ぐるりみち。

日々日々、めぐって、遠まわり。

新宿でVRを初体験!VR ZONEでマリオになり、エヴァに乗り、絶叫してきた

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 先週、新宿歌舞伎町にオープンしたVR施設『VR ZONE SHINJUKU』に行ってきました!

 前々からずーっと気になっていながら、なかなか体験する機会のなかった、VRアクティビティ。しかし今回は、僕の好きな『マリオカート』のVR版も遊ぶことができるとのこと。「行くしかねえ!」と、新宿まで足を運んだ次第でございます。

 ただ、ひとつだけ不安だったのが、「VR酔い」の問題。自分は極端に乗り物酔いしやすいわけではないものの、少年時代、遠足のバスで気分が悪くなっていた程度には乗り物に弱い。その点、VRは大丈夫なのかしら……と。

 そういった点も含め、本記事では、『VR ZONE』で遊んでみた感想をざっくりとまとめました。「VR初体験」かつ「場合によっては乗り物酔いする体質」の目線で書いておりますので、同様の悩みがあるなどして、行こうか迷っている人の参考になりましたら幸いです。

 

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2019年までの期間限定オープン!『VR ZONE』とは?

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 7月14日、新宿ミラノ座の跡地に新たにオープンした『VR ZONE SHINJUKU』は、「超現実エンターテインメントEXPO」と謳われるVR体験施設。

 2016年にお台場で開催された『VR ZONE Project i Can』の新プロジェクトとして、2019年までの期間限定で展開されるとのこと。歌舞伎町のド真ん中で最新のヴァーチャル・リアリティが体験できるということで、オープン後の三連休は大い盛り上がっていたようです。

 現在、施設内で体験できるVRアクティビティは、全部で12種類(8月に『攻殻機動隊』が稼働予定)。上のムービーでもいくつかのVRアクティビティが確認できますが、おなじみのキャラクターが登場するものがあれば、VRならではの体感型ゲームもあることがわかりますね。

 ジャンルも幅広く、レース、シューティング、ホラー、スポーツなど、さまざまなアクティビティが取りそろえられています。ひとつの施設内でかめはめ波が打てて、エヴァに搭乗できて、マリオカートも走れて、さらには釣りもサバイバルもできるとか、マジ最高やん……。

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VR ZONE SHINJUKU

 ――というわけで、そんな『VR ZONE』がいったいどのような施設なのか、実際に行って体験してきました。

 

あちこちから聞こえる歓声、絶叫、悲鳴がヤバい

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 そんなわけでやってきました、歌舞伎町。平日のお昼過ぎということで夜ほど人通りは多くないものの、『VR ZONE』の前にはちらほらと人の姿が。入場待ちか、はたまた待ち合わせかしら。

 チケットに関しては、公式サイト上で推奨されている「1day4 チケットセット」をあらかじめアプリで購入しておきました。こちらは、「入場チケット」と「4つのVRアクティビティ体験チケット」がセットになったもの。基本的にはこのセットを買ったほうがお得になっています。

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アプリ画面。左がトップ画面、中央が入場チケット、右がBLUE Ticket。

 アプリ画面はこんな感じ。施設の入り口でQRコードを提示して入場します。「ご利用日時」として「15:00〜16:00」とありますが、これはあくまで「入場時間」。この時間のあいだに入場すれば、あとはどれだけ施設内にいてもOKのようです。

 施設内では4色のチケットのうち、各VRアクティビティに該当する色のチケットをスタッフさんに提示して、電子スタンプを押してもらいます。上の画像の右部分の青いチケットが、スタンプ捺印済みの「BLUE Ticket」。これがあと3色あり、各色でVRアクティビティを1つずつ体験できます

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 友人と合流したら、いざ入場。

 フロア中央には、木を模したプロジェクションマッピングが常時展開されており、キラキラ光ったり森っぽくなったりとおもしろい。ふと横を見れば、早くも興奮した様子の友人氏(27歳クォーター)が、少年のように足下の光を追いかけて遊んでいた。わぁい! ぼくもやるー!

 13歳未満の子供はVRアクティビティを体験できないということもあって、施設内の年齢層はそこそこ高め。「歌舞伎町」という場所柄、外国人観光客が比較的多く見受けられますね。

 あとはカップルとか、仕事を抜け出してきたと思しきワイシャツ姿のおじさまグループとか、教授を巻きこんで来ているらしい大学生の集団なども。……こうして見ると、僕らのように「興味本位で遊びに」来た以外にも、「最新のVRを体験する」目的で来た人も少なくないように見えます。

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釣りVR。なにげに行列ができるほど人気。

 で、2階に上がってみると、各種VRアクティビティがお目見え。どこのブースもそれなりに並んでいるのだけど……そんなことより、ブースごとに明らかに雰囲気が違っておもしろい。いや、おもしろいというか、それぞれに違った方向性で「ヤバい」

 例えば、『マリオカート』のブースからは、「ヤバい、ヤバいよ! ヤバいよヤバいよーー!!(楽)」というハイテンションな歓声が聞こえてくる一方で、『エヴァンゲリオン』のブースからは、「ヤバい! マジか! マジでヤベえ! すっげええええ!!(喜)」という、おそらくは映像のクオリティとコクピット体験への感動の雄叫びが聞こえてくるような感じ。

 なかでも特にヤバかったのが、ホラーVR『脱出病棟Ω』のエリア。聞こえてくるのは歓声でも感動の興奮でもなく、「ぎゃああああああああ!!! やべええええええ!! ってかやめてええええええええええ!!! ママーーーーーーーー!!!!(叫)」という、心底からの恐怖による絶叫と悲鳴でございました。うわあ……アレはやらなくていいかな……。

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関係ないけど、仙豆が売ってた。

 そのような、各々に方向性の違う「ヤバさ」がビンビン伝わってくるVRアクティビティ。はたしてどのようなものなのか、実際に体験した3つのアクティビティについて、以下ざっくりとまとめました。

 ホラーはヤベえよ……あんなん無理だよ……あれ? 友人氏? ……なぜに、絶叫を聞いて満面の笑みを浮かべているのです……? え? ……絶叫最高? ホラー&スプラッタ大好きおじさん? えっ……まさか……行くの? ……ということはつまり、僕も連れて行かれるんです? やめてください死んでしまいますうわああぁぁぁぁぁ……。

 

『マリオカートアーケードグランプリVR』

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マリオカート アーケードグランプリ VR - VR ZONE SHINJUKU

 何はともあれ、まずは『マリオカート』だ! このために来たと言っても過言ではないので、最初に友人氏と2人で並んでプレイすることに。さすがの行列っぷりである。

 VRアクティビティの内容は、慣れ親しんだ『マリカー』とほとんど同じ。コースは周回せず、次々に風景やギミックが変わる長い1本道のコースを、4人+CPU2人で走る。キャラクターは、マリオ、ルイージ、ピーチ、ヨッシーから選べます。僕はマリオを選択。

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 スタッフさんの手を借りて、VRゴーグルとヘッドホンのほか、手の動きをトレッキングするグローブも両手に装着。これで宙に浮かんでいるアイテムを取るそうな。ほほー。

 僕と友人、そして一緒になったカップルも含めた4人の準備が完了したところで、VRゴーグルの視界がスタート地点に。わー、すっげー! 思っていた以上に “ゲームの中” っぽいなー! と軽く感動しつつ、周囲を360度見まわして……気づいた。――ワシの手が! マリオの手になっとる!!

 そうなのです、骨ばって血管の浮き出た自分の両手はどこへやら、目の前のハンドルを握っているのは、紛れもなくあの「マリオ」の手なのです。デフォルメされたデカい白グローブが、自分の手の動きに合わせて、ほとんどラグなしで動くという不思議。「違和感がないのが、逆に違和感」みたいな。

 「俺自身がマリオになることだ……!」と謎の感動を覚えつつ、いざレース開始。「あれ? アーケード版のスタートダッシュのタイミングって、どこだっけ?」と戸惑っていたら、見事に3人……もとい、 “5人” に置いて行かれた。そう、CPU2人が前を走っているのだ。

 スタート間際に登場した2人のCPUは、デカいカートに乗ったクッパとワリオ。てっきり「おじゃまキャラ」的な存在なのかと思っていたら、やたらとアイテムを使ってくる様子もない。妨害役というよりは先導役、ペースメーカーっぽい役割を持っているように感じました。

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 ――というか、そんな分析は置いといて、臨場感がマジでパねえ!! 過去に遊んだどの体感レースゲームよりも「リアル」に近い。路面を走っていればアスファルトっぽい振動が、コースアウトすれば小石を踏んでそうなジャリジャリ感が伝わってきて、本当に運転しているかのよう。

 それも、「車」というよりは「ゴーカート」の感覚に限りなく近い。最初はハンドリングに戸惑ってコースアウトし、徐々に慣れていく感じも、いつか遊園地で乗ったゴーカートそのまま。だけど、周囲に見えるのは『マリオ』の世界という……うっひょー! 最高じゃねえか!!

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 そして何より楽しいのが、やっぱり「アイテム」要素!

 まず、片手を上げてアイテムを取るにも意外と一苦労。というのも、片手を離して運転しようとするとステアリングが荒ぶりだすので、右へ左へ動いてさあ大変。風船につながれた空中のアイテムもふわふわ動いてるし、これを掴むのがなかなか難しいんですよね。

 だけど、ひとたびゲットすればこっちのもんよ! 甲羅はそれなりに当たりやすく、前方を走っているキャラクターに投げてぶつければ超爽快! 「実際に自分の手で投げている感覚」があるので、あの爽快感は本家『マリカー』以上かと。これで三連甲羅とか実装されたら……!

 ちなみに、クラッシュ時の演出は画面がスピンするわけではなく、土煙を上げつつ急減速するような形。なので、その点は酔いやすい人も安心です。振動自体はそこそこ大きく、割と上下左右にぐわんぐわんと揺れますが、僕はほとんど酔いませんでした。

 その証拠に、レースの結果は華麗に1位。途中からは「ドリフトはできない……ならば、徹底的にインを攻める!」などと、普通にレースゲームっぽく走っておりました。もちろん、アイテムは全力で確保してぶん投げまくりつつ。ノールックで後ろに投げてヒットさせるのが快感すぎる……!

 

『エヴァンゲリオンVR THE 魂の座』

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エヴァンゲリオンVR THE 魂の座 - VR ZONE SHINJUKU

 次に体験したのは、『エヴァンゲリオンVR THE 魂の座』

 中学時代、まさに “チルドレン” な年齢だったころにエヴァにハマり、各種グッズを買いあさるのみならず、二次創作小説を読みあさるような方向でも夢中になっていた自分としては、夢に見たVRでございます。……ついに! あの! エヴァの世界に入れる!

 大まかな内容としては、「エヴァに搭乗し、第3新東京市に襲来した第10使徒を殲滅せよ!」というもの。操作方法を説明してくれるスタッフのお姉さんがまた独特で、淡々とレクチャーしてくれていたかと思いきや、途中の迫真の演技がすごかった。

 

「エヴァが操作不能になりましたら、碇シンジのように……コホン、『動け!動け!動いてよぉ!』……と叫びながらレバーをガチャガチャすると、復帰が早まります(キメ顔)

 

 ……うん、わかるわ。「エヴァに乗る」ということは、それすなわち「碇シンジをロールする」ことでもあるわけで、ファンにとっては肝の部分ですものね。実際、仲間内で来ている3人組で、「動けぇぇえええぇぇえ!!」って叫んでる人もいましたし。ズルい! 僕もやる!!

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 こちらは最大3人での体験が可能で、零号機・初号機・弐号機の3機から選んで搭乗する形。僕らは2人だったので、友人は弐号機、僕は初号機を選択。「そういえばアスカってドイツのクォーターじゃね!?」とハイテンションな友人氏には、ドイツと日本の血が流れている。こんなアスカは嫌だ……。

 このVRの魅力は主に2点あると思っていて、まず、エントリープラグへの搭乗〜発進までのシークエンス。これがすっごい丁寧かつ忠実に再現されており、LCLが注水されていく感じが「マジでエヴァだー!」と大興奮。でもその後、「シンクロ率10%……ゴミね(ペッ」的なことをリツコさんから言われ、思わず吹いた(※実際はもっとマイルドな表現です)

 もちろん、ミサトさんやおなじみのオペレーター陣の声も聞こえてきてすんごいワクワクするし、アンビリカルブリッジ内をエヴァ視点でキョロキョロするだけでも楽しい。高いところを職員さんが行き来している動きまで見える。ゲンドウは……いないか、チッ。

 ちなみに、この時点で、一緒に搭乗している人とマイクでやり取りができるようになっているので、キャッキャウフフと会話しながら遊べるのも嬉しいポイント。「マジすげー!」「アニメそのまんまじゃん!」「ずっとミサトさんと話していたい……」「それな……」と。

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 そして、体験のメインとなる、使徒との戦闘。レバーでエヴァを動かし、「……歩いた!」からの派手にずっこけ、「何やってるの!?」はお約束なんですねわかります。……というか、初戦がゼルエル相手とか……ヤバくね? “第10使徒” になっているあたり、新劇場版準拠みたいですね。

 最強の使徒として名高いゼルエルたんが相手ということで、戦闘描写はかなりド派手。割とガンガン目からビーム打ってくるし、すごい勢いでビルが吹っ飛んでく。

 操作に関しては、両手のレバーを前後左右に倒すことで、一応は4方向への移動が可能。ただし、正面には常に使徒を捉えており、使徒を中心に円状に移動する形になっています。なので、自由自在に第3新東京市を走りまわれるというわけではない――と。

 右レバーのトリガーを押すと攻撃。押しっぱなしで連射するので単純ではあるものの、照準の合わせ方はちょっと独特。手元のコントローラーではなく顔の向きで照準を合わせるという、VRゴーグルならではの操作感が新鮮でした。目標をセンターに入れてスイッチ……目標をセンターに入れてスイッチ……。

 使える武器は、アサルトライフル、ガトリングガン、N2ミサイルの3種類。フィールド上に点在している「NERV」マークが書かれたビルに近づき、左レバーのトリガーを押すと武器交換。ただ、出てくる武器はランダムなので、ほとんどガトリングガンでヒャッハーしてた気がする。

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EVANGELION『エヴァンゲリオンVR The魂の座』プロモーションムービー - YouTube

 戦闘中、なぜかゼルエルが友人氏の弐号機ばかり狙っていたので、僕はほとんど被弾せず、「レバガチャ&動いてよ!」を実践する機会には恵まれず。最後は活動限界時間が来てしまい(制限時間)、ゲームオーバー。結構なダメージを与えていたはずなのに……ぐぬぬ。

 あとでTwitterで軽く検索してみたところ、どうやら、N2ミサイルを当てないと勝つのは難しい模様。そもそもN2ミサイルを2人とも見ていないので、運が悪かったのか、立ち回りが下手だったのか……。それでも、大好きな『エヴァ』の世界観を臨場感あふれるVRで体感できて、最高に楽しかった。

 あと、活動限界を迎えてのゲームオーバー演出、テレビ版でも新劇場版でも “喰われていた” ゼルエルが……ゼルエルがあああああ!? という内容で、貴重な体験ができました。まんぞく。

 

『ホラー実体験室 脱出病棟Ω』

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ホラー実体験室 脱出病棟Ω(オメガ) - VR ZONE SHINJUKU

 ホラー&スプラッタが大好きな友人氏たっての希望で体験した、『脱出病棟Ω』。普段からホラー映画もお化け屋敷も避けてきた自分が、まさかVRでホラー体験することになるなんて……。おしっこチビッちゃったらごめんね……。

 体験以前の問題として、こちらのエリア自体がまず異様。ほかのVRアクティビティとは異なり、ブースが仕切られているため、中の様子が見えない。にも関わらず、あちらこちらから常に悲鳴&絶叫だけは聞こえてくるから、僕はもう体験前から顔面蒼白っすよ。友人氏は満面の笑みっすよ。

 最大4人1組でのプレイということで2人で入ろうかと思ったら、スタッフさんが後ろを示しつつ、「差し支えなければ、一緒に入られてはどうですかー?」との提案が。視線の先を見ると、1人の外人さんの姿。友人氏が見るからに外人顔だから、それで「一緒に」とのことなのでしょう。

 「OKOK! バッチコーイ!」なノリでもって、いざ3人で仕切られたブースの奥へ。先に自分の名前(3文字以内)と性別を選択したうえで、座席に座ってVRゴーグル&ヘッドホンを装着。ほかのVRアクティビティと異なり、こちらは振動しない普通の「椅子」に座る感じになっています。

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 内容としては、「友達と協力して、制限時間内に呪われた廃病院を脱出せよ!」というもの。 “お化け屋敷” 的な恐怖体験だけでなく、謎解き要素もあるんですね。しかも “協力” は必要不可欠であり、1人でも死ぬと、全員が殺されてゲームオーバーとのこと。

 ……って、あれ? 大丈夫? 1人、英語がわからない人がいるよ??

 準備を終えて、体験スタート。スタート地点は3人同じで、分かれ道でそれぞれ別のルートに進んでいく流れになっています。――そうそう、プレイヤーはみんな「車椅子」に乗って移動する形になっており、左手のレバーを前後に動かして前進&後退します。右手のコントローラーで懐中電灯を動かし、先を照らしつつ進んでいく感じ。くらいよぉ……こわいよぉ……。

 もしかすると、VRでは「お化け屋敷のように自分の足で歩く」ことがまだ難しいから、「車椅子を前後に操作して進む」形になっているのかな――なんて思ったり。それまでのVRと違って「振動がない」ことの違和感はあったけれど、臨場感は充分にあったように思う。

 一方で、スタートした時点でボイスチャットがつながっており、耳元からは「Oh...so coooool...」とか「All right, all right」とか何とか、2人で感想を話しながら前進している様子。なんかよくわからんけど、とりあえずテンション高く「HAHAHA! Here we go!!」とか言ってみる。たーのしー!

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「ホラー実体験 脱出病棟Ω」(VR ZONE SHINJUKU) - YouTube

 怖い&グロい&生々しいの三拍子そろったビジュアルだけでもドキドキするのに、全方位から聞こえてくるんすよ……いろいろな「音」が。カタカタ……ピチャ……くらいならともかく、ラップ音みたいなのも時折聞こえてくるのはマジでやめてほしい。視覚と聴覚によって感じる臨場感がががががが!

 あと、次々と現れるゾンビたちも不気味だけれど、主要素は「びっくり」ですわ、これ。廊下を進んでいたら、横のドアから突然「バーン!」とゾンビ氏が飛び出てきたときには、完全に不意打ちを食らって「ふゃーーーーーん!!!」とか変な声出たもん。ふゃーーーーーん!!!

 また、別のルートはまた違った恐怖体験に瀕していたらしく、途中からはもう「協力」どころじゃなかった。

 外人さんが「ワーオ……。ワーオ……? ゥワアアアアアァァァァオゥ!」と叫んだと思ったら、今度は友人氏がおもむろに「ブハハハハハハハハ! サイコー!!! オーホー!!!!」と歓喜の悲鳴を上げているし、僕は僕で「HAHAHAHA! はぁ……ひぃいぃいぃいやあぁああああ!!! アカンもうやめtばばばばばくぁwせdrftgyふじこlp」などと、VR酔いと恐怖と緊張感で錯乱していた格好。

 で、最終的には、いつの間にやら合流していた友人氏と並んで、行き止まり? に来たと思ったら、突如としてブラックアウト。

 気づくと、目の前には、手に刃物か何かを持ったゾンビ氏の姿。足を引きずり、少しずつ接近してきたと思ったら、顔を間近に近づけられ、ビチャグチャドバァ! と不快な音が耳元で聞こえ、そして胸だか首だかを勢いよくブスリ! 血しぶきブシャアでゲームオーバーとなったのでした……。

 

最高に楽しかったけど、VR酔いには要注意……

 3つめの『脱出病棟Ω』を終えた時点で、いつの間にかVR酔いが酷くなっていた自分。友人氏に謝りつつ、しばらくダウンして休んでおりました。いやー、『エヴァ』までは割と大丈夫だったんだけど、急に気持ち悪くなってきたのよね……。

 原因はいくつか考えられますが、『脱出病棟Ω』で一気に酔ったことは間違いない。それも、ホラー系VRならではのグロテスクなビジュアルと緊張感というよりは、どちらかと言えば「『脱出病棟Ω』のVRとしてのシステム」が、自分には合わなかったんじゃないかと思います。

 一口に言えば、「揺れないから酔いやすい」説。先の2つはVRゴーグルの中の景色と連動する形で椅子が振動していたけれど、『脱出病棟Ω』にはそれがなかった。その異なる感覚に中枢神経が刺激されて、急速に酔いがまわったんじゃないかなーと。

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施設内にはカフェやストアも併設。

 そう考えると、せめて少しでも休んだうえで『脱出病棟Ω』に向かっていれば、少しは違ったのかもしれません。ネット上の感想を読むと、人によって “酔う” VRはそれぞれに違うものの、酔いやすい人でも「休みながらだったら大丈夫だった」という声も散見されたので。

 なので、(軽度の)乗り物酔いしやすい人であっても、途中で休憩を挟みつつであれば、VRアクティビティを楽しめるんじゃないかと思います。どのアクティビティも長くても10分以内には終わるようですし、途中で気分が悪くなったらスタッフさんに言って離脱することも可能です。

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よくある質問 - VR ZONE SHINJUKU

 もちろん、公式サイトのFAQにもあるように、基本的には勧められません。普段から乗用車でも酔ってしまうという人は、VR自体を避けたほうがいいのかもしれません。

 でも一方で、「波の高い日の船では酔う」とか「気象状況の悪い飛行機では気持ち悪くなる」といった、「条件次第で乗り物に酔う」くらいの症状であれば、短時間のVR体験は問題なく楽しめるように感じました。――僕自身、まさにそんな感じなので。あと、やっぱり休憩は大切。

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『トラップクライミング』『ナイアガラドロップ』のエリア。

 そんなこんなで、最後はVR酔いでダウンしたものの、大満足だった『VR ZONE』。VRのほかにも、プロジェクションマッピングを使った『トラップクライミング』『ナイアガラドロップ』といたアクティビティもあるので、酔いやすい方は先にそちらを体験すると良いかも。

 少々お値段は張るものの、それだけの価値ある体験ができる施設だと感じました。ぶっちゃけ、『マリカー』はもう何回か走ってみたいし、『エヴァ』も『脱出病棟Ω』もリベンジしたいし、ほかにも遊びたいVRアクティビティがちらほら。オープン期間中、あと何回かは訪れてみようと思います。

 

 

施設情報

  • 公式サイト:VR ZONE SHINJUKU
  • Twitter:@vrzone_shinjuku
  • オープン期間:2017年7月14日〜2019年3月末
  • 住所:東京都新宿区歌舞伎町1-29-1(新宿ミラノ座跡地)
  • 時間:10:00~22:00(21:00最終入場)
  • 定休日:なし
  • 入場料:大人800円、子供500円(6~12歳)、5歳以下無料、1Day4チケットセット4,400円

©カラー/©Nintendo Licensed by Nintendo/©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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