
加えて、ゴリラガラスを採用した端末本体が頑丈なのも、嬉しいポイント。少し前、チャリで走行中に結構な勢いでアスファルトに落としたのですが、それでも上部にヒビが入った程度。画面が映し出される部分はほぼ無傷なので、今も問題なく使えています。つよい。
ただ、マシン性能はやはり値段相応。当初は『ポケモンGO』にも対応してなかったし、ARモードは使えず、GPSの精度も怪しいという。ほかのゲームも動作が全体的にもっさりしているので、快適に遊ぶためには、やっぱり最新のスマホ(≒iPhone)に買い換えようかなーと。
なんだかんだで「多数派」としてのiOSにはメリットが多い
そのうえで、「やっぱり『みんなが使っている』は強みだよね!」というところに落ち着くのです。スマホ事情に詳しいならともかく、自分のような素人が選ぶなら、やはり「みんなと同じもの」にしておくのが安定安全なのかなーという結論に。
カスタマーサポートの充実っぷりはもちろん、ネットでも情報が多く見つかるし、身近なユーザーに質問することだってできる。メーカーごとに多種多彩な機種がある「Androidスマホ」に対して、世代差こそあれど「iOS=iPhone」は統一性が高く、問題を解決しやすいイメージが強い。
そう考えると、やっぱりひとつくらいはiPhoneを持っておいて損はない――というか、もはやメリットしかないと思うんですよね。困ったときにはググれるし、ブログを書くにしても、複数端末・ブラウザでの画面表示を確認できるようになりますし。うむ、間違いない。
そんなこんなで、「iPhoneが欲しい! でもiPhone Xは高い!」ので、今は買おうかどうしようか考え中なのでありました。
「iPhone8ならギリギリいけるかなあ……」と思いつつ、「若干安いiPhone7を選ぶのもありかなあ……」と考え、「むしろiPhone SEでもいいのでは……?」と揺さぶられている現状。Xの価格を見たあとでSEの新価格「50,800円(128GB)」を見ると、格安に感じる不思議。というか安い。
というわけで、「iPhoneを買おうかどうしようか、絶賛悩み中です、はい」というだけの話を、ぐだぐだと垂れ流すだけの日記でした。でも実際問題、高性能なAndroidスマホを選ぶのも、ありっちゃありなのよね……。ぐぬぬぬぬ。
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*1:※個人の印象です。