――とかくオタクの部屋は物が多くなりがち。
普段からBlu-rayやグッズを買っているアニメオタクは言うに及ばず、年2回のコミックマーケットに行くタイプのオタクならば尚更。薄い本が積み上がり、CDは棚に詰め込まれ、部屋のスペースは日に日に減っていく一方。
そうやって部屋が圧迫され、やがて自分の空間がいっぱいの「好き」で満たされていく様子を見て、僕らは満足げな笑みを浮かべるのです。
とはいえ、自在に空間を拡張できるVRならばいざ知らず、リアルワールドには物理的な制約がある。
しかもそこは、ただでさえ世界的にも「狭い」と言われる日本の賃貸。限りある空間に隙間なく積み上げられた「夢」の数々が、もしも地震で崩れ落ちてきたら――。「それで逝くなら本望だ」と語るオタクもいるかもしれませんが、割とシャレにならないのではなかろうか。
だって僕らは、フィクションの主人公じゃない。
彼ら彼女らのように、異世界転生できるとは限らないのだから。
駿河屋の「あんしん買取」はいいぞ
なればこそ、定期的な部屋の掃除&整頓は欠かせない。
オタクなので、「不要な古いものはまとめてポイッ! きれいさっぱりお片付けしちゃうぞっ☆」なんて劇的な変化は望めないけれど……それでも、ある程度はモノを減らす努力はしているのです。
そういえばと振り返ってみれば、近年は2年に1回くらいのペースで部屋にある趣味のモノを整理していた自分。約10年かけて積もりに積もった同人誌や同人CDを整理するべく、少しずつ減らすようにしてきていた格好です。
その際に心強い味方となってくれたのが、『駿河屋』さん。オタク向けの買取ショップといえば『まんだらけ』や『らしんばん』のイメージが強いけれど、個人的には『駿河屋』が利用しやすく感じられていたので。
というのも――上の記事でも書いていますが――駿河屋には、「あんしん買取」というシステムがある。売りたい商品を検索すると買取価格が表示され、あらかじめ金額を把握した状態でお店に持ち込んだり、宅配で送付したりできるのです。
ネットで自ら査定して、お店に持ち込むシステム。
……ね、簡単でしょ?
個別に商品を検索するのが面倒に感じられる人もいるかと思いますが、自分にとってはこれがありがたいんですよね。
なぜなら、駿河屋の商品データベースがとてつもなく膨大だから。過去に一度きりしかイベントで販売されなかったような同人誌やCD――ほとんど知られていない小さなサークルも含む――までもがデータベースに登録されており、しかも数百円の値段が付くものも少なからずあるのです。
そんなわけで、今回も駿河屋さんのお世話になろうと考え、本棚に詰まっている薄い本やCDの買取を依頼しようと考えていたわけです。……今年の2月頃に。
売りに行くタイミングを失っていたら、タイミングが来た
そう、本来であれば1〜2月頃に部屋の諸々を整理して、売りに行くものをピックアップし、3月には買取をお願いしようと思っていた自分。そして4月には、晴れ晴れとした気持ちと、ちょっとしたお小遣いを手に、新年度を迎えるつもりでした。
ところがどっこい。こんなご時世です。感染症の流行下では物を売りに行くのもためらわれ、先延ばしにしていた格好です。致し方なし。
そうやって売りに行くタイミングを見失ったまま、コミケも開催されず、しばらくは仕方ないかなぁ……と思っていた矢先のこと。駿河屋さんから届いたメールによれば、何やら祭りが開催中らしいじゃありませんか!
期間限定で複数のジャンルの買取価格がアップするとのお知らせ。
商品1点だけでも、買取価格が5〜10%アップ。複数まとめて売れば最大20%アップと、かなーりお得なキャンペーン。冬に突入する前の今の時期に、こんなキャンペーンが展開されている……とくれば、このタイミングで売りに行くしかないのでは……?
そんなこんなで、金曜から今日にかけて、改めて部屋をお掃除。
買取をお願いする商品をまとめつつ、整理整頓に励んでいた格好でございます。プレミアの付いた商品はすでにあらかた売ってしまっているので、そこまで高額にはならないだろうけど……でも捨てるよりはいいよね。
本当はこれまで同様、「売ってきたどー!」という形で記事を書こうと思っていたのですが……。せっかくの期間限定キャンペーンなので、先に情報を共有したほうがいいかなーと考えて、こうしてブログを書いている格好です。
ちなみに一般書籍の取り扱いもあるので、オタクじゃない人にもおすすめ。試しに手元のビジネス書を検索してみたら、100〜500円くらいで買い取ってもらえるようでした。多分、BOOKOFFに売りに行くよりはお得なのでは……? メルカリは使ってないのでわかりませんが!
お時間のある方は、年末年始に向けて、自粛生活で増えた物を整理してみてはいかがでしょう?